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    ChomChima

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    @ChomChimaのぽいぴく。ハーメルンのスラー聖鬼軍中心。ガイコキュなど。

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    ChomChima

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    ハーメルンのバイオリン弾き 現パロ設定。楽しいところだけ考えた。

    ハーメルン現パロ設定20XX年、アメリカ。ノースパラダイスという組織から、ハーメルンという麻薬が出回っていた。その麻薬には強い中毒性があり、効き目が切れると凶暴化し、最悪の場合殺人事件に発展してしまう。凶暴化した状態をマゾクと呼び、人々は怯えていた。実はこの麻薬は服用者の遺伝子情報に入り込み異形の怪物に変えてしまう薬だった。服用すると一時的に症状が無くなるが、薬を買う金が無くなり効き目が切れることでマゾク化。マゾク化した人間は周りに危害を及ぼすものの、いつの間にか回収されていきその全容が分からないままとなっている。
    スタカット孤児院にいたフルートは、同じ孤児院で仲良くしていた友人が半マゾク化してしまい、人間に育ての親(孤児院の先生)を殺されてしまった。怒りと悲しみで途方にくれている中、ある噂を耳にする。
    路上で演奏している左利きのバイオリン弾きに、投げ銭と一緒にマゾク退治の依頼のメモをつけておくと、書かれている内容によってはマゾクを退治してくれるらしい。フルートはなけなしの小遣いをはたくつもりで左利きのバイオリン弾きを探して街に出た。

    ハーメル:カラスを連れたバイオリン弾き。いつもは路上でバイオリンが弾いて日銭を稼いでいるが、投げ銭にメモを付けて置くとマゾク狩りに出向いてくれる。もしくはマゾクによる騒動が近くであると退治してくれるが、後で高額な料金を請求する。マゾクはハーメルが持っている解毒薬で人間に戻るが、マゾク化が進行しすぎていると効かないため、退治しないとならない。解毒薬はハーメルの血から作った血清。
    ライエル:表向きは製薬会社の研究員。まだハーメルの血が濃く、マゾク化を制御出来ない時に研究員だった両親を殺されてしまう。が、両親の遺志を継ぎ、ハーメルの血から血清を作ることに成功、ハーメルの根城を用意したり、武器を調達したりと後ろ盾をしている。
    フルート:幼い頃にスタカット孤児院に捨てられた、15歳の女の子。その地方にいる半マゾク化した麻薬の売人に孤児院の先生や仲間を殺されてしまう。ハーメルにマゾク退治を依頼し、料金が払えないためライエルの会社で下働きをしながらハーメルのサポートをして借金を返すことになる。

    ケストラー:最大犯罪組織 「北の旅団」のボス。麻薬取引、人身売買、サイバーテロなどあらゆる犯罪を手引きしている。麻薬「ハーメルン」は実はケストラーの血から作られている。
    ベース:警備会社ノルトヒンメルの社長。実際は北の旅団のフロント企業。主に麻薬「ハーメルン」を市場に流し、マゾク化した人間を回収、裏で生物兵器として使用している。
    ドラム:「北の旅団」の幹部。あまり頭は良くない。
    ギータ:連邦警察本部長 ノルトヒンメルの情報を買ったり、警察の情報を流したりしている。
    サイザー:ノルトヒンメルの役員。裏ではハーメルンの売買に関わっている。ケストラーの娘、ハーメルの双子の妹。サイザーの血からは麻薬は作れないため、娘とはいえ存在はそこまで重要視されていない。
    パンドラ:ケストラーの子どもを身ごもる為に召し抱えられた妻のうちの1人。しかし出産直後、オーボウと共に逃走。その時サイザーを取り上げられてしまう。ライエルの両親の元に身を寄せたが、12年前、ハーメルの暴走時に重症を負い、植物人間状態となる。中央病院に入院していたが、ベースの手によりノルトヒンメル社の息のかかった別の施設に移された。
    オルゴール:表向きはノルトヒンメル社で働いているハッカー。監視カメラの解析や情報を入手している。
    ヴォーカル:ベースに雇われている殺し屋。オルゴールの情報を元に、要人などの暗殺を請け負っている。殺人に快楽を見出す。実はケストラーの息子でもある。ヴォーカルの血からはハーメルンは作れない。

    ホルン:SF地方を治める領主。引退はしているが、領民からの信頼は厚い。虚弱体質で普段はベッドから起きられない。手を握った者の心の中を見抜く力を持つ。実はフルートの母。リュートが「北の旅団」の調査とフルートの捜索で家を空けているため、秘書のパーカス、クラーリィに領主の仕事を任せている。
    パパ・シターン:マフィア「スラーファミリー」のドン。「北の旅団」の横暴を止めるために各地に根回しをしている。妻はホルンの妹アルト。北の旅団の調査を進めているうちに、フルートの誘拐に北の旅団が関わってることを知り、捜索にも力を貸している。
    コキュウ:スラーファミリーの若頭。暗器を使った暗殺が得意。
    ガイタ:スラーファミリー次男。爆薬の扱いに長けている。
    ゴーン:スラーファミリー三男。天才ハッカー。
    リラ:スラーファミリー長女。普段は証券会社に勤めている。
    ショウ:スラーファミリー末弟。まだ子どもだが、コキュウと暗殺チームを組むことが多い。ピアノ線が武器。
    リュート:ホルンの息子。幼い頃に攫われたフルートを探している。
    シュリンクス:連邦警察の次長。マゾク化事件を追っているうちに北の旅団と連邦警察の上層部が繋がっている証拠を掴んでしまう。その事に気付いたギータの手によって、妻ショームと共に暗殺されてしまう。
    トロン:シュリンクスの息子。ギータによるシュリンクス暗殺の際、すんでのところでホルンの元に保護される。北の旅団への復讐を誓う。
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    ChomChima

    MOURNING昔書いたコキュリュその2。悪夢にうなされるリュートくんがコキュウ兄さんに少し救ってもらう話。大人っぽいコキュウ兄さんとかっこよく戦うリュートくんが書きたかったです。
    薄明の誓い夢の中ではリュートはいつも一人で、魔族の大群に囲まれていた。生暖かく血なまぐさい風が頬を撫でる。瓦礫の山に立つリュートが身の丈ほどもある剣を振り回すと、同心円状に衝撃波が拡がりその場にいた魔族がなぎ倒された。咆哮、悲鳴、地鳴り。音としてでは無く、脳内で認識される。いやに体が重たく動きづらいのもいつもの事だった。夢の中のリュートは焦っている。逃げ惑う魔族を追いかけて、一匹残らず始末しなければならないのに。蜘蛛の子を散らすように逃げる魔族の一体を掴み、両手に法力を込めて引きちぎる。一度では飽き足らず、何度も拳をその魔族に叩きつけた。肉を抉る感覚が妙にリアルだった。水風船のように破裂する内臓も、指にまとわりつく血も、全てが不快だった。いや、果たして本当にそう思っているのだろうか。どうして執拗に、繰り返し嬲っているのだろうか。リュートには分からなくなっている。そして魔族の肉片は宙を舞う。だめ、見てはいけない。抵抗したいのに、目が離せない。飛び散る魔族の頭部が、回転しながらぐるりとこちらを向いた。嫌だ、止めて。
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