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    calmdestorm2

    @calmdestorm2

    二次創作ファンアート置き場 ↑20
    イラスト、マンガ、小説ごっちゃごちゃ
    基本アナログシャーペンで落描き、たまにペン入れしたりデジタルだったり

    メインジャンル:フーファン・ダメプリ・94・ロマサガ
    他にも気になったものはなんでもモグモグします

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    calmdestorm2

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    前に書いたノエクジ異種族間ラブネタのパロのその後の様子
    ほのぼのと生活しています

    (https://poipiku.com/5510054/11846042.html)

    #ロマサガ2R
    #ノエクジ

    小春日和布団二人の住む屋敷は洞窟の中にあるのだが、完全なる閉鎖空間ではない。
    所々に穴があり、そこから外部の日差しや雨粒が入ってくる。
    なので、晴れた日は洗濯物も干せる。
    乾いた頃合いを見計らい、洗濯物を取り込むクジンシー。
    後で一気にたたむからと、縁側にポイポイと投げていく。
    最後に布団を掴み、どっこいしょーっと縁側にボスッと置く。
    干したて独特のぽかぽかさと柔らかさと匂いが、彼を誘惑する。

    (ダメダメ、せめて他の洗濯物をたたんでから)

    ウズウズするも耐え、縁側に座り衣服等をたたんでいたが……

    (……ちょっとだけなら……)

    時間が経てば、ただのお布団。
    この楽しみを堪能出来るのは、今だけ。
    すぐ起きるからと自分に言い訳をしつつ、クジンシーは布団にダイブ。
    思っていた通り……いや、それ以上の心地よさに思わず目を閉じうとうとし……

    「……って、危ねぇ!!」

    ガバッと起き上がる。
    危うく眠るところだったと胸を撫で下ろしていると。

    「起きたのか」

    すぐ側から声が聞こえ、そちらを振り向くとノエルが縁側に腰かけ本を読んでいた。

    「あれ、ノエル?いつの間に……『起きたのか』?」

    聞き捨てならない言葉に、クジンシーは眉をひそめる。

    「え、あれ……もしかして俺、寝てた?」
    「ああ、ずいぶんと気持ち良さそうな寝顔だったぞ」
    「うっそ!?」

    気づかぬうちに夢の中へ旅立っていた事実に、驚きを隠せないクジンシー。
    キョロキョロと辺りを見回すと、布団以外の洗濯物が見当たらない。

    「洗濯物なら、もうたたんで仕舞っている」
    「マジかよ、俺ガチで眠ってたのか……」

    クジンシーはあちゃー……と頭をかき、ノエルに代わりに仕事をさせてごめんと謝罪する。

    「それは構わない。ただ……」
    「ただ……?」
    「独り占めは、ズルくないか?」

    「次は、俺も呼んでくれ」と優しく笑いかけるノエル。
    思いがけないセリフにクジンシーはきょとんとなるが、すぐに笑顔で「オッケー!!」と返したのだった。
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