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    Ugaki_shuuu

    @Ugaki_kakkokari

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    Ugaki_shuuu

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    こば+かぶ。焼肉しながらお月見……といいつつ全然お月見してない天羽組のメンバー。なるべく全員に喋ってもらいたかったけどむずかしかった。時系列としては天京戦争が終わったくらい。(実際の時間の流れとは違いますが平にご容赦)
    というか、こんなに長くなる予定じゃなかった。どうしてこうなった(技術不足のせい)

    #こば+かぶ
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    おれは小峠華太。

    「よーし、今日はみんなで焼肉だー!」

    今しがた突然焼肉をすることになった、中堅の武闘派極道だ。

    今日は中秋の名月らしい。たまたま土日と重なっており、また天気もよかったことから、その日事務所にいた面子で何故か、外で焼肉をしようということになった。外で焼肉、というのは、レストランで外食するというのではなく、屋外でバーベキューをするということだ。我々極道はもとより、5人以上で集まると暴対法に引っかかる可能性が出てきてしまう。それで事務所の入っているビルの屋上で焼肉をしようということになったのである。
    このビルは親っさんの持ち物だったので、まずは親っさんに断りを入れる。

    「親っさん、兄貴たちが月見をしながら焼肉をしようと言っているんですが」
    「それはいいな。わかった、俺も後で顔を出す」

    電話口の、親っさんの口ぶりもなんだか楽しげだった。そりゃそうだ。ここのところ戦争だなんだで、ちっとも気が休まらなかった。こんなふうに誰かがなにかやろうと言い出して、それをみなでワイワイ楽しむ。そして、時々カチコミ。死と隣り合わせになりながら、またよく生を楽しむ。そんな風に毎日を面白おかしく過ごすのが天羽組一同の本懐だった。ヤクザというのは分類的には遊び人の延長にいる生き物なのだ。こうして人生を謳歌することこそ、ヤクザ生活の醍醐味であると言えた。

    買い物班と火起こし班とにわかれ、着々と焼肉の準備を始める。買い出しには、飯豊と速水が行くことになった。諭吉を15枚ほど渡し、これで買えるだけ買ってこい、と伝えてやる。親っさんやカシラ、それから兄貴たちの好みも伝え、買ってくる肉の種類に注文を付けるのも忘れない。
    また親っさんが自宅にバーベキューコンロがあるというので、俺が車を出して、香月の兄貴とともに取りに行くことになった。

    「なんかこういうの、久しぶりだな」

    と香月の兄貴が言うのに、

    「そうですね。楽しみです」

    と同調する。本当に心から、楽しみだった。この世知辛い世の中で、心が休まるときというのを、皆が渇望していた。それが今日、たまたま実現したのである。

    親っさんの家につくと、永瀬の兄貴がちょうど、物置にしまってあったバーベキューコンロを玄関まで出してくれているところだった。無煙タイプの巨大な七輪型バーベキューコンロが、段ボールの箱に入ったまま、玄関の式台の上に3つも並べられている。その数の多さに少々面食らって「どうしてこんなにバーベキューコンロがあるので……?」と問うと、「親っさんがな、いつかみんなでバーベキューをしようと思って買っておいたんだとさ」と、永瀬の兄貴がカラカラと笑いながら答えてくれた。そんな話をしている間に奥から姐さんも姿を現して「紫苑、華太、これ、先日よその組からいただいた米沢牛のつめあわせ。少ないけど持って行って」と、いろいろな部位の肉が詰まったギフトボックスをこちらに手渡してくれる。香月の兄貴と声をそろえて「ありがとうございます!!」と頭を下げると、姉さんは「私は今日は用があるので行けないけれど、みんなで楽しんでね」と優しい笑顔を向けてくれた。

    預かった肉をクーラーボックスに詰め込み、永瀬の兄貴も後部座席に乗せて、また元来た道を往く。

    「ところで、誰が焼肉しようって言いだしたんだ?」

    と問う永瀬の兄貴に、

    「南雲の兄貴ですかね……飯豊に火炎瓶を作らせてたら焼肉が食いたくなったと言って」

    と、香月の兄貴が答える。

    「そうですね。たしか最初に小林の兄貴が、今日は中秋の名月だって言い出して」

    と、俺が付け加えると、香月の兄貴が全く他意のない様子でにこにことほほ笑みながら「ああ、そうだった。華太はよく覚えてるな」といって寄越す。後ろでそれを聞いていた永瀬の兄貴がニヤニヤと笑いながら「ふーん……?」と相槌を打つ。俺は「げほん」と小さく咳ばらいをして、その後は無言を貫いた。


    バーベキューコンロとクーラーボックスを持ってビルの屋上へ上がると、会場設営はもうすでに終わっているようだった。折り畳み式の頑丈そうなキャンプ用テーブルやら、座り心地のよさそうなアウトドアチェアの外、驚いたことに革張りの3人がけソファーも2台ほど並べてあった。2階の事務所からわざわざ持ってきたのだろうか。
    すぐ傍でふわふわした座面のアウトドアチェアに腰掛けご満悦の表情を浮かべていた須永の兄貴に「ソファーに煙の臭いが付きませんかね?」と耳打ちすると、「モーマンターイ。ソファーがスモーキーなら粗大ごみ行きー」と、よくわからない答えが返ってきた。匂いが付いたら新しく買い替えるということだろうか。
    なにはともあれ、上の決めたことに否やはない。俺はさっそく段ボール箱の中からバーベキューコンロを取り出して、設置に取り掛かった。折り畳みテーブルの上に二つと、テーブルの外に一つ。テーブルの外に設置したバーベキューコンロは、香月の兄貴がコンロの中にすでに炭を入れて、永瀬の兄貴がそれにガスバーナーで火をつけていた。傍で見ていた和中の兄貴が「怪絶奇絶。無煙とあったが、本当に煙がでないのか?」と不思議そうな顔でバーベキューコンロをのぞき込んでいる。香月の兄貴がそれに対し「肉の油が炭に落ちなければ煙が出ないそうですよ」と、バーベキューコンロの構造について説明をしていた。
    着火が済んだら、あとはもう、焼肉大会の始まりである。

    「工藤の兄貴、野田の兄貴、そういえば姐さんから米沢牛の詰め合わせをいただきました」

    革張りのソファに座って談笑していた二人にそう報告すると、

    「おう、親っさんのところまでわざわざご苦労だったな」

    と、工藤の兄貴からは労いの言葉をもらい、

    「報告するのが遅いんじゃボケェ! そういうことは真っ先に言う野田この莫迦チンが!」

    野田の兄貴からはお叱りの言葉を受けるとともにアイスピックで左目を狙われた。

    「うぐ、すいません……」

    冷や汗をかきつつ謝ると、野田の兄貴はチッと一つ舌打ちをして、それから胸元からスマホを取り出した。登録してある番号を呼び出して、電話をかけている。どうやら姐さんにお礼の言葉を述べているらしい。
    野田の兄貴が電話をしている間に、工藤の兄貴が俺に向かって、

    「お前がここへ来るまでに連絡があってな。親っさんとカシラは2時間後ぐれぇに来られそうだとよ。先に始めててくれてぇことだったから、その頃にその肉を焼き始めりゃあいい」

    と指示を出してくれる。工藤の兄貴のそんな優しい言葉に、俺はホッと肩の力を抜く。

    「では、ほかの肉から先に焼いていきましょうか。飯豊、そっちの包み開けてくれ」
    「わかりました」

    そう言って、俺と飯豊とで、肉屋で竹皮に包んでもらった肉の梱包を解いていく。カルビにロース、ハラミにタン、レバー、センマイ、ハチノスなどの牛肉もあれば、豚ロースや豚トロなどの豚肉、せせり、ぼんじり、ラム肉、海鮮類や野菜など、食材の種類は本当に多種多様であった。包みを解いたら、それらを片っ端からバーベキューコンロの上に並べていった。

    やがて周囲に、肉の焼けるいい匂いが漂いはじめる。

    「みなさん、お手元にお酒はございますか?」

    言い出しっぺと言うことで、南雲の兄貴が角ハイボール缶を片手に、みなの前で声を張り上げる。

    「では、僭越ながらわたくし南雲が、乾杯の音頭を取らせていただきます。あー皆々さま、本日はハイボールとお肉の運命の出会いにご同席いただきまして、誠に……あ、そういうのはいらない? それでは皆様、ご唱和願います! 皆様のご健勝とご活躍、ならびに天羽組の益々の発展を祝しまして———乾杯!」

    おどけた口調に、「縷縷綿綿、もっと短くできないのか」「鬱陶しい野田!」などと其処此処から罵声を浴びせられながら、南雲が言祝ぎの言葉を口にする。「乾杯!」の言葉とともに、皆がそれぞれ手にしている飲み物を掲げて、祝意を表した。俺もそれに合わせて、プレミアムモルツの缶を掲げた。一口、口に含むと、程よい苦みが爽やかなホップの香りを帯びて、喉を滑り落ちていく。思わず「くぅー」とおっさん臭い呻きが漏れる。おれの横では、速水が俺と全く同じ反応をしていた。

    「プレモル美味いっすね! 小峠の兄貴!」
    「だな。ビールはやっぱり、これだよな」
    「逸酒創伝。ビールはやはりキリン一番搾り生ビールだ」
    「That's silly.ビールと言ったらエビスな野田。歴史の長さが違う野田」

    わいのわいの騒ぎながら、肉をつまみ、ビールを呷る。月見の名目で始めたバーベキューではあったが、結局みんな、月など見ていなかった。結局みんな花より団子だな、と思い、ふ、と、笑いが零れる。
    そこで俺は、その円の中に、小林の兄貴がいないことに気が付いた。「あれ……」と思ってあたりを見回すと、小林の兄貴は紙皿の上に肉をてんこ盛りにし、一人、屋上を囲う柵にもたれて、もっもっと頬袋に肉を詰めている。おそらくだが、バーベキューコンロの側が暑かったので、風通しがいい屋上の際の方に移動したのだろう。足元にはすでにハートランドの空瓶が3本ほど転がっていた。
    俺は手近なところにあった緑色の瓶をもう2本開けると、プレモルと共にそれを手をにして、小林の兄貴の方へ向かう。

    「小林の兄貴、ビール足りてますか」

    と言うと、兄貴は横目にこちらを見て、楽し気にくふんと笑う。酒に強いので一見しただけではわからないが、その実目元にほんのりと朱がのぼっている。開始30分にして、すでにいい感じに酔っぱらっているのが見て取れた。もしかしたら、俺たちが火起こしだなんだとやっている間に、もう飲み始めていたのかもしれない。
    と、小悪魔のような表情を浮かべたイケメンの偉丈夫が、ニヤ、といたずらっぽく笑う。

    「華太ォ、肉くってるかぁ?」

    手元に持っていた皿の上から上カルビを2枚、箸で掴むと、俺の鼻先に向かって「ほら、お前も食え食えー」と、突き付けてくる。ニコニコと微笑んではいるが、これは完全に確信犯だった。俺が両手がビールでふさがっているのを見越して、仕掛けてきたのだ。笑顔の奥に相手の意図が透けて見える。
    俺は一瞬、どうしたものかと悩む。これが自宅なら差し出されたものにそのままぱくつくのだが、ここは公の場だ。周りの目もある。右手に持っていた瓶ビール2本をコンクリートの上に置こうかとも考えたが、しかし、これから相手に渡そうとしているものを、わざわざ下に置くのも如何なものか。
    しばしの間考えた末、俺はとうとう腹を決める。

    「……いただきます」

    ごくりとつばを飲み込むと、勢いつけて、箸の先にぶら下げられた肉にパクリと食い付く。小林の兄貴が「いい食いっぷりだー。うまいかー?」と言うのに、もぐもぐと口を動かしながらやっとのことで「あい、うまいれす」と返事をする。それをしながらちらりと、皆がいる方に視線を走らせた。幸い、皆はそのとき和中の兄貴のリブロース解体ショーに気を取られていて、こちらのことなど気にも留めていない様子だった。

    月が、煌々と、夜の空に輝いている。俺たちのいるビルの屋上を、明るく照らしている。まるで小さな劇場を照らし出す、スポットライトのように。月明かりに照らされて、みなが、楽し気に笑っている。明るい日の光の下では、それは叶わないことだ。
    和中の兄貴が鮮やかな手つきで肉を解体しているのを、皆がやんやと囃し立てている。その光景は、まるで小さな舞台の上の出来事のようだった。そんな皆の姿を遠目に見つつ、俺はすぐ隣に立っている小林の兄貴に、

    「……月見のことなんか忘れてますね」

    と、話しかける。すると小林の兄貴からは、

    「We will never be a morning person, 」

    こんな言葉が返ってきた。“わたしたちは決して朝型の人間にはならないだろう”と言う意味の言葉である。残念ながら俺は、英語は日常会話程度しかできない。額面通りの意味は分かるが、その真意を理解することができない。
    恐縮しながら「それは、どういう意味でしょうか?」と問うと、小林の兄貴は楽し気な笑みを口元に浮かべながら、屋上の手すりにもたれかかった。パイプのところに背中を押し当て、気持ちよさそうに伸びをしながら「正しくは、 I will never be a morning person, for the moon and I are much too in love. アメリカの作家、クリストファー・ポンデクスターの言葉だ」と教えてくれる。

    「“おれは朝型人間にはなれない、月と恋に落ちたから”。 言葉通りの意味だな」
    「俺たちは月と恋に落ちたから、太陽の下では生きられねーんだわ」
    「恋人同士なら、今日くらいお月さんのことを忘れたって、大目に見てくれるだろ」

    そう嘯いて、ハートランドをまた一口、口に含む。相変わらず小林の兄貴らしい、超三段論法だった。その解釈はたぶん10割間違ってるだろ、と思いつつ、俺はまた小林の兄貴の言葉を素直に受け入れてもいた。こんなに楽しい夜なのだ。確かに今だけは、何もかも忘れて俺たちの好きなようにやらせて欲しい。

    「そうですね……」

    と、俺は兄貴の超理論に、肯うことにする。そして兄貴を真似て、手に持っていたプレモルを呷った。最後の一口がのどの奥に滑り落ちて、缶の中が空っぽになる。それを見た小林の兄貴が、まだ口をつけていない方のハートランドを、こちらに手渡ししてくれる。
    瓶の首と首の部分を寄せて、カチン、と小さく音を鳴らす。「乾杯」と言って、瓶の中の液体を口に含んだ。しゅわしゅわとした苦みが、喉元を過ぎていく。それがなんとも心地よくて、俺は思わず「ぷは」と息をつく。

    「それとも華太、お前、月見したかったの?」

    そんな風にビールを味わっているところに、小林の兄貴が俺に向かって聞いてくる。「いえ、……」そんな、したいと言うほどのものでは、と言いかけたところで「じゃあ、俺と二人で月見するかぁ」という兄貴の言葉にそれを遮られた。兄貴はくるりと体を反転させて、今度は安全柵の上に両肘をつく。ビール瓶を持った右の手は柵の上に、もう左の手の甲の上には左側の頬を乗せる。頬杖をついた状態で、俺に向かって兄貴は口を開いた。

    「小峠華太さん」

    フルネームで、名前を呼ばれる。しかも敬称付き。いつもならありえないようなその状況に妙に緊張してしまって、俺はその場に縫い留められてしまう。
    藤色の三白眼が、今日ばかりはきれいに細められて、流し目に俺を見る。

    「……月が、きれいですね」

    艶のあるその声が、静かに、しかしはっきりと俺の鼓膜を打つ。耳の穴に、ゆるゆると注ぎ込まれるような声だった。それでいて、鼓膜のあたりで、炭酸水のようにパチパチと爆ぜる。俺の耳の奥を、くすぐったくするような、声。
    カァッと、頬に明らかにアルコールから来たものではない熱さが上る。匂い立つようなその色気に圧倒されて俺は「う……あ……」と、言葉にもならないうめきをあげる。
    月がきれいですね。その言葉の意味するところは、さすがに俺でも知っていた。文豪夏目漱石が、学生に翻訳の指導をしたときに口にしたと言われている言葉だ。典拠が明らかでないので本当にそう言ったかどうかは不明らしいが、それでもその言葉は事実を超えて、ある場面に於いて使われる言葉として有名になっている。
    返しの言葉として有名なのは、二葉亭四迷によって翻訳されたツルゲーネフの「片恋」の中に登場する「死んでも可いわ」と言う台詞である。
    そんなこっぱずかしいセリフ、そう易々と口に出せるものではなかった。言うべきか、言わざるべきか。それが問題だ。感情と理性とのはざまで、俺は激しく葛藤した。言うのは簡単だ。でも、そう簡単に口にできない。口にしたらそれは、ひどく陳腐なものに成り下がってしまいそうな気がした。
    俺がぐるぐると悩んでいる間、小林の兄貴は、とろけるような甘い表情を浮かべて、こちらを観察していた。と、そこへ工藤の兄貴の、

    「華太ォ、あと15分ほどで親っさんが到着するそうだ。そろそろ米沢牛を焼き始めるぞ!」

    という声が響いてきた。俺は思わずそちらを振り向いて、「はい、ただいま!」と、返事をしてしまった。返事をしてから、しまったと思い、あわてて小林の兄貴の方を振り返る。と、そこには、口元を抑えて、くく、と声を殺して笑う兄貴の姿があった。

    「気にするなー。ほら、行ってこい」

    ぐい、と背中を押されて、俺は数歩、たたらを踏む。「でも……」と言って食い下がろうとすると、背中の方から「いいから」と、言う声が返ってくる。

    「死んでも可い、なんて辛気臭ぇ言葉は、俺は嫌いだかんな」

    どうせなら、死ぬほど考えて、最高の答えを聞かせてくれよ、と。後ろからそう、囁かれて、俺はもう何も言えなくなる。「はぁ、わかりました……」と、反射的に答えてハッとする。俺、今自ら進んでめっちゃハードル上げなかったか? そんな俺の心の中を読んだかのように、背後にひっついていた小林の兄貴が恐怖の魔王のようなぞっとするような声で「言質は取ったかんな? 華太ォ」と言った。

    「お前ら! そこでいちゃいちゃしてないでとっとと肉を焼く野田!」
    「しししてません!」

    野田の兄貴に急かされて、俺は小走りに、バーベキューコンロが置いてあるテーブルの方へと向かう。走りながら思う。来年も、また皆で月を見ながら焼肉ができればいい。
    そしてその時までには、俺は小林の兄貴の言葉に対する答えを用意しなければな、と、漠然と考えるのだった。
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