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    伊那弥彪

    ラクガキと二次創作文物置。支部にアップしたりする。

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    伊那弥彪

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    支部に投稿してた現パロうぎゅ

    ##宇妓

    キメツ保育園※年齢設定バラバラ・兄弟間の年齢差激しいなど
    何でも許せる方向けです。




    妓「よぉぉしぃぃ。たけのこ組はグラウンドで自由時間なぁぁ」

    謝花妓夫太郎
    キメツ保育園たけのこ組担当保育士
    見た目に反して世話好きで園児たちから人気者な先生

    伊「ヨッシャァァ!」
    善「何して遊ぶー?」
    炭「んーとねー」

    竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助
    キメツ保育園たけのこ組
    いつも元気いっぱい3人組

    炭「じゃあ妓夫太郎先生ごっこやろー!」
    妓「は?」
    伊「いいぜー!」
    善「じゃ俺からするねー!」
    妓「いやちょっと待てぇぇ。そこの3人組…」
    善「いいなぁぁいいなぁぁ…炭治郎いいなぁぁぁあ。可愛い妹いていいなぁぁぁああ」
    炭「いいなぁぁいいなぁぁ…伊之助いいなぁぁぁあ。逆上がり簡単にできていいなぁぁぁあ」
    伊「いいなぁぁいいなぁぁ…紋逸いいなぁぁぁあ。足が速くていいなぁぁぁあ」
    妓「……(何かジト目で褒め合ってる)」

    妓夫太郎先生ごっことは
    ジト目で妬ましそうに相手の良い所・羨ましい事を言い合う謎の遊びである。

    善「俺善逸な!?いい加減覚えろよぉぉ!」
    炭「いいなぁぁいいなぁぁ…善逸いいなぁぁぁあ。伊之助に名前間違われていいなぁぁぁあ」
    善「いや良いわけないじゃん!」
    妓「…(これの何が楽しいんだ?)」

    園児たちの謎の遊びに困惑する妓夫太郎先生だが、まぁ罵り合うよりはマシか…と、見守るのだった。

    炭「いいなぁぁいいなぁぁ…妓夫太郎先生いいなぁぁぁあ」
    妓「次は俺かよ…」
    炭「撫で撫でするの上手でいいなぁぁぁあ」
    伊「いいなぁぁいいなぁぁ…妓夫太郎先生いいなぁぁ。弁当いつも美味そうでいいなぁぁ。俺にも作ってきてくれねぇかなぁぁ」
    善「いいなぁぁいいなぁぁ…妓夫太郎先生いいなぁぁ。可愛い妹がいていいなぁぁぁああ」
    妓「善逸、お前そればっかだなぁぁ」

    「まぁ褒めてくれてありがとなぁぁ」と3人の頭を優しく撫でてあげる優しい妓夫太郎先生だった。

    「お。たけのこ組は面白そうな遊びやってんな!」
    妓「この声は…」

    後ろから聞こえてきた男前の声に、妓夫太郎先生と善逸が眉間にシワを寄せた。

    天「何なら俺らすみれ組も一緒に遊ばせてくれよ」

    宇髄天元
    キメツ保育園すみれ組担当保育士
    イケメンで女子園児からもママさんたちからも大人気

    須「天元先生ぇ〜、何して遊ぶんですかぁ〜?」
    雛「妓夫太郎先生の真似しながら天元先生の好きなところ言えばいいんですか?」
    ま「じゃあアタシから言うー!!」

    雛鶴、須磨、まきを
    キメツ保育園すみれ組
    天元先生大好きな美少女3人組

    ま「いいなぁぁいいなぁぁ!天元先生いいなぁぁ!カッコよくて背ぇ高くて!優しくて!」
    須「いいなぁぁいいなぁぁ!天元先生いいなぁぁ!お嫁さんにしてほしいなぁ!」
    雛「いいなぁぁいいなぁぁ。天元先生いいなぁぁ。この前転んだ時すぐ来てくれてよしよししてくれて嬉しかったなぁぁ」
    天「ハハ。何だ照れるじゃねぇか」

    美少女3人組に熱烈に褒められ、満面の笑顔の天元先生。3人の頭を優しく撫でてあげる。

    伊「……え?何か違くね?」
    炭「うん。何か俺達の妓夫太郎先生ごっことは違うね」
    善「妓夫太郎先生…俺あの先生嫌い」
    妓「大丈夫だ善逸。あれは男なら誰だって妬ましくなるからなぁぁ」

    嫉妬のオーラに包まれている善逸を慰めるように妓夫太郎先生は善逸の頭を優しく撫でてあげる。

    カ「何してるの?」
    炭「あ、カナヲちゃん!」

    栗花落カナヲ
    キメツ保育園すみれ組
    大人しめの美少女

    善「妓夫太郎先生…たけのこ組とすみれ組の男女比おかしくない?」
    妓「大丈夫だ善逸。うちにもちゃんと女の子いるしすみれ組には男の子いっから…」

    ただ構成上居ないように見えるだけである…

    カ「妓夫太郎先生ごっこ?」
    炭「うん。そうだよー。俺達が大好きな遊びだよー」
    妓(大好きなんか…)
    ま「ねぇねぇ!カナヲちゃんも天元先生の良いところ言おう!」
    カ「え?」
    炭「羨ましい事でも大丈夫だよ」
    カ「羨ましい事…天元先生の羨ましい事…」

    うーん…と真剣に悩むカナヲ。簡単に出てこないところからカナヲはそこまで天元先生に心酔していないようだ。

    カ「…妓夫太郎先生の真似しながら言うの?」
    炭「そうだよ。「いいなぁぁいいなぁぁ天元先生いいなぁぁあ」って」
    妓「何で俺の真似すんだよ…」
    天「特徴あるの真似すんのは子供ならではだからな。諦めろよ、妓夫太郎先生」
    妓(つかいつ見られたんだよ…子供の前じゃ気ぃつけてんのに…)
    カ「じゃ、真似してみるね」
    炭「うん!」
    カ「いいなぁぁいいなぁぁ。天元先生いいなぁぁ。優しい妓夫太郎先生とちゅーできていいなぁぁ」

    無垢な少女のその一言が、一瞬でその場を凍り付かせた。

    妓「なッ…」
    炭「え?ちゅー?」
    伊「ちゅーて何だ?食いもん?」
    善「いやちゅーはちゅーだよ」
    雛「」
    ま「」
    須「」

    ちゅーをよく理解できていない炭治郎と伊之助、ちゅーは理解できてるが妓夫太郎先生と憎き天元先生がちゅー?と混乱している善逸、完全に固まっているすみれ組美少女3人組。そして、ワナワナと小刻みに震え、赤面している妓夫太郎先生。
    そんな中、1人だけ満面の笑顔でカナヲに語りかける天元先生…

    天「よーしカナヲ。どうしてそれ知ってるんだー?」
    カ「え?えっと…この前帰ろうとした時に、忘れ物思い出しちゃって…その時職員室の前通ったら、天元先生と妓夫太郎先生がちゅーしてるの見えて…」
    天「そっかそっかー。それ、誰かに言ったかー?」
    カ「しのぶお姉ちゃんに」

    胡蝶しのぶ
    カナヲを世話している胡蝶姉妹の妹。高校生。

    天「そうかー。それで、しのぶお姉ちゃんは何か言ってたかー?」
    カ「えっと…他の人には言っちゃダメだよって……あ」
    天「うん、そうだなー。これからはちゃんと内緒にしようなー」

    怒ることなく、優しくカナヲの頭を撫でる天元先生。そんな天元先生に申し訳なさそうにカナヲは「はい」と返事をする。

    天「大丈夫。そんなしょんぼりするな」
    炭「そうだよカナヲちゃん!しょんぼりしないで!」
    伊「おうよ!しょんぼりしてたって楽しくねぇだろ!」
    善「うんうん!女の子は笑ってた方が可愛いよ!」

    しのぶの言いつけを破ってしまい落ち込むカナヲを元気いっぱい3人組が元気づける微笑ましい光景。

    天(まぁ…1番しょんぼりしてんのは……)

    天元先生が視線を向けた先では…
    真っ赤な顔を両手で覆い、座り込んでしまった妓夫太郎先生の姿…

    天(耳まで真っ赤…抱きてぇなぁぁ)

    ムラムラッときた天元先生だが、園児の前なので何とか欲情を抑え込んだ。

    ま「うわぁぁん!!いいなぁぁいいなぁぁ!妓夫太郎先生いいなぁぁぁ!!」
    須「天元先生とちゅーできるなんていいなぁぁッ!!」
    雛「いいなぁぁ!!」
    妓「それを大声で言わないぃぃッ!!」
    伊「あ、妓夫太郎先生ごっこだ」
    炭「うん。あれは妓夫太郎先生ごっこだね」
    善「女の子に囲まれてるけど、あれはあんまり羨ましくないなー」
    妓「お前らぁぁッしばらく妓夫太郎先生ごっこは禁止なぁぁぁッ!!」

    たけのこ組3人が「ええぇぇぇぇ!!」と残念そうに叫ぶも、その後しばらく妓夫太郎先生ごっこは禁止になりました。


    ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

    キメツ保育園よもぎ組教室前にて

    玄「あ、兄ちゃん……」

    不死川玄弥
    キメツ保育園よもぎ組
    目付き悪いけど良い子

    実「あ?今、何つった?」
    玄「あッ!」

    不死川実弥
    キメツ保育園よもぎ組担当保育士
    見た目メッチャ怖くて厳しいけど、何だかんだで面倒み良い。玄弥の兄。

    実「玄弥お前…保育園じゃ、ちゃんと先生って呼べって言ったよな?」
    玄「ご、ごめん兄ちゃ…あ」
    実「言ったそばから兄ちゃんて呼ぶんじゃねぇ!」

    公私混同したくない実弥先生は、実弟の玄弥には他の子以上に厳しくしてしまう癖があった…。

    玄「ごめんなさい先生…」
    実「次間違えたら頭コツンだからなっ」
    玄「はい…」

    たくっ…とため息をつきながら去っていく実弥先生の背を見送りながら、涙を堪える玄弥…そんな時、後ろから優しく声をかけてくれたのは…

    妓「んあ?玄弥じゃねぇかぁ。どうしたぁぁ?」
    玄「あ…妓夫太郎先生…」
    妓「何だ何だぁ?まぁた実弥先生に怒られたのかぁぁ?」
    玄「うっ…ぉ、俺が悪いから…保育園じゃ先生って呼べって何回も言われてるのに、兄ちゃんって呼んじゃう俺が…」
    妓「ん〜それはしょうがねぇよ。だって実弥先生は玄弥の兄ちゃんだろぉぉ?つい普段通り呼んじまうのは仕方ねぇよぉぉ」
    玄「でも…やっぱり…」
    妓「弟や妹は兄ちゃんに甘えたくなるもんだぜぇぇ。うちだってそうだからなぁぁ」
    玄「ぅ、え?ぁ、甘えていいの?」
    妓「当たり前だろぉぉ。兄ちゃんっつうのは下の兄弟に甘えてほしいもんなんだからなぁぁ。まぁ、実弥先生の気持ちも分かるから、家でしっかり甘えてやれよぉぉ」

    優しく微笑んで玄弥の頭を撫でてあげる妓夫太郎先生。そんな妓夫太郎先生の優しさに気持ちが込み上げてきてしまった玄弥は…

    玄「うぅぅッ!兄ちゃぁぁんッ!」

    つい妓夫太郎先生に抱き着いて泣き出してしまう。

    妓「うん、まぁ、俺ぁお前の兄ちゃんじゃねぇけどなぁぁ。今日だけは良い……」
    実「ゴルァァァァァァァァッ!!!謝花ぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!人の弟取るんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」
    妓(あ、ウゼーのがようやく来た…)

    実は玄弥が心配で角からずっと覗いていた実弥先生…
    大事な弟が妓夫太郎先生に取られまいとブチギレながら駆け付けて、玄弥を妓夫太郎先生から引き離す。

    玄「え?あ…にぃ…実弥先生…」
    実「そこは兄ちゃんだろ!!」
    玄「え?え??」
    妓(面倒くせぇ兄ちゃんで玄弥苦労してんなぁぁ…まだ保育園児なのに…)

    「厳しくすんのもほどほどになぁぁ」という妓夫太郎先生の忠告に対し、「テメェは妹に甘すぎんだよ!」と逆に忠告する実弥先生だった。


    ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

    キメツ保育園よもぎ組の教室は今、とてつもなくうるさかった…

    梅「ヤダヤダヤダァァァァ!梅はたけのこ組に行くのぉぉぉぉ!!!」

    謝花梅
    キメツ保育園よもぎ組
    わがままだけど割と良い子。美少女で妓夫太郎先生の妹。お兄ちゃん大大大大大大大好き。

    実「だぁぁ!お前はよもぎ組だって言ってるだろ!」
    梅「イヤァァァァァァ!!お兄ちゃんのたけのこ組が良いぃぃぃぃっ!!!!」

    床でジタバタと泣きじゃくる梅。最早よもぎ組恒例となっている光景である。

    実(アイツマジで妹甘やかしすぎなんだよっ!!)

    妓夫太郎先生にしてみたら、大事な大事な妹を自分の目の届かない(と言っても隣の組)場所に置いておくというのはかなり厳しくしたつもりである。

    善「妓夫太郎先生ー。よもぎ組から梅ちゃんの泣き声が…」
    妓「ぐっ…いや、分かってるっ。分かってっけど!ここは堪えるッ!行きてぇけど堪えなきゃッ!卒園したら小学校に行かせなきゃなんねぇし!グゥぅッ!」
    炭「妓夫太郎先生頑張れー!」
    伊「何か知んねえけど頑張れー!!」

    という感じに、梅の未来のために堪える妓夫太郎先生であった。
    そして、場面はよもぎ組に戻り…

    梅「お兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」
    実(絶対ぇ来るなよ謝花!)
    玄「あ、あの梅ちゃん…泣かないで…そ、その…実弥先生も困ってるし…」

    困惑しながらも泣きじゃくる梅に近寄って落ち着かせようとする玄弥。そして、

    恋「梅ちゃん大丈夫だよ。わたしも一緒にいるからね」

    素山恋雪
    キメツ保育園よもぎ組
    梅の1番の友達。大人しく優しい子。

    恋「よしよし」

    泣きじゃくる梅の頭を撫でてあやす恋雪。同い年なのな恋雪がお姉ちゃんに見えてしまう。
    恋雪に撫で撫でされ、梅はようやく泣き止み、ムスッとした表情ながらもムクッと起き上がる。

    恋「もう大丈夫?」
    梅「……ん」

    コクンと頷く梅に、恋雪と玄弥はホッとする。

    実(恋雪がうちの組で良かったわ)

    よもぎ組は、実弥先生の厳しさと恋雪の優しさで成り立っているようなものだった。

    梅「うぅぅッ…でもやっぱりズルいッ」
    実「ん?」
    梅「玄弥ズルいぃぃぃぃ!!!」
    玄「え!?俺!?」

    突然名指しでズルいと叫ばれた玄弥は困惑し、あたふたと取り乱す。

    実「おい。何で玄弥がズルいんだ?」
    梅「だってだってぇぇ!!玄弥は大好きなお兄ちゃん(実弥)とずっと一緒なのに梅は違うんだもぉぉぉん!!!」
    玄「え、あ、うんッ。確かに大好きな兄ちゃんと一緒だけどさ!俺、保育園の時は先生て呼ぶようにしてるから…!」
    梅「ズルい!ズルいぃぃぃぃ!!!」
    恋「よしよーし。梅ちゃーん」

    再び駄々をこねだした梅、そんな梅をあやす恋雪、あたふたする玄弥。そして…

    実(大好きな兄ちゃん……)

    弟玄弥の言葉にほわほわしている実弥先生……

    この日の実弥先生は普段より優しかったという。



    ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


    本日も色々とあったキメツ保育園の1日ももうすぐ終わりに近付いていた。

    炭「さよーならー妓夫太郎先生ー!また明日ー!」
    妓「あーさよーならー。まあ後で梅を迎えに行くけどなー」

    園児を帰した後も仕事のある妓夫太郎先生は、妹である梅を、パン屋を営んでいる炭治郎の家で預かって貰っている。そして迎えに行く時に朝食のパンを買って帰るのが習慣となっていた。

    梅「お兄ちゃぁん!早く帰ってきてねー!」
    妓「おー。良い子で待ってるんだぞぉぉ」

    満面の笑顔で腕をブンブンと振りながら炭治郎とその母と共に帰っていく梅を、ヒラヒラと手を振りながら見送る妓夫太郎先生。

    天「兄妹ふたり暮らしって苦労するなー」

    妓夫太郎先生の後ろから声をかけてきたのは本日関係が園児にバレてしまった天元先生。

    妓「職場じゃもう話し掛けんなぁぁ」
    天「いやあれは俺のせいじゃねぇだろ」
    妓「元はと言えばお前が職場でキスなんかしてくっからだろうがぁぁ」
    天「お前だって乗り気だっただろうが」
    妓「乗り気じゃねぇよぉぉっ」

    そんな会話をしながら2人は職員室へと向かう。

    妓「見られたのがカナヲだったから良かったものの…」
    天「まぁ最悪保護者からクレーム来るわな。カナヲの保護者が寛大で助かったぜ」
    妓「お前ぇ…絶対ぇ反省してねぇなぁぁ?」

    職員室につき、天元先生を下からギロリと睨みつける妓夫太郎先生。園児が見たら泣き出してしまう程の迫力だが、

    天「んな上目遣いで誘ってくるなよ」
    妓「上目遣いでもねぇし、誘ってもねぇぇぇっ!」

    天元先生にはその睨みは一切効かなかった。

    天「まぁそんな怒鳴るなよ。反省はしてっからさ」
    妓「あぁ?本当にかぁぁ?」
    天「あぁ。反省してる」

    そう言いながらも、天元先生は妓夫太郎先生を机に押し倒し、その整った顔を妓夫太郎先生に徐々に近づけていく。

    妓「お前っ、全っっ然反省してねぇじゃねぇかぁぁッ」
    天「してるって。園児がちゃんと帰ったか確認せずにお前にキスした事を」
    妓「そっちをかよ!」

    互いの吐息が届く程の至近距離。またこの瞬間を園児に見られたら…

    天「大丈夫だって。今日はちゃんと忘れ物ないよう何度も確かめさせたし…お前だってそうだろ?」
    妓「ッ」

    「何度も確かめてたの隣から聞こえてだぞ」とクスッと笑う天元先生。  

    確かにいつも以上に何度も忘れ物がないか確かめさせた。それはやはりカナヲのように忘れ物を取りに帰って来ないよう…
    また恋人とキスをしているところを園児に見られないようにと、思った為…

    天「俺だって公私混同するつもりはねぇよ。でもやっぱ、好きな奴には触れていたいもんだろ」

    そう囁きかけ、目を細め、笑みを浮かべながら、天元は妓夫太郎の口へ唇を落とす。

    妓「んッ、んンッ…」

    好きな奴には触れていたい…
    それは妓夫太郎も同じで、目を閉じて天元からの濃厚な口づけを受け入れる。

    今は誰にも邪魔されない…

    2人だけの時間……


    の筈が……


    実「………は?」

    ガラガラっと職員室の引き戸が開く音と共に聞こえてきた同僚の声……

    天・妓「あ」
    実「……」

    園児の事ばかり気にして、1番残っている可能性大の同僚の事をすっかり忘れてしまっていた両先生…

    実「職場で何やってんだテメェらぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!!」

    その後、真面目な実弥先生にその場で正座させられ、長い事説教された妓夫太郎先生と天元先生だった…

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