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    whitefall13

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    whitefall13

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    何十年も会えていない友達が夢に出てきた。

    送り火具体的な夢だったから、書き残そうか逡巡した後、時計を見たのが、朝の4時48分。
    起きたのはもしかしたら4時44分だったかもしれない。
    二度寝して忘れたい夢ではなかったので、ここにまとめる。

    ーーー

    夢の中で、明日(8/15)ある駅で火がもらえる、と聞いた私は、広島駅に行く。もらうには条件があるらしく、ただもらうだけならいいけれど、その火を別の目的、例えば終戦日のデモに参加するために手に入れる人がいて、そういう人はもらえないんだそうだ。

    駅に向かう途中、リアルでは何十年も会えてない友達に会うのだけど、私は人混みの中から、背が高いその人を必ず見つけることができる。あそこで火をもらえるんだって、と話をしながら駅に向かう。途中、川べりの緑地を走って行く。そこは昔たくさんの人が亡くなって、その跡を緑地にしている。私が今住んでいるところにもそういう緑地がある。そこはよく見たらなんとなく盛り土がされてボコボコしていて、踏むのに少し抵抗があるけれど、とりあえずそこを走って行く。

    駅に着くと、帽子を被った駅員のおじさんが火を配る窓口にいるので並ぶけれど、私の前に並んでいる女の子はもらえないらしい。自分は火をつけるための何かと、半券のようなものがついたボール紙をもらって、その物(手のひらサイズの吹き出し花火のようなものに、アルコールランプのような太い芯がついている)に書いてあるの番号のテントに向かう。番号は5ー③、もしくは①。

    そのテントの方に行くと、もういくつか火が並べてあって、私の物にも火をつけてもらい、風で消えないか気をつけながら、置かれている火の横に並べる。友達も火を持っていて、一緒に並べる。そのあと、友達が、遊びに行こう!と火をまたいで向こうに行ってしまうので、またいでいいのかな?と思いながら、自分も同じようにしてついていく。

    火の向こうは真っ暗。

    自販機コーナーみたいな場所があって、当たり付き自販機のように、白い明かりが上下に明滅しながら移動する、何も書いてない白い自販機があって、それはくじ引きだ、と友達が言う。怪しいなあと思いつつ、じゃあ友達とくじ引き勝負をしよう、いくら入れたらいいのかな?ってとこで目が覚めた。

    ーーー
    目が覚めてまず思ったのは、その友達、死んでねえだろうな?
    私は彼を火で送ってしまったのでは?

    でも、思い出してみたら、その友達も火を持ってたから、たぶん死んでいない。その友達は、思い出したように夢に出てくる。最近は、もう一生会えないだろうから、思い出すことをやめていた。

    何でそんなに出てくるかというのも、辛い時は勝手に、楽しかった頃のことを思い出しては、死なないための助けとばかりに、脳に何度も何度も刷り込んでいたから。思いだすのをやめたのは、最近少し生きるのが楽になったからと、思い出すほどに美化してしまって、本当のことを忘れてしまいそうな気がしたから。
    いや、そんなことどうでもいいほど、人生に諦めがついてしまったのかもしれない。

    でも、過去のある時、助けてもらうような思い出をくれたことを、忘れるのはいけないかな。もはやその友達の生死を確認する手段も、なくはないけど、その手段は取れない。自分が緊急入院したりして、言いたいことも言えないまま別れてしまったけれど、自分は人間関係が下手くそで、感謝が足りない人間だと思った。

    いつかまたうっかり、夢に出てきたら、その時はよろしく。
    この先の人生の心残りにするつもり。もし先に死んでいたらお悔やみ申し上げる。
    それではまた、しばらく忘れます。
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