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    btiotk

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    btiotk

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    ベッターにも投げてたデアアイ

    #デアアイ
    deer-eye

    ちゅんちゅんと鳥の囀りが聞こえてくる。
    頭をシーツに擦り付けるとゴリゴリとした感触がした。
    珍しくデアンが寝ており、どうやら腕枕をしてくれたようで頭の下にがっしりとした腕がある。
    彼と同じ目線で顔を合わせるなんてそうないのでなんだか新鮮な感じ。
    寝てることをいいことにほっぺたを触ってみたり三つ編みが解けた髪をいじったり。
    するともぞりと動き、目がゆっくり開く。

    「あ、いざっく…」
    「おはよう、デアン。君もそんな顔するんだねぇ」

    眠そうな顔で名前を呼ばれ思わず笑ってしまう。
    ここにきて随分人間らしくなったなと思い起きあがろうとする。

    「っ?!あ、いたたた…いたい…」
    「すまない…、無理をさせたようだな」

    ずきんっと腰に痛みが響きぼふんっと枕に埋もれる。着替えをとってくるとデアンがベッドを出る。…立てなくなるほどしたかなぁと思い横になるとデアンの背中や肩に沢山の引っ掻き傷と噛み跡がついていて顔が一瞬で熱くなる。爆発したとは言わずとも湯気くらいは出てると思う。
    あまりにも居た堪れず布団を被りなるべく見ないようにした。
    ぎしりとベッドが沈みなんだ?と顔を出すと、チュッとキスされる。

    「へ」
    「すまん、…悪戯と言うものをしたくなった。」

    そう言ってデアンは顔を緩め、着替えを渡される。起き上がれないので起こしてもらい、着替えると

    「アイザック、顔が真っ赤だぞ?」
    「なっ、あっ!!もう!笑うなよ!!!!こらっ!君分かって…もー!!!最近意地悪だぞっ!!」

    顔を真っ赤にしてる僕を見て珍しく笑い声を上げながら笑うデアンにぽこぽこと対して力が入ってない手のひらで叩く。
    パシッと手首を掴まれ引っ張られると、そのまま抱き締められる。ちゅっ、ちゅとキスされてまるで機嫌を直せと言わんばかりにあやされていく。

    「も、もうっ誤魔化されないぞ…!」
    「む、困ったな…。ならどうすれば機嫌が直る?」
    「じ、じゃあ…今日1日僕のことお世話してくれよ。誰かさんのせいで立てないんだから」
    「了解した」

    そのまま抱き抱えられて行く。
    さて、どんなわがままをいって困らせてやろうかな。
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    kanamisaniwa

    DONEデアアイ600年後√(子孫と再構築)、友情出演ヤチマ月の侵攻は、600年前よりも苛烈だった。
    月側は600年前のディアスポラ撃破をインシデントとし、少数精鋭での各島毎の殲滅に舵を切った。
    そのため、月の侵攻を空の民が認識したと同時に小さいが島が一つ落ち、翌日にはそのとなりの中規模の島に先行部隊のω3が侵攻。あっという間に空の民達を駆逐していった。
    だが、月側にもトラブルがないわけではなかった。

    (侵攻は計画より47%遅延。不確定要素を計算にいれても遅れすぎている。先代ω3ヤチマの離反だけでは理由として不十分だ)

    ω3の中でも戦闘に特化した最強の戦士であるデアンは、そんなことを思考しながら目の前に躍り出てきた空の民を一なぎにする。
    骨が砕ける音、悲鳴、逃げ惑う声、破壊音。
    そのどれもがデアンの興味をひくものではない。ただアドレナリン消費の足しになるだけだ。
    やがてあらかた砕きつくし周囲が静まり返ったときだった。
    かたり、とわずかに聞こえた物音、ω3のなかでも戦闘特化であるがゆえに拾えた音をデアンはたどった。
    慌てていたのか乱雑に隠された地下室への扉を蹴り破る。短い階段を降りたさきにいたのは、ひょろりと細い男だった。

    「まだ居たか」
    6291

    kanamisaniwa

    DONE最終章後生存√デアアイ。デアンはアラヤチとともに月で復興作業なうなお話です。友情出演は鮫←「えっ?なに、ヤチマなんだって??」
    『バケだ。デアンはバケに行く』
    「聞き返しても同じだった!色々突っ込みたいんだけどちょっと待って!」

    アイザックは耳元にあてた通信機から聞こえるヤチマに叫ぶように返事をしながらアウギュステの砂浜をジグザグに走っていた。
    アウギュステの砂浜を走ると行っても可愛い彼女と「ほーら捕まえてごらんなさい♪」みたいな楽しいことをしているわけでは決してない。
    骨の髄までエンジニアであるアイザックには物心ついてこの方彼女らしき女性が出来たことはなく、あわせて夏のアウギュステなんて高級リゾートに縁はなかった。
    だが、アイザックは今年は散々世話になったグランサイファーの団員達に誘われてここアウギュステに来ており、ンニだのンナギだのといった海の恵みに舌鼓をうっていたのだが。
    いたのだが。

    『アイザック、なにか忙しい?』
    「忙しいというよりなにかがおかしいかな?!」
    『落ち着けアイザック。状況を冷静に報告しろ』
    「やぁ相棒久しぶり!状況はアウギュステで空から鮫が降ってきているよ!!」
    『は?』
    「だから!!空から鮫が!!降ってる!!」

    シャァァァクなる鳴き声を上げな 2173

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    そのため、月の侵攻を空の民が認識したと同時に小さいが島が一つ落ち、翌日にはそのとなりの中規模の島に先行部隊のω3が侵攻。あっという間に空の民達を駆逐していった。
    だが、月側にもトラブルがないわけではなかった。

    (侵攻は計画より47%遅延。不確定要素を計算にいれても遅れすぎている。先代ω3ヤチマの離反だけでは理由として不十分だ)

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    そのどれもがデアンの興味をひくものではない。ただアドレナリン消費の足しになるだけだ。
    やがてあらかた砕きつくし周囲が静まり返ったときだった。
    かたり、とわずかに聞こえた物音、ω3のなかでも戦闘特化であるがゆえに拾えた音をデアンはたどった。
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