おっぱいの日おっぱい。それは幸せの塊。一揉みすれば、日々の悩みなんて消え去り、頭の中はおっぱいの文字に埋め尽くされる。揉みしだき、吸い付き、顔を埋めれば、もうそこは天国だ。
「トニー」
ふと視線を上げれば、スティーブンが片眉を下げ見下ろしてきていた。少し頰が赤い気がする。
「どうした、スティーブン」
「…手」
ぽつりと一言発したスティーブンに、やっと自分の状況を理解する。僕の手が、スティーブンの胸を鷲掴みにしている。
「あ」
「ちょっと痛い…」
スティーブンの声に慌てて、手の力を抜く。優しく揉み揉みしてみれば、やっぱり柔らかい。
「急に掴むから」
「すまない」
目の前に現れたおっぱいを無意識のうちに掴んでしまっていたようだ。さすがプレイボーイの僕。
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