ゆい恋2コラボ ゲ千字書きさんがSSにしてくれる②単調な作業は眠気との戦いだ。星が見え始める時間ともなれば余計に。俺と千空ちゃんは閉店後のレストラン・フランソワのテーブルを借りて、各々の日常業務を片付けていた。
お互いの仕事に嘴は突っ込まないように背中合わせに手を動かしながら、眠気覚ましに連想ゲームをする。と言っても、手元が狂わないようにシンプルに自分の好きなものを挙げるだけ。これは、コミュニケーションの意味もある。
「じゃあ俺からいくよ!『コーラ』」
「ー、『ラーメン』」
「それは猫じゃらしラーメン?」
「できれば小麦粉がいいがな」
千空ちゃんはくつくつと笑う。だよね〜!と笑い返しつつも、この世界でラーメンにありつけるだけ十分に幸せだとも思う。
「んじゃ、『かわいい女の子』♡」
2200