秘める心の愛しさを今日の戦闘は苦戦続きの物だった
誰が悪かった訳ではない
たまたまの重なりが引き起こしたものだった
それはマスターへも向いてしまった。
咄嗟にマスターを庇った貴銃士がいた為マスターは無事だったのが幸いだと誰かが言った
スプリングフィールドは噂話の方へ耳を傾ける
「マスターは無事…そうですね…」
自らを犠牲にしたことで密かに思いを寄せるマスターを守れたことにスプリングフィールドはほっと安堵のため息を溢す。
向こうからマスターが必死の形相で走ってきた
視線の先はスプリングフィールドの手
「スプリングフィールド…!手!怪我してる…!!」
「だ…大丈夫です…大したことでは無いですしいつものことなので…」
「大したことなんて…早く手当てしないと!」
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