Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    1025tongtong

    @1025tongtong

    @1025tongtong

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 12

    1025tongtong

    ☆quiet follow

    曦澄WEBオンリーのネットプリント用に作成したもの‥でしたが、ネップリ登録失敗したので、こちらに。。
    サンプルは普通目(?)ですが
    ・兄上がちょっと変な人になっています
    ・最後のほう、次世代の宗主他お子さん方(オリキャラ)がわらわらと出てきます
    なんでも許せる方向けに‥内容はちゃんと曦澄です

    Tap to full screen (size:2508x3541).Repost is prohibited
    😭👏💒👏💒💞💞💞💒💕🙏💖👏👏💒😭💖💖👏👏👏💙💜💒💒✝🇴✝🇪Ⓜ🇴😍😻💯😭👏😍😍😍😍😍😍😍😍😍😍💖☺😭☺💗💒💕☺☺☺🍼
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    takami180

    PROGRESS続長編曦澄2
    あなたと手を繋いでいたい
     初冬の蓮花湖にはなにもない。花は言うに及ばず、葉もとっくに枯れている。
     見えるのは、桟橋に向かう舟の影だけ。
     だというのに。
     江澄は隣に立つ男を見た。
     藍曦臣は「どこに行きたい」と尋ねた江澄に、ここを希望したのである。
     冬になる前には、と言っていたもののそれは叶わず、藍曦臣の訪問は結局、冬の訪れを待ってからになった。
     猾猿が及ぼした影響は深く、姑蘇の地は冬支度がなかなか終わらなかった。
     それでも季節は移る。冬になってしまえばできることは少ない。宗主としての仕事が一段落すれば、正月までは特別な行事もない。
     そうして、今回、藍曦臣は三日の間、蓮花塢に逗留することになった。
    「あちらに見えるのが涼亭ですね」
    「そうだが」
    「あなたに蓮の実をいただいたのを思い出します」
     江澄に視線を移して、藍曦臣は笑う。
     なにがそんなに楽しいのだろう。江澄はまじまじと見返した。
    「どうしました?」
    「こんな、なにもない湖を見て、そんなに楽しそうにできるのはあなたぐらいだ」
    「そうでしょうか」
     風が吹く。北からの冷たい風が二人の背中をなでる。
    「きっと、あなたと一緒だからですね」
     江澄 1152