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    有吉ヒナコ

    @arihina_2go

    MHRise/20↑/ウツハン♂・ハンウツ・他ハン♂受け/基本小説たまに絵/

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    有吉ヒナコ

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    ようやく小説投稿のやり方が解ったので試しに。

    冰竜の御子と世話焼き怨虎竜(書きかけ)「おい、そこの白髪の兄ちゃん」

     いつものように、クエストを受注しに集会所を訪れたアルに。突然投げかけられたのは、そんな無粋な声だった。
     気が乗らないながらも、振り返る。そこにいたのは、下卑た笑みを浮かべた二人組のハンターだった。

    「……何ですか」
    「アンタ、男だけど美人だねえ。どうだい? 俺達と狩りより楽しい事でもしないかい?」

     そう言う二人から、仄かに香るのは酒の匂い。どうやら酔っ払いに絡まれたようだと、対人に疎いアルでも嫌でも理解出来た。

    「……急いでるので」
    「そう言うなって、なあ?」
    「痛っ……!」

     急いでこの場を離れようと思うアルだが、腕を無理やり掴まれた事で硬直してしまう。こんな時に頼りになるはずの彼の夫は、不運な事に席を外しているらしかった。
     だが、その時。

    「ギャッ!?」
     アルを掴んでいた腕が横から、逆方向に捻じ上げられた。ハンターの悲鳴が響き、アルは自由を取り戻す。

    「——楽しそうな話してんじゃねえか、オッサン達。俺も混ぜろや」

     ドスの聞いた声にその場の全員が一斉に振り返ると、そこにはカムラノ装を身に纏った赤髪のハンターがいた。元々は整っているのだろうその顔は、今は全面で不快感を露わにしている。

    「んだ、テメェ!」
    「お前もこの兄ちゃんと一緒に可愛がられてえのか!?」
    「あ、あの、俺なら大丈夫ですから……!」

     迷惑をかけてはいけないと、アルは反射的にそう口にする。そんなアルに、赤髪のハンターは端的に言った。

    「……ここは任せて、さっさと行きな」
    「おい、逃さねえぞ!」

     別のハンターが、アルに再び手を伸ばす。だが、その手がアルを掴む事はなかった。

    「ゴハッ!?」

     それより前に、赤髪のハンターの拳が手を伸ばしたハンターの頬に叩き付けられていた。ハンターは吹き飛び、背後の柱にぶち当たる。

    「ワリィなあ、オッサン達」

     姿勢を直し、赤髪のハンターが言う。その表情は、獰猛な獣のようだった。

    「俺は、そこの兄ちゃんと違って——気に入らねえ奴には、すぐ手が出ンだわ」
    「こ、この野郎……!」
    「はいはい、そこまで!」

     その時宙を翔蟲が滑り、アル以外の全員がその場に拘束された。続けて歩いてきたのは、アルにとって最愛の人。

    「教官!」
    「集会所でのケンカは御法度! ハンターなら解っているはずの事だろう?」
    「お、俺達は何もしてねえ! この赤髪の兄ちゃんがいきなり殴りかかってきたんだ!」
    「違うんです教官! 彼は俺を助けようと……!」
    「……解った、そこも含めて詳しく事情を聞かせてもらうから。愛弟子、悪いけど一緒に来て説明してくれる?」
    「は、はい!」

     そうしてその場にいた全員が、別室で事情聴取と相成ったのであった。
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