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    IulmLk

    @IulmLk

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    IulmLk

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    昔始まりだけ書いて忘れてた桃娘♂ナさんのカルアシュ(アシュくんでてません)

     覚えている中で一番古い記憶はでっぷりと腹部に脂肪を纏い見るからに豪華な衣類で着飾った老人が、肋が浮いている痩せっぽちで裸という正反対の格好をしたオレの体に刃を突き立て、じわりと滲んだ血液を舐め、歪んだ笑みを浮かべ賞賛をされた初めて身を売った日の事だろうか。
     『おぉ、まるで本物の桃の果汁を啜っているかのようだ!まさに幸福の味だ!』
     そうか。オレは幸福の味がするのか。何よりだな。
     
     白い何も無い部屋にむせ返る程甘い桃の香りがする。一部屋に集められた見目麗しい少年少女は〝出荷待ち〟の者達だ。
     彼女達は桃娘と呼ばれ、離乳後から桃と水だけを与えて育てられている。その体臭は桃の香りを放ち、体液は甘く、病いに効くとされ、薬または性玩具として存在する。
     しかし皮肉な事に病いに効くとされる桃娘自体は栄養の偏りのせいで体が弱く、心臓に負担がかかると命を落としてしまう確率も高く、一度の性交で亡くなる事も多い。
     あまりにもコストパフォーマンスが悪く、クレームも後を絶たない。考えた店の人間は、挿入を禁止としてそれ以外の死なない程度の行為に価格を設定し〝味見〟と称して一時間制で少年少女を売った。何度か通い詰めて、諸注意を聞いた上で尚〝味見〟以上を求め大枚をはたいた者にのみに〝出荷〟されていく、と〝出荷〟されていった二つほど歳上の姉のように慕っていた少女は言っていた。
     
     平時は一室に全員纏められ何をするでもなくただぼんやりと過ごし、〝味見〟の際にだけ個室に移動する。
     常連客の男はオレを大層気に入っているようで月に何度も訪れてはオレを貪り、余った時間で外の話をしてくれた。
     

     
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    IulmLk

    MOURNINGお部屋公開で没にした軟禁するふみ慧(推敲どころか完成してません。ちょい長めの妄想ツイだと思っていただければ)
    「俺の部屋から出ていって」
     ここ一ヶ月で何度も聞くこととなったその言葉の本質は何を意味しているのだろうか。
     始まりは一ヶ月前の夜だった。理解が決めた門限を過ぎても帰ってくる兆しのない猿川以外は皆夕食と入浴を済ませてリビングで寛いでいた時、ガチャッと玄関のドアが開く音が聞こえた、と思ったすぐ後にバタッと何かが倒れる音が聞こえた。何事かと依央利、理解、テラの三人が見に行くと血を流して倒れている猿川がいた。救急車を呼ぶか警察を呼ぶかと慌てふためく声に集まった天彦と大瀬を含めた住人たちを制してふみやは淡々と指示をだした。
     理解に救急車や警察への電話を止めさせ、依央利に止血用のタオルと水の用意、大瀬とテラに血で汚れた玄関の掃除、そして天彦に猿川を猿川本人の部屋ではなくふみやの部屋へと運ぶように頼んだ。一階の猿川の部屋ではなく何故わざわざ二階のふみやの部屋なのかという当然の疑問に誰も気が付かないまま、天彦によって運び込まれた猿川がそっとベッドに寝かせられる。呼吸と脈を確認して、所々切り裂かれている服を捲りあげる。無数の打撲創や切創はあるものの額からの出血がほとんどのようだった。額は傷口が浅くとも大袈裟な程に出血をする。
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