俗世に興味を持った兄と被害にあったマスター「お前は俺との情交に満足はしてるのか」
「ごほっ?!」
お気に入りのマグカップに暖かいミルクが口に入ると同時にカストロの発言に立香は酷く噎せた。
「おい、汚いぞ」
「ごほっ、ごめん…いや、カストロのせいだよね」
噎せてる自分を、品が無いと言いたげに眉を寄せて見てるカストロに、こんな事になったのはカストロのせいだ!と咳き込んでまともに話せないので涙目になった瞳で睨みつけた。
「俺のせいでは無い。ただ問い質しただけた」
「げほっげほっ…その内容でびっくりしたの」
「驚く程か。幾度に我らは交じりあったではないか」
「今度は言い方!」
顔が熟した林檎の様に再び真っ赤に染めて声を上げる立香に、カストロは何故そんなに少年が羞恥心を顕にしてるのかと更に眉をひそめる。
1980