優しくしないで時間をかけて水分を含まされ、繊維質の粘膜はすっかり柔らかく潤んでいる。力強く張った太い屹立に確かめるようにかき分けられていく襞が応えるように絡みつき、腿を震わせる千鶴のほんのり熱を持った体をサキュレントが抱き寄せた。滑らかな肌と肌が密着する感触は甘やかで、幸福で、このまま永遠に溶け合いたいと思ってしまうほど気持ちいい。
「ねえ」
少し体を起こしたサキュレントが、仰向けのままそっぽを向いている千鶴の次の言葉を待つ。視線を感じながら、目を合わせず千鶴は続けた。
「優しすぎ。全然イけないんだけど。さっさと終わらせてよ」
「快くないか」
「…そ、そうだよ。…なんだよ、あんま見んな」
「……」
千鶴の腰に手を回したサキュレントが更に挿入を深くする。潤んだふわふわの粘膜からじゅわりとしみ出た千鶴の露がきつい膣内を満遍なく濡らしながら、結合部からゆっくりと漏れ落ちていく。サキュレントが腰を引き、また千鶴の中へ沈める。
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