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    로사드

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    아키토없는 아키토우

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    recommended works

    3iiRo27

    DONEritk版深夜の60分一発勝負
    第二十四回 お題:「スズラン」「休日」
    司視点⇒類視点 両想い
    開始が遅れてしまいましたが時間内にできました。
    GWを控えた、ある日のこと。
    オレは一人、自室の机で様々な本を開きながら唸っていた。



    そう。ちょうど、今くらいだった。
    ワンダーランズ・ショウタイムが結成されて。初めてやったショーが失敗して。
    お互いのことを知らずにぶつかり合って。それでもまた再結成して。
    そして、ワンダーステージのために、一所懸命ショーをやって。

    あの頃から1年が経ち、色んなことが変わった。技術面でも、精神面でも。
    そう。類と付き合って、もうすぐ半年が経つのだ。



    ハロウィンの出来事もあって意識するようになり。
    そのままこの思いを隠しておこうとしていたときに、類の方から告白されて。

    思わず泣きながら、OKを出したことは、今でもちょっと恥ずかしい出来事だ。



    付き合いだしてからも、演出面では一切手を抜かず遠慮もしない類だけれども
    それが終わると、とことん俺を甘やかすようになった。

    ちゃんと時と場所は考えて。褒める。撫でる。抱きしめるは基本。
    最初は本当に慣れないし居た堪れなくて、どうしても逃げ出したりする時もあったけれど、今では愛情表現だと受け止めることができ、自然と甘えることができるようになった。 3349

    3iiRo27

    DONEritk版深夜の60分一発勝負
    第二十六回 お題:「青春七五三」「お風呂」
    類視点 両想い
    30分オーバーしました
    前を歩く司くんについていくように、住宅街を歩いていく。

    普段は歩いてる間もショーの演出や脚本の話で盛り上がっているけれど、今日はお互いに無言だ。
    しかも、前を歩いているから見えていないだろうと本人は思ってるけれど、見えている耳は真っ赤だ。
    斯く言う僕も、顔が赤い自信があるけれど。



    何故、こうなってしまったのか。
    それは、数時間前に遡る。




    ----------------




    司くんとお付き合いを初めて、早数ヶ月。
    TPOを弁えて、なるべくやることは全部家の中になってしまったけれど、それでも僕たちは、恋愛初心者かと言われるくらいには、とても順序よく事を進めていた。

    手を繋ぐ。抱きしめ合う。イチャイチャする。キスをする。

    どれも僕に取って、そして司くんにとっても初めてで。
    お互いどきどきしながら、時には勘違いしたりすれ違ったり、喧嘩もしながら、幸せを積み重ねていった。




    そんな、ある日。
    次の日はショーの練習も学校もお休みだから、よかったら僕の家に、と言いかけた僕の口を手で塞いで、司くんは言った。


    「…よかったら、その。オレの家に、泊まりにこないか?……家 3461

    のくたの諸々倉庫

    MOURNINGその手を取るために必要なこと/類司
    前に書いてたものその1です。支部に上げる予定は今のところないのでここに。
     好きだ、と。
     震える声で告げた瞬間、類は大きく目を見開いた。
    「……君が、僕のことを?」
     小さく頷く。屋上は夕暮れの色に染まり、風も冷たくなり始めている。きっと今大声で歌ったら、遠くまで響くのだろうな──と。玉砕覚悟の告白故か、オレの思考はいつも以上に平静なもので。
     けれど見つめた類の表情は、案の定明るいものではない。まあそうだよな、というか告白なんかした時点で冷静じゃなかったか、などと頭を抱えかけたとき。
    「やり直し」
    「……は?」
     心の底から、意味が分からなかった。
     こいつの思考回路を理解できないのはいつものことだが、まさか告白の返事より先にダメ出しをくらうとは。けれどそんなオレをよそに、口元に手を当てて考え込んだ類はただ、「もう一度、言ってみせてよ」と。
    「なん、でだ」
    「そうだね、うまく伝わらなかった……というのが主な理由かな。思わずその対象を、僕かと訊いてしまうほどには」
    「ばっ……今ここにいるのは、オレとお前だけだろうが……!」
    「分からないよ、僕の頭上をカラスが飛んでいたくらいだ。それにこう見えて僕は臆病でね、君の『好き』と僕の『好き』が食い違っていたらと思う 2116