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    wamanaua

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    wamanaua

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    姉弟ラウグエメモ

     姉と弟のジェターク姉弟は可愛い。
     幼児期は結構普通の妾腹の子供と御息女だったんだけど、姉が教育方針で男扱いされるようになって拗れてほしい。人前では「兄さん」と呼ばないといけなくなって、「でも僕にとっては姉さんだよ……」と姉弟二人だけの時だけ「姉さん」と呼んでてほしい。
     姉さんの体つきがだんだん女らしくなって、これじゃ男に見えない……と悩んでいるときも賢明に支えてほしい。まぁ女扱いしてるのは弟ですが……。
     なんかのきっかけで姉の体に触るようになり、自慰行為の延長で体をつなげることになっても尻しか使わなでほしい。子供が出来ちゃいけないから。(将来姉さんが結婚する相手のためとかも考えてるけど優越感に満ち満ちている弟がいてほしい)じゃれあいというには過ぎた行為でもじゃれあいだと思っててほしい。
    なんか学校に通うことになり、「ホルダーになって花嫁を勝ち取れ」と言われてもあんまり心配していない弟でいてほしい。姉さんは男が好きだし、花嫁がいようと他に男や女がいて当たり前だと思っているし、姉さんを支える弟という立場は僕だけなんだから……と自信を持っていてほしい。
     姉が公開プロポーズして、えっ女が好きなの? 男は? えっじゃあ僕は? と唐突にバグってほしい。お前は弟でしかなくて最初から男でもなんでもなかったのに……。最後に選ばれる愛人は自分だと変に勘違いしていてほしい……んなわけないのにな……。


    「姉さんは女の子なんか好きじゃないでしょ? そうだったよね? そうだよ」
    「……男じゃなくて女が好きなら、なんで僕とセックスなんか出来たんだよ!」
    「僕が弟だから!? 僕がただの男だったら触らせもしなかっただろうね!? 尻を使うこともなかったでしょ!」
    「僕を好きだとも言ってくれなかった……そうでしょ」
    「僕は姉さんをずっと見てた、父さんが仕事で会えない時も、メイドが陰口叩いてる時も、父さんの部下が平気で侮辱してきても、僕は平気だった、姉さんがいたから。姉さんもそうだと、お、思って、思ってたのに」
    「僕は姉さんが好きだ」
    「僕が姉さんを1番好きだ! あんな形だけの婚約者がなんだよ! あいつは姉さんに地位を約束するだけの存在だ! 結婚さえしてしまえばあとは姉さんの思うがままだった! 父さんのように『本当に好きな人』を連れてくればいい、それだけなのに」
    「なんで『結婚したい相手』があんな女なんだよ!?」
    「どうして僕じゃないんだ! 僕はずっと我慢してきた! 人前で姉さんを『兄さん』としか呼べなくなって、姉さんが殴られていても止めに入れなくて、姉さんが男に混ざってどんどん『僕の姉さん』じゃなくなっていっても、何もできなかった! 僕は弟でしかないから!」
    「だから弟としては何でも……なんでもしてきたのに! 弟だから姉さんの男になれないけど、でも弟だからそばに居られるって、それだけで僕は生きてきたのに!」
    「他に拠り所を作るの? 姉さんは! 僕を置いて!?」
    「……やめてよ、姉さん、お願いだよ。目を覚ましてよ」
    「あんな奴姉さんにふさわしくない。田舎者だ。跳ねっ返りさ。人に従うことを知らない顔だ。自分しか知らない頭だよ。あんな……姉さんにふさわしいのは、もっと、もっと……」
    「姉さんを飾り立てるような……そんな……そんな……」
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    Replies from the creator

    wamanaua

    DOODLEオルグエ。
    お題「記憶喪失になった恋人に、何も伝えず関係をリセットするべきか悩む話」
    バチクソ人間不信でラウぴとかにすこぶる冷たく当たるグエぴがいます。
    花霞 あなたはいったい誰なのですか? と真顔で聞かれるのはさすがにこたえる。
     オルコットが負傷した。パーティー中、整備不良か恨みか何か、天井から照明が落ちてきて、それから俺を庇ったせいだった。普段ならケガをしようがピンシャンしている男だったが、あたりどころが悪かったらしい。俺に覆い被さって動かなくなったオルコットの背をさすりながら、彼の死んだ息子や妻に祈っていた。どうか彼を救ってください。そして彼を連れて行かないでください、と。
     幸い命は助かった。ただ記憶が無事ではなかった。病院で目を覚ました彼を見て思わず流れた涙は、俺のことなんぞちっとも覚えていません、という態度にすぐ引っ込んでしまった。
     まるでフィクションのような記憶喪失だ。自分のことは覚えていない。過去もよく分からない。ただ身に染み付いた動作がある。フォークは持てる。トイレには行ける。モビルスーツは知らない。ガンドは知らない。ジェタークも知らない。俺のことなんかさっぱり。地球も、テロも、亡くした家族のことも……。
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