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    すいか

    @vIf1EyQiVhXy11t

    類司(🎈🌟)が主の倉庫。
    すいげつ/きんか、あわせてすいかです。

    作者別で作品を表示する場合は「すいげつ」「きんか」でタグで検索すれば見れます。
    ※イラストのみです。文章は「文」で検索してください。

    R-18作品については現在フォロワーさんのみの18高卒↑の方の「リスト」申請で公開しています。

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    すいか

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    ショー終わりの高揚感から🎈に堪らずキスしようとする🌟の話(🎈🌟)

    あからさまなエロのない甘々キスで。というお題で書いたもの。
    ぼくが🎈🌟って言えば🎈🌟なので、これは🎈🌟

    #文

    ホットチークキスワンダーステージで今日から夕方から夜の始まりにかけての間に行う初公演を予定していたショーは、無事に大成功でおわりをむかえることができた。

    園からの帰りの最後まで楽しい思い出が出来た。これから夜のフェニックスワンダーランドをまわるのが楽しみだ。
    そんな言葉たちがたくさんの笑顔の感情を溢れさせ、観客席から帰っていく人々から聞こえてきたのをえむ達と顔を見合わせ笑いあう。着ぐるみ達を含めて、今日も精一杯やりきったと。



    人が捌けきってしまったのを確認して更衣室に足を進める。オレの前には類がいて、まだ興奮が冷めやらないのか普段から広い足の動きが心なしか普段より少し広く感じられる気がする。

    そういう自分もショーの高揚感から上手くおりてこられず、まるで地に足がついてない浮きそうな気分で歩いている。汗もかくくらい暑くてしょうがないはずだが、全く気にならないのがまだ興奮にとらわれている証拠な気がした。

    そんな気分で歩けばすぐに更衣室前までついてしまう。「また後で」と女子たちとは更衣室のドアの前で別れて、すぐさま男子部屋の方へ歩を進める。
    先に部屋にはいった類は普段の楽しいと出てくるマシンガンのようなトークもなく、すぐさま自身のロッカーを開こうとしていた。

    その余韻に余裕のない背中を視界ではぼんやりと、けれど頭でははっきりと彼をとらえて見つめながらゆっくりと、類のその背中から目線を逸らせずに後ろ手でドアを閉めていく。
    半分くらい閉めただろうか。そのくらいに身体に溜まった熱を吐き出すように、一旦息を短く吸って大きくはいた。

    類はオレがいつまでたってもロッカーにこないことにやっと気づいて、司くん?と小さく声を漏らしてこちらを振り向く。オレはというと、丁度更衣室のドアを閉め終えたくらいだった。

    振り向いた類の顔はまだうっすらと白桃の色をしていて、汗でまだじんわり滲んだ肌に髪の毛が少し張り付いる。
    そしてまなこはまだ先ほどの幸せなショーの夢を見ているように熱を孕んでいて、そこに水面に映ったような月が揺れていて一等目を惹いた。


    それを認識した瞬間、ガン!と何かをぶつけた鈍い音がした。
    オレが突進してロッカーに類を押し付けた音だった。
    驚いた類の胴体をそのまま抱き締めて、勢いのまま顔を近づけて爆発しかけている興奮にまかせて顔をぶつけようと動かす。

    キスをしようとしている。
    瞬間的に過った予感に、咄嗟に自身の首をひねって顔をずらして、頬同士を擦り合わせる行為に軌道修正を行って事なきを得ることに成功した。

    キスを免れた被害者の類は驚きのまま固まっているが、加害者になったオレも自分の突然の行動に理解が追い付かなかった。
    数秒、いやもしかしたらたっぷり一分使ったかもしれない間のあとに類が「……よく我慢できたねえ」と呟いた瞬間。ようやく何をしたか頭でしっかりと理解して、羞恥が一気に降ってきて金魚になるしかなかった。



    このオレとしたことが、ショーをした後の満たされた感覚に理性を飛ばすとは!!!!!



    あまりに情けないぞ天馬司。

    ショーをしたあとに類とこういった興奮状態になることは最近だとあまり珍しくはなかった。
    が、ある日ショーがおわってからあまりにも自然に類へキスをしてしまったことがあったのだ。
    自分達は所謂恋人同士で幸い舞台裏での出来事ながら目撃者はその時はいなかったので、騒ぎにはならずなんとかなったわけだが。

    それからというものの、昼休みに屋上で演出の案を話し込んでいるときや、モールなんかで使えるものを楽しそうに探す姿などに、意識して温かくも激しい何かを抱えるようになっていた。
    皆で作り上げた最高のショーに類が満たされているような、嬉しそうに笑っているのを見ていると、全身にかけてムズムズとした何かが駆け回る感覚に支配されてしまう。

    この衝動について、外で欲求のまま動いてしまうと離れがたくなってしまいそのままになる。という困った事例が何度か発生している。
    類もひどく嬉しそうにしながら抱き締め返してきたりするのものだから、オレはもう堪らなくてやってしまうのだ。

    高ぶったまま溢れる気持ちでキスをした後、ずっと抱き合いながら体温のぬるま湯に浸った気分で互いの気持ちを口で伝え合う行為は気持ちはいいが、流石に行動不能になるのは問題だ。
    そうならないように、外での唇同士でのキスは避けるようにしていた。

    それが今、ショー終わりの高揚感と類の様子から破るところだったのだ!
    自分で決めておきながら、なんて堪え性がない!


    この数十秒であっただろう出来事の不甲斐なさにウンウンと唸っていると、類が抱き締め返してきて、オレの頬と類の左頬をぺったりとゆっくり重ね合わせてきた。
    あれからそこそこの時間がたっていると思われるのにまだあたたかい類の頬と体温に、今度は全身がカッと羞恥ではない別の意味でまた熱くなる。

    またもや突然のことに身体がガチガチに固まってしまってすっかり駄目になったオレに向かって、類は今日のショーへの感情と、先ほどの不躾な行為についてを幸せとして噛み締めるように言葉を溢した。

    「今日も大成功だったね。みんな笑顔だった、嬉しいな……」
    「……ああ、そうだな」
    「フフ…………ねえ、僕はここでしてしまってもいいよ」
    「う、そのまま浸ってしまうから駄目だ!……後片付けも残っているんだぞ」
    「そうだね、えむくん達に迷惑をかけてしまうからね」

    そういうと類は何でもないようにしながらオレから身体を離していく。
    名残惜しい体温と左頬の湿った感触、類の汗の混じったにおいが瞑った目蓋の裏にさっきまでの舞台の上からの光景と仲間の顔、そして類の表情を思い出させて、またじんわりと胸の内から熱がにじみだしてきそうだった。

    その光景を上手く処理するように、興奮の行き先を落ち着いた幸せにへと形を一旦おさめるように努める。
    そうやって深呼吸をしていると、先に練習着へと着替えを終えた類がやってきて「待ってるね」ともう一度、頬を合わせて更衣室を出ていった。


    そうして本当に座長として情けないことに、このあと大分時間を使ってしまってから後片付けに入ることになるが、えむには笑顔で、寧々には酷く呆れられた顔でみられることになってしまった。


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    💜💛👍👍👏☺☺☺☺
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    related works

    すずめ

    MEMOへーテキスト機能でござるかーってなったので、テストがわりに手元から適当に引っ張ってみました。

    現代びゃくしょーのつもりのやつ。
    詰め込んだ願望
    ・ジェッソトップ2の共闘
    ・戦場で役立つ入江様(大盛)
    ・薔薇の女王呼ばわりされる入江様(特盛)
    ・もうどうにかこじつけて入江様を盛りたい、という産物



    ◆白蘭を選ぶ正一くんの話
    (※ 一部、HEL/LSINGのオマージュみたいなところあります)


    鈍い鈍いと言われたこの頭でも、一度は“それ”を考えたことがある。
    もし彼が《もう一度》を願ったら。
    そのために力を惜しまぬと言い放ったら、と。


    唐突な呼び出しだった。
    指定場所は、見慣れた並中の校舎。
    その屋上へ君臨するように降り立った天使を、綱吉は食い入るように見上げた。

    「どうして! 白蘭!!」
    「だって、ああも見事な完敗って僕、初めてだったんだもの」

    にこりと、現代に戻ってから見てきたような邪気のない笑顔が綱吉へ返される。
    そう、邪気は、悪意は、感じないのに。

    「失敗したら、反省するでしょう? 反省したら、どうすればよかったか考えるでしょう?
    んでね?」
    「…………」
    「どうすればよかったかの算段がついたら、ほら、試したくなるじゃない?」

    両手を広げて、大仰な演者のように、白蘭は笑う。
    けれどきっと、 9612

    すずめ

    MEMOこれもなんとなく晒しちゃう
    いつぞやのスレミク(https://poipiku.com/150116/2641897.html)を漫画にしようとしてくじけて文章で……ってなってこれだけ進めて忙しくてやはりやさぐれてしまった、冒頭も冒頭の冒頭
    ◆スレイを探す、とある天族の話。




    目覚めた。


    そう、目覚めた。それだけがはじめの意識だった。ここがどこかはわからない。少し視線を動かすと、あちこち崩れた天井のむこうで、澄んだ青が高く見下ろしている。空だ。しかも昼の、晴れた空。なんだかそれにひどくほっとして、ほう、と息をつく。数回瞬いた。見える。問題ない。自分の意志で視界を動かせる。途方もないことだった。――――? そうかな。途方もないことだったかな。だって、見えるってそういうものではなかったろうか。青空があって、それを見ることができて、そんなのって、珍しかったっけ? わからないなあ。でも。でも。でも。



    背を起こそうとする。
    そういうものだと言わんばかりに、体が無意識にそうしようとした。
    が、阻まれた。ぐぇ、と首元がなにかに引っぱられる。
    わからないので、首を傾げた。耳元でなにかがふさりと揺れる。
    引っぱられた気がしたのだけれど、周囲に自分以外がいる気配はとんとない。
    では何が原因で起き上がれなかったのだろうか。
    右を向く。
    左を向く。
    寝そべっているのは地面だ。
    地面には天井からの落下物や、壁から剥離した装飾物がぼろ 2745

    すずめ

    MEMOちょっとしょんぼりしてらくがきなんもできなかったけどなんかアウトプットしないとそれはそれで妄想消化不良で自家中毒してくたばるから文字発散でしのいでる

    ◆たつまよで夏のはなし(未完)
    いつぞやのらくがきの、ひまわり畑の前で先輩呼んでるマヨチヤンのあれのつもり
    ひろくん自転車のれなくて特訓したとか
    たつまよラムネのますとか入れたいとこまで届いてないていたらく…
    無駄に長くなるのなおしてえ
    いかにも夏らしい、高い空のひろがる午後だった。
    ひまわり畑のそば。
    麦藁帽の下の顔はぼんやりと、道の向こうに視線を向けて佇んでいる。
    髪色が濃いせいか、白い肌が殊更浮いて見えた。
    頬だけ、外気に当てられて常より赤い。
    咲いたような彩りの造形がやたら眼について、慌てて首を振る。
    胸の内、雑念を追いやるように戒めて、表情を作った。


    「お待たせしました」


    声をかければ、かの人がゆっくりと振り向く。
    大口の袖から覗く華奢な腕が持ち上がり、数度やわらかく手を振って、笑う。


    「暑いですねえ、巽さん」


    ええほんとうに。
    返事は、滞りなく相手に届いたようだ。
    手のひらには、買ったばかりのラムネの瓶が二つ。
    結露はとうにはじまって、瓶を握りこんだこぶしの先からほたほたと水滴が零れていく。
    足を踏み出せばその振動に、硝子のぶつかる硬質な音がからんと鳴った。



    ・夏の話



    結成から二度目の夏。
    ALKALOIDは四人そろって県を越え、とある海浜公園に出向いていた。
    来たる秋に向けて、参加型イベントの公募を盛り立ててほしいという依頼が入ったからだ。
    先行体験する姿を撮影し、感想を残し、 6309