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    Ameya

    @Ameya_0105

    成人済み腐。字書き。1014Rのマクマス♂、エルメ×ドライゼ。

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    Ameya

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    マークス×マスター♂。少しだけ性的、ハートマーク注意。前作と少し繋がっています。
    タイトルはお題サイト「Icca」様からお借りしました。

    #千銃士R
    theThousandMusketeersR
    #腐向け
    Rot
    #マクマス♂
    #R15

    37℃でとろかせてあれから、マークスは性の勉強をしているらしい。
    うう…なんでそういうところも真面目なんだ…。
    マークスが俺をマスターとして慕ってくれるのは、嬉しいんだけれど、恋愛となると話しが違ってくる。
    それでも、大型犬のようなマークスが手入れをしようと俺が部屋を訪れると、マスター、いつまでいられるんだ?と尻尾を振って喜んでくれるのは正直嬉しい。
    まだまだ新米で軍人としても半人前の俺を、マスターと認めて、部屋に訪れるとキスをしてくるマークス。
    好きだ、マスター…と潤んだ瞳で見られて、だ、だめだ、マークスと、いつまでも「待て」をさせているのは忍びない。
    そもそも貴銃士に性欲はあるのだろうか?
    いや、でもこの間のマークス、ちゃんと勃起してたし…。
    誰に相談しようにも出来ない…。
    それどころか、同期にはマークスが威嚇するから、と避けられ気味だよ…。
    マークス、駄目だよ、と叱るんだけど、マークスがしゅんとして、マスターは俺のマスターだ、としてしまうから、最近叱るのもかわいそうに思えてきた。
    マークスの気持ちは嬉しいけれど、生憎と俺も男だから、マークスを受け入れるような身体のつくりではない。
    夜になって、マークスに呼ばれたので部屋に訪れる。
    本人も自覚があるのだか、マークスが首輪をつけて俺にリードを持たせようとした時は、そういう趣味のある男みたいに見られたじゃないか…。
    ドアをノックする。
    マークスはマスター、と目を輝かせて歓迎して、俺を抱きしめる。
    俺は軍人として平均的な身体つきではあるのだけれど、マークスは俺よりずっと大きい。

    「マスター、待っていた」
    「う、うん…苦しいよ、マークス…」
    「す、すまない、マスター。その、俺…マスター、立ち話もなんだから部屋に入ってくれ」
    「うん。お邪魔します」

    もう、力加減知らないのも、ちょっとかっこいいけど抜けていてかわいいというのか…。
    マークスはこそこそ、性の勉強をしていたのだろう。
    その努力は涙ぐましいものではあるのだけれど。

    「マスター、その、俺なりに勉強をしたのだが、マスターは男だから、勉強にならなくて…」
    「そうなのか…。ゆっくり覚えていけばいいよ。その急がなくても、俺は逃げないから」
    「マスター…っ」

    ぎゅううう、と抱きしめられて、苦しい。
    うう、マークス、だから力加減を覚えて…。
    マークスに顎をクイとされて、ちゅ、ちゅ、とリップ音をさせ、キスされる。
    俺が僅かに口を開けると、マークスの舌が入ってくる。
    俺もそれほど経験がある訳ではないのだけれど、マークスに軽く舌を絡ませる。
    マークスは俺の舌を吸ったりしてきて…マークスの広い背中を苦しいよ…と、叩いても、マークスは欲情しているのか、何度も深いキスをしてくる。

    「だ、だめ…っ、マークス、苦しい…っ」
    「すまない、マスター…その、俺はマスターが欲しい…」
    「その気持ちは嬉しい。けど、マークスは男だし、俺も男だから、今は…その、心の準備が…マークスだって、まだやり方が分からないんだろう?」
    「勉強しても分からなかった」
    「そうだよね。だ、だから、その…一緒にお風呂に入るとかなら、出来るよ?」
    「本当か、マスター…!マスターの裸…」
    「妄想しないで…お、俺の裸なんてマークスに比べれば貧弱なんだから…」
    「お湯を沸かしてくる!」

    まったく、マークス、耳と尻尾が見えてるよ…。
    喜んでくれてるのは分かるんだけどね。
    マークスがバスタブにお湯をはりに行って、戻ってきた。

    「マスターが何が好きか分からなくて、アイスというものを買ってきた。バニラとストロベリー、どっちが好きだ?」
    「じゃあ、バニラ。でも、お風呂上がりの方が美味しいから、まだ冷やしておこう」
    「そうなのか。マスター、下着は持ってきているのか?」
    「うん。持ってきたよ」

    なんか、準備万端みたいで恥ずかしい。
    マークスの手入れをしたり、マークスがマスター、マスター、と俺を抱きしめたり。
    お湯がバスタブにいっぱいになったのか、溢れる音がする。

    「マークス、お風呂、もう出来たみたいだよ?」
    「マスターに夢中になっていた」

    お湯を止めにいった。
    その、マークスのかっこよさなら、俺を好きになる理由が…確かにマークスが貴銃士になる前も、俺はマークスを大事にしていたけれど。
    それでも、俺にマークスを拘束する力はないから、好きに過ごして欲しい。
    でも、俺もマークスがライク・ツーと喧嘩していたりすると、マークスもあんな一面があるんだなぁ、と少し胸が焦げ付いてしまう…。
    これじゃ、両想いみたいじゃないか。

    「マスターは温めのお湯でいいか?」
    「うん。構わないよ。ゆったりお湯につかれるから」
    「マスターの服を脱がせる。そういうのも勉強だ」
    「な、なんの…」
    「だって、セックスの時は全裸になると知ったから、マスターを脱がせる練習をする」

    マークス、かっこいい顔でスケベな事言い出さないでよ。
    でも、マークスなりに勉強を本当にしたんだな。
    それは偉いけど、でも、本当は駄目なような…マークスはまだまだ貴銃士になって、浅いのだから。
    俺にずい、と近寄ったマークスが俺の服を脱がせようとする。

    「こ、こら、脱衣所で脱がせないとだめ」
    「そ、そうか。ムードというものが分からない」
    「大丈夫だよ。俺はそこまでロマンチストじゃないから」
    「そうなのか?マスターには花が似合う」
    「そんな事無いよ。こんな地味…って、マークス!お姫様抱っこしないで!」

    うう、この歳になってお姫様抱っこ…。
    マークス、話し聞いて!
    脱衣所にゆっくり降ろされて、マークスはどうなっているんだ、マスターの服は…と眉間に皺を寄せながら、俺の服を脱がせようと悪戦苦闘している。
    貴銃士として戦っている時は勇猛果敢なマークスが、俺に苦戦している姿はちょっとだけなんだか、マークスの新しい一面が見られて嬉しい。
    やっと上着を脱がされて、マークスは下に手を伸ばす。
    内心、とてもドキドキしていた。
    心臓が口から出るカエルがいるけれど、ちょうどあんな感じだ。

    「お湯冷めちゃうから、俺がここから先はやるよ。マークスも脱いで」

    って、マークスを誘ってるみたいじゃないか!
    下心なんてない。
    俺は手早く、下着などを脱いで、マークスより先にお湯をはったバスタブに入る。
    恥ずかしいから、タオルで前を隠して…。
    いくらマスターと貴銃士という関係でも、裸の付き合いとなると恥ずかしい。
    同性同士とはいえ、マークスの身体は男の俺から見ても惚れ惚れしてしまうほど、筋肉のついた均等のとれた身体だ。
    この間も思ったけれど、マークスのペニスは大きい。
    男同士のヤり方を俺なりに調べたのだけれど、そんな大きなマークスのペニスが俺のアナルに入るなんて、想像しただけでも、恥ずかしい上に、死んでしまうかもしれない…。
    ちゃぷ、マークスが入ってくる。
    バスタブは普通のサイズなので、男2人では少し狭い。

    「マスター、狭くないか?」
    「大丈夫だよ。マークスこそ、狭い…って…!」

    うう…マークスの上に俺はちょこん、と乗せられてしまう…。
    ど、どうしよう、すごくドキドキする…。
    心臓が口から出ませんように…。
    お湯は適温なのに、マークスのせいでなんだか熱いような…俺の頬などは真っ赤になっているに違いない。

    「こうすれば狭くない」
    「そ、そうじゃない…マークス、恥ずかしい…っ」
    「そうか?マスターはちょうどいいサイズじゃないか」
    「マークスにはね…、で、でもこの体勢…っ、恥ずかしい…っ」

    俺が恥ずかしがって、耳朶まで真っ赤になっているとマークスはマスター、かわいい、と男が言われると複雑な褒め言葉を言う。
    そのまま、マークスは俺のつむじにキスをする。
    慈しむように…。
    どうか、このまま何も起きませんように…。
    けれど、そうは問屋がおろさないのが、マークスと俺だった。
    気のせいか、マークスの勃起したペニスがお尻に当たっている。
    お湯のせいで、このままじゃ、挿入されてしまう…っ。

    「マークス…、だめ、だめ…っ、入らないよ」
    「入らない?マスター、その勉強しても、男はどこに挿れるのか、分からなかった…」
    「そ、そうなのか…で、でも、マークス、勃起してる…っ」
    「マスターの裸なんて、興奮してしまう…っ」

    だめ、まだマークスには早い。
    俺はバスタブから上がって、マークス、静めてあげるから、と狭いバスルームの床にマークスを手招きする。
    マークスも俺もお互いに真っ赤になっている。
    うう…マークス、かっこいい…身体、凄い筋肉…足、長い…。
    俺はマークスの足を開かせ、俺もマークスにあてられたのか、自身の勃起したペニスとマークスのペニスを一緒に擦る。
    くちゅ♡くちゅ♡と早くも、お互いの我慢汁で手が汚れる。
    どうせ、バスルームなのだし、どれだけ汚れてもいい。

    「マークス…、気持ちいい…?」
    「気持ちい…っ、マスター、の手、気持ちいい…っ」
    「俺も気持ちいい…っ、マークス…の、おっきい…っ」

    くちゅ♡♡くち♡くちゅ♡くち♡♡
    これは俺もまずい…。
    うう、マークスのと俺のペニス、もうイきそうだ…っ。

    「マスター、この間の出てしまう…っ」
    「いいよ、出して…ぇ…っ」

    手の動きを早める。
    マークスの我慢汁多い…っ、俺のも嬉しそうに我慢汁出してる…っ。
    どくんっ♡どぴゅっ♡♡
    お互いに精液を出してしまう。
    呼吸も荒いまま、俺はマークスによく出来ました、とキスをする。

    「は…っ、マスター…っ、マスター、もう一回して欲しい…っ」

    そ、そりゃ一回じゃ済まないだろうね。
    俺はまだ射精してぼんやりしている頭で、どうにかこうにか手でお互いの…マークスのペニスが大きすぎて、俺の手でも限界なんだけれど…、でも扱いて…。
    精液で滑りがよくなっているのか、お互いに上り詰めてしまう。

    「んんっ、マークス…っ」
    「マスター…っ、出てしまう…っ」

    どくん♡♡どぴゅう♡♡♡
    お互いに射精してしまう…っ、マークスの射精の勢いがすごく俺の指を濡らす。
    は…はぁ…、呼吸が荒い。
    射精すると頭真っ白になる…。
    マークスが心配そうに俺の顔を覗き込む。

    「平気だよ…っ、マークス…」
    「気持ちよかった…マスター」

    ちゅ、とキスをして。
    手を濯いで、バスタブに入って…茹だってしまいそうだった。
    恥ずかしい、今更ながら、自分の愛銃と身体を重ねそうになってしまうなんて…。
    マークスは嬉しそうだけれど、俺は羞恥に消え入りそうになっていた。
    結局、今夜は兜合わせで満足してくれたマークスに、ホッとしつつ、俺も男同士のやり方をきちんと調べようと思う。
    マークスが、こんな真摯に俺を想ってくれているのに、失礼だ。
    その後、マークスの身体を洗ってあげたり、マークスの髪を洗ってみたりした。
    こんな不甲斐ないマスターの俺を慕ってくれているマークスの、気持ちが嬉しいのは事実だ。
    その後、バスルームから出て、着替えてから冷蔵庫から、マークスがアイスを出す。
    火照った身体に冷たいバニラアイスが美味しい。
    スプーンですくって食べる。
    マークスはストロベリーのアイスを食べている。

    「マスターを満足させたい」
    「そ、それは…マークスにはまだ早いかな。でも、俺もマークスに想われてるのに、失礼だから、勉強するよ」
    「そうか!マスター、好きだ…っ」
    「って、アイス食べてるから駄目」

    まったく、この大型犬は…。
    アイスを食べ終えて、おやすみ、マークス、と俺は部屋を出てから、これから先の事を考える。
    と、とにかく、男同士のヤり方をもっと調べよう。
    その、俺も一般的な知識しかないから…ええっとなにが必要なんだろう…。
    マークスの好きをちゃんと受信しているからね。
    俺も好きだよ。

    了。
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