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    gnad_uq9

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    gnad_uq9

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    ゼンラさんとYさんと拳さんがわちゃわちゃする話
    内容ないです

    手品 VRCに収容されて、もう両手じゃ数え切れなくなったYはいつもの収容服に着替えてロッカーを後にした。
    ここ数ヶ月は大人しくしていたせいで、VRCに来るのも久方ぶりになってしまった。
    Y談波を効率的にかつ一番可笑しく被害を与えられるか、他の催眠との組み合わせはないか、なんて考え事をしていると、ついうっかり行きたい場所の階を間違えてしまった。
    「やれやれ、私も歳かな。」
    そう呟いて、階段を昇り目的の場所へと辿り着く。すると、いつもの顔馴染みの声がした。なにやら盛り上がっているようで、ゼンラニウムが楽しそうに拳に拍手を送っている。
    「さすがだな。」
    「何やってるのかね。」
    「おお、実は今手品を観ていたのだ。同胞は魔法使いみたいな手捌きだぞ。」
    「へえ、ケンくんがねぇ…。」
    「はい、おっさん。こっち見て。親指が…ハイ!抜けちゃった!」
    そう言って定番の手品をやってみせる拳に、Yは「上手いね」なんて笑ってみせた。
    そうして拳は、幾つかの手品というな宴会芸を披露して見せた。
    キラキラさせた目で拳を見つめるゼンラニウムの隣で、Yが拍手をしながら楽しそうな笑みを浮かべた。
    「では、私も手品とやらを見せようか。じゃあまずはお馴染みの杖を出してっと…。」
    「待って待って、おっさん。その杖どっから出したん?」
    「ポケットからだよ。」
    平然とそう言ってのけるYに、拳は「いやいや」とYの肩を掴む。
    「いやそれ、ポケットには入らない長さじゃない??四次元にでも繋がってんの?」
    「ふふ、秘密。」
    「のぶ◯のドラ◯もんじゃん!」
    「いいからカード選んでよ。」
    「いや、これ杖が気になってカード選べないわ。」
    「小さいこと気にする男はモテないよ。」
    「わりとデカイ事じゃねえ?」
    そう返すと、Yはため息をついてカードをその辺に投げるように捨てた。
    「やーめた。ケンくんあとは片付けてね。」
    そう言って、杖を手に収容部屋に戻っていったYの背を見送りながら、ゼンラニウムが残念そうな声を出した。
    「ムン…同胞の手品見てみたかった。」
    その声に罪悪感からか、拳はバツが悪そうに頭を掻いた。
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