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    すいか

    @vIf1EyQiVhXy11t

    類司(🎈🌟)が主の倉庫。
    すいげつ/きんか、あわせてすいかです。

    作者別で作品を表示する場合は「すいげつ」「きんか」でタグで検索すれば見れます。
    ※イラストのみです。文章は「文」で検索してください。

    R-18作品については現在フォロワーさんのみの18高卒↑の方の「リスト」申請で公開しています。

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    すいか

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    ワンドロ
    演目「こちょこちょ」+1時間
    🎈に脇腹掴まれて驚く🌟

    こちょこちょというよりくすぐったいになってしまった。

    #文

    意識しない方が無理だ!「司くん、新しい身体データが欲しいから測らせてくれないかな」
    「おお、いいぞ!」

     司は類からのお願いに胸を叩いて快諾した。
     類の装置はワンダーランズ×ショウタイムにおいて欠かせない演出機材だ。しかしその特性から危険性を少しでも減らすためには、より正確なデータが毎回必要である。
     特にこれを一等扱う司のデータは身長体重はもちろん、握力や脚力など事細かに把握しておかなければいけない。しかも司たちの年齢は成長期だから身体の変動が激しい。だから一週間に一回は必ず測るようにしていた。

     類がメジャーを持ってきて司の身長や胸囲を測り始める。
     ウエストにメジャーを巻き付けて記録をした後、筋肉のつき方を確認するために座って脇腹に触れたときだった。

    「……っ!」

     司が類の手を叩き落とした。
     突然そんなことをされた類は驚いて司の顔を見る。すると司も困惑したように目を見開いて黒目を揺らしていた。

    「す、すまん!突然だったので少し驚いてな」
    「大丈夫。それより……」

     類は考える。今までこんなことはなかった。だが何か気が障ったとかでは確実にないだろう。司はそういう嫌なこと、所謂NG行為に対してはハッキリと言ってくれる。
     機嫌が悪かった、これも違うだろう。虫の居所が悪いからと快諾のような態度をとっておいて後から八つ当たりのように相手をいたぶるだなんて、そんな陰湿な発想はまず彼はしない。
     そもそも司は役者だが、日常的な嘘は苦手なタイプだ。だからこの動揺の仕方から本人も驚く何かがあったのだろうと推測するのが正着だろう。

     そうして類は考えるそぶりを司に見せた後、断りもなく司の腰を今度は鷲掴みにした。

    「ぅひゃぁ!!??」
    「うん、やっぱり」

     大きく放たれた高めの声に類は確信した。司は自分に触られてこそばゆかったのだと。それならば反射で手が出たのも納得だ。先週までこんなことはなかったのだから、司もさぞかし驚いて当たり前だろう。
     司はというと、手を口に押し当てて顔を真っ赤にしている。普段の堂々とした態度が嘘のような羞恥を表した態度をとっていた。

    「身体を触られてこそばゆいのはね、外的要因からの刺激に反応した脳による危険信号なんだ。でも司くん、きみは前は僕にこうして掴まれても平気にしていた」
    「た、確かにそうだが。だからなんだというんだ」

     ムスリとした顔で司が類に何も分からん!といったような態度をとっている。
     嘘だ。類にはすぐに分かった。だったらどうして頬を赤らめて逃げたそうにしているのだと。司は分かりやすかった。
     こうなってしまったことについて類にも同様と思われる心当たりがあった。先週の測定から今週のこの瞬間まであった、類を意識しなければいけない出来事といえばアレしかない。

     もう一度確認をするように類が司の腰を、今度は軽くひと揉みした。肌を指が服の上から密着するようにである。それに司は先ほどよりもヒィッと高い声を上げて身体を捩る。
     その様子をしっかりと視認した類はまんざらがなさそうに上目遣いで照れた顔をした。

    「僕に触られて、思い出しちゃったんだね……」

    そう、この週の間で司と類は肌をはじめて合わせあった。交わることまではしなかったのでそういう表現になるだろう。
     司の脳はそれを類が脇腹という普通は他人が振れず、人間が敏感になりやすい場所に触れたことで無意識に思い出して反応してしまったのだ。

    「~~ッ!」 

    そのことと類の反応に、司は顔を真っ赤に茹たせることしかできなかった。

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    ◆スレイを探す、とある天族の話。




    目覚めた。


    そう、目覚めた。それだけがはじめの意識だった。ここがどこかはわからない。少し視線を動かすと、あちこち崩れた天井のむこうで、澄んだ青が高く見下ろしている。空だ。しかも昼の、晴れた空。なんだかそれにひどくほっとして、ほう、と息をつく。数回瞬いた。見える。問題ない。自分の意志で視界を動かせる。途方もないことだった。――――? そうかな。途方もないことだったかな。だって、見えるってそういうものではなかったろうか。青空があって、それを見ることができて、そんなのって、珍しかったっけ? わからないなあ。でも。でも。でも。



    背を起こそうとする。
    そういうものだと言わんばかりに、体が無意識にそうしようとした。
    が、阻まれた。ぐぇ、と首元がなにかに引っぱられる。
    わからないので、首を傾げた。耳元でなにかがふさりと揺れる。
    引っぱられた気がしたのだけれど、周囲に自分以外がいる気配はとんとない。
    では何が原因で起き上がれなかったのだろうか。
    右を向く。
    左を向く。
    寝そべっているのは地面だ。
    地面には天井からの落下物や、壁から剥離した装飾物がぼろ 2745

    すずめ

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    現代びゃくしょーのつもりのやつ。
    詰め込んだ願望
    ・ジェッソトップ2の共闘
    ・戦場で役立つ入江様(大盛)
    ・薔薇の女王呼ばわりされる入江様(特盛)
    ・もうどうにかこじつけて入江様を盛りたい、という産物



    ◆白蘭を選ぶ正一くんの話
    (※ 一部、HEL/LSINGのオマージュみたいなところあります)


    鈍い鈍いと言われたこの頭でも、一度は“それ”を考えたことがある。
    もし彼が《もう一度》を願ったら。
    そのために力を惜しまぬと言い放ったら、と。


    唐突な呼び出しだった。
    指定場所は、見慣れた並中の校舎。
    その屋上へ君臨するように降り立った天使を、綱吉は食い入るように見上げた。

    「どうして! 白蘭!!」
    「だって、ああも見事な完敗って僕、初めてだったんだもの」

    にこりと、現代に戻ってから見てきたような邪気のない笑顔が綱吉へ返される。
    そう、邪気は、悪意は、感じないのに。

    「失敗したら、反省するでしょう? 反省したら、どうすればよかったか考えるでしょう?
    んでね?」
    「…………」
    「どうすればよかったかの算段がついたら、ほら、試したくなるじゃない?」

    両手を広げて、大仰な演者のように、白蘭は笑う。
    けれどきっと、 9612

    すずめ

    MEMOちょっとしょんぼりしてらくがきなんもできなかったけどなんかアウトプットしないとそれはそれで妄想消化不良で自家中毒してくたばるから文字発散でしのいでる

    ◆たつまよで夏のはなし(未完)
    いつぞやのらくがきの、ひまわり畑の前で先輩呼んでるマヨチヤンのあれのつもり
    ひろくん自転車のれなくて特訓したとか
    たつまよラムネのますとか入れたいとこまで届いてないていたらく…
    無駄に長くなるのなおしてえ
    いかにも夏らしい、高い空のひろがる午後だった。
    ひまわり畑のそば。
    麦藁帽の下の顔はぼんやりと、道の向こうに視線を向けて佇んでいる。
    髪色が濃いせいか、白い肌が殊更浮いて見えた。
    頬だけ、外気に当てられて常より赤い。
    咲いたような彩りの造形がやたら眼について、慌てて首を振る。
    胸の内、雑念を追いやるように戒めて、表情を作った。


    「お待たせしました」


    声をかければ、かの人がゆっくりと振り向く。
    大口の袖から覗く華奢な腕が持ち上がり、数度やわらかく手を振って、笑う。


    「暑いですねえ、巽さん」


    ええほんとうに。
    返事は、滞りなく相手に届いたようだ。
    手のひらには、買ったばかりのラムネの瓶が二つ。
    結露はとうにはじまって、瓶を握りこんだこぶしの先からほたほたと水滴が零れていく。
    足を踏み出せばその振動に、硝子のぶつかる硬質な音がからんと鳴った。



    ・夏の話



    結成から二度目の夏。
    ALKALOIDは四人そろって県を越え、とある海浜公園に出向いていた。
    来たる秋に向けて、参加型イベントの公募を盛り立ててほしいという依頼が入ったからだ。
    先行体験する姿を撮影し、感想を残し、 6309

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    ええほんとうに。
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