Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    すいか

    @vIf1EyQiVhXy11t

    類司(🎈🌟)が主の倉庫。
    すいげつ/きんか、あわせてすいかです。

    作者別で作品を表示する場合は「すいげつ」「きんか」でタグで検索すれば見れます。
    ※イラストのみです。文章は「文」で検索してください。

    R-18作品については現在フォロワーさんのみの18高卒↑の方の「リスト」申請で公開しています。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 64

    すいか

    ☆quiet follow

    🎈のために弁当を作ってきてくれる🌟の🎈🌟

    別に書いている話でボツになったミートボールの下りを上手く本編の文を使って連結リサイクルしたもの。
    🎈のために料理する🌟大好きなのでいくらあってもいいよね。

    #文

    お昼の幸福弁当今日も屋上に呼ばれていつもの場所に座ってる。司くんが僕にお弁当を作って持ってきてくれる日だ。
    僕が食べ物の等価交換をしてまわったり、すっぽかしたりすることに思うことがあったらしい。恋人という関係になってから「特別だ!!」だなんて言って作ってきてくれた。
    けれどはじめて彼が作ってきてくれた生姜焼き弁当はひどく生姜辛くて、僕の口がどう頑張っても受け付けてくれずにおわってしまった。それがショックだったらしい彼は、それ以降ずっと生姜焼き弁当を作り続けて僕に対してリベンジを挑んできている。

    「今日のは自信作なんだ。お前の口に合えば良いが。」
    呼び出した司くんはというと、恋する乙女にも劣らない表情をして楽しそうにつつみを開いている。ここ最近、この場ではよく見るようになった姿だ。
    作り始めてくれたはじめのころは闘志に燃えている!といったショーの練習でもよく見る表情だった。それが時間がたつにつれて試行錯誤して僕に料理を作ることで感情の変化が起こったらしい。まさに恋愛モノでみる恋人のことが好きでたまらないといった感情が仕草にも表情にもにじみ出るようになったみたいだ。僕としてはそんな彼の姿は微笑ましかった。

    「十分美味しいものを食べさせてもらっているさ。」
    そうだ。彼の真面目で一途な努力によってすでに生姜焼きは僕の好みの味付けによっていてかなりの美味しさを誇っていた。それでも何事にも全力のな司くんによって未だに改良が行われている。そういうところが僕にとっては好ましいとは思っている。
    「いいや、まだ駄目だ。お前がなんの憂いもなく、一番美味しいと思う味を。寸分狂わず提供できるようになるまでオレは作り続ける。」
    「それは良いのだけれど、ずっと生姜焼きというのも飽きてしまうよ」
    よよよ。といつもの泣いたフリをしながら同じレシピに対する不満を訴えた。本当はそんなこと思っていないけれど。でもそれを見た彼は僕がそんなことを言い出すのなんてお見通しだ!と僕に向かい合った。

    「そういうと思ったぞ。いくら日付をあけながら食べさせているとはいえ頻度が多いのは事実。言いたいことは分かる。豚肉だって買い時があるからな」
    これを見ろ!そういわれて覗いた弁当箱の隅っこに複数ある丸いものがある。フフンと得意顔をした彼が説明をしだした。
    「ミートボールだ!これならばお前の好みの味付けをしやすいし、他の料理とも組み合わせやすい。つなぎも野菜以外を使いやすいから試しに作ってみた!」
    ランチ専用にタレ仕込みにしたから、今日はこっちも食べてみてくれ。いつも通りはりきって作ったみたいで、こちらにも早く感想が欲しいと可愛く興奮していた。

    ミートボールは確かに僕が食べれる料理だ。けれどつなぎの中身が問題で、玉ねぎを使ってあるものが多かったりする。ハンバーグの玉ねぎもカレーの玉ねぎも見るのも避けて通りたい僕にとっては天敵にもなりえる一品。
    僕は司くんのミートボールに期待を膨らませた。生姜焼きを作るにあたって料理の知識を以前よりつけている筈だ。そもそも彼はレシピ通りに作れる人間。美味しいこと間違いなしだろう。

    思わぬ楽しみがひとつ増えて口角が上がっていく。その様子をしっかりと見ていたらしい司くんも不敵な笑みをしていた。僕を期待で喜ばせてご満悦の態度だ。
    「フフ……楽しみがひとつ増えてしまったね?それじゃあ今日はそちらも手並み拝見といこうじゃあないか。」
    「望むところだ。しっかり味わって食べてくれ。」
    彼が生姜焼きを一切れ箸で摘まむ。そのまま僕の口元に、所謂あーんをしてくれたので、その幸福も生姜焼きも全てを噛み砕いて飲み込むために口をあけた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    👏💕👏💕💴💴💴💴💴💴
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    すずめ

    MEMOへーテキスト機能でござるかーってなったので、テストがわりに手元から適当に引っ張ってみました。

    現代びゃくしょーのつもりのやつ。
    詰め込んだ願望
    ・ジェッソトップ2の共闘
    ・戦場で役立つ入江様(大盛)
    ・薔薇の女王呼ばわりされる入江様(特盛)
    ・もうどうにかこじつけて入江様を盛りたい、という産物



    ◆白蘭を選ぶ正一くんの話
    (※ 一部、HEL/LSINGのオマージュみたいなところあります)


    鈍い鈍いと言われたこの頭でも、一度は“それ”を考えたことがある。
    もし彼が《もう一度》を願ったら。
    そのために力を惜しまぬと言い放ったら、と。


    唐突な呼び出しだった。
    指定場所は、見慣れた並中の校舎。
    その屋上へ君臨するように降り立った天使を、綱吉は食い入るように見上げた。

    「どうして! 白蘭!!」
    「だって、ああも見事な完敗って僕、初めてだったんだもの」

    にこりと、現代に戻ってから見てきたような邪気のない笑顔が綱吉へ返される。
    そう、邪気は、悪意は、感じないのに。

    「失敗したら、反省するでしょう? 反省したら、どうすればよかったか考えるでしょう?
    んでね?」
    「…………」
    「どうすればよかったかの算段がついたら、ほら、試したくなるじゃない?」

    両手を広げて、大仰な演者のように、白蘭は笑う。
    けれどきっと、 9612

    すずめ

    MEMOちょっとしょんぼりしてらくがきなんもできなかったけどなんかアウトプットしないとそれはそれで妄想消化不良で自家中毒してくたばるから文字発散でしのいでる

    ◆たつまよで夏のはなし(未完)
    いつぞやのらくがきの、ひまわり畑の前で先輩呼んでるマヨチヤンのあれのつもり
    ひろくん自転車のれなくて特訓したとか
    たつまよラムネのますとか入れたいとこまで届いてないていたらく…
    無駄に長くなるのなおしてえ
    いかにも夏らしい、高い空のひろがる午後だった。
    ひまわり畑のそば。
    麦藁帽の下の顔はぼんやりと、道の向こうに視線を向けて佇んでいる。
    髪色が濃いせいか、白い肌が殊更浮いて見えた。
    頬だけ、外気に当てられて常より赤い。
    咲いたような彩りの造形がやたら眼について、慌てて首を振る。
    胸の内、雑念を追いやるように戒めて、表情を作った。


    「お待たせしました」


    声をかければ、かの人がゆっくりと振り向く。
    大口の袖から覗く華奢な腕が持ち上がり、数度やわらかく手を振って、笑う。


    「暑いですねえ、巽さん」


    ええほんとうに。
    返事は、滞りなく相手に届いたようだ。
    手のひらには、買ったばかりのラムネの瓶が二つ。
    結露はとうにはじまって、瓶を握りこんだこぶしの先からほたほたと水滴が零れていく。
    足を踏み出せばその振動に、硝子のぶつかる硬質な音がからんと鳴った。



    ・夏の話



    結成から二度目の夏。
    ALKALOIDは四人そろって県を越え、とある海浜公園に出向いていた。
    来たる秋に向けて、参加型イベントの公募を盛り立ててほしいという依頼が入ったからだ。
    先行体験する姿を撮影し、感想を残し、 6309

    すずめ

    MEMOこれもなんとなく晒しちゃう
    いつぞやのスレミク(https://poipiku.com/150116/2641897.html)を漫画にしようとしてくじけて文章で……ってなってこれだけ進めて忙しくてやはりやさぐれてしまった、冒頭も冒頭の冒頭
    ◆スレイを探す、とある天族の話。




    目覚めた。


    そう、目覚めた。それだけがはじめの意識だった。ここがどこかはわからない。少し視線を動かすと、あちこち崩れた天井のむこうで、澄んだ青が高く見下ろしている。空だ。しかも昼の、晴れた空。なんだかそれにひどくほっとして、ほう、と息をつく。数回瞬いた。見える。問題ない。自分の意志で視界を動かせる。途方もないことだった。――――? そうかな。途方もないことだったかな。だって、見えるってそういうものではなかったろうか。青空があって、それを見ることができて、そんなのって、珍しかったっけ? わからないなあ。でも。でも。でも。



    背を起こそうとする。
    そういうものだと言わんばかりに、体が無意識にそうしようとした。
    が、阻まれた。ぐぇ、と首元がなにかに引っぱられる。
    わからないので、首を傾げた。耳元でなにかがふさりと揺れる。
    引っぱられた気がしたのだけれど、周囲に自分以外がいる気配はとんとない。
    では何が原因で起き上がれなかったのだろうか。
    右を向く。
    左を向く。
    寝そべっているのは地面だ。
    地面には天井からの落下物や、壁から剥離した装飾物がぼろ 2745

    recommended works