sasayasasa_sket☆quiet followDOODLEドライゼ単体 英雄に憧れた星が瞬く音が聞こえそうな程の静かな闇夜。 普段賑わう士官学校も静寂に包まれている。 こんな静かな夜には あの日あの時の言葉を思い出す。 自分の弱さに醜さに愚かさに負けそうだった時に知らされたあの言葉。 俺は革命戦争のドライゼのような英雄にはなれない…と。 だが今はそれでいい。 俺は俺らしく強くあろう。強くなろう。 空に輝く満天の星に手を伸ばし ぎゅっと力強く拳を握りしめた。 Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow sasayasasa_sketDOODLEドライゼ×マスター死表現含みます最愛のあなたへしんしんと降り積もる雪の日。子供たちが雪遊びではしゃぐ日が当たり前になった平和な世界。 降り続ける雪を遮る傘の中で寄り添う影が2つ、ドライゼは楽しそうに語りかけていた。 「あの時は…」 「あの場所では…」 と2人で紡いできた思い出を1つ1つ振り返りながら、時折微笑みかけ懐かしさにその表情を緩める。 紡ぐ物語が「今」へと近づいてきた頃。ドライゼは懐から1輪の薔薇を出し隣の影へと手向けると、静かに涙を流した。 「最愛のあなたへ…」 とドライゼは墓石に刻まれたその名前にそっと指を沿わし空を仰いだ。 254 sasayasasa_sketDOODLEドライゼ単体英雄に憧れた星が瞬く音が聞こえそうな程の静かな闇夜。 普段賑わう士官学校も静寂に包まれている。 こんな静かな夜には あの日あの時の言葉を思い出す。 自分の弱さに醜さに愚かさに負けそうだった時に知らされたあの言葉。 俺は革命戦争のドライゼのような英雄にはなれない…と。 だが今はそれでいい。 俺は俺らしく強くあろう。強くなろう。 空に輝く満天の星に手を伸ばし ぎゅっと力強く拳を握りしめた。 195 sasayasasa_sketDOODLEスプリングフィールド×マスター♀️秘める心の愛しさを今日の戦闘は苦戦続きの物だった 誰が悪かった訳ではない たまたまの重なりが引き起こしたものだった それはマスターへも向いてしまった。 咄嗟にマスターを庇った貴銃士がいた為マスターは無事だったのが幸いだと誰かが言った スプリングフィールドは噂話の方へ耳を傾ける 「マスターは無事…そうですね…」 自らを犠牲にしたことで密かに思いを寄せるマスターを守れたことにスプリングフィールドはほっと安堵のため息を溢す。 向こうからマスターが必死の形相で走ってきた 視線の先はスプリングフィールドの手 「スプリングフィールド…!手!怪我してる…!!」 「だ…大丈夫です…大したことでは無いですしいつものことなので…」 「大したことなんて…早く手当てしないと!」 688 sasayasasa_sketDOODLEドライゼ×マスター♀️世界の傷と再生とードイツ戦場前線にて アウトレイジャー討伐が終わり静かな時が流れる ドライゼは構えていた銃を降ろし、ふぅと息をついた 辺りを見渡し状況を確認する (目立った兵の負傷なし…) ドイツの兵達は揃って無事なようだ。 貴銃士達やマスターの姿も確認し全員の安否を確認すると再びふぅと息をつく 「む…」 ドライゼは自分の手が震えていることに気付いた。 すでに戦闘は終わっている為武者震いではないはずだがいくら止めようとしても逆に震えが増す一方だった。 (人を殺めてしまうことが…俺にとってまだ枷となっているのか…) 「ドライゼ?何か気になることありました?」 マスターがひょいっとドライゼの顔を覗き込む 「ああ…いや。何でもない。マスター怪我は無いか?」 829 sasayasasa_sketDOODLEマスター単体親友へ向けた鎮魂歌虚空に歌う鎮魂歌メメント・モリ 当たり前で…なんて残酷な言葉… 慰霊碑に刻まれた親友の名をなぞりながらそっと呟いた。 『いつか自分が必ず死ぬことを忘るな』 あの日あの場で死んでいたのは自分だったのかもしれない 今この場に刻まれている名前は自分の物だったのかもしれない 冷たい慰霊碑に額を付け、そっと目を閉じる。 『メメント・モリ』 ああ。なんて残酷で当たり前で 「綺麗な言葉なんだろうか」 192 sasayasasa_sketDOODLE☆ポイピク限定ドライゼ×マスター♀️触れ合い有解釈違いの方注意いつかその時の瞬間まで夜も深くなった頃伸びる2つの影が扉の前で止まる。 毎晩マスターを寮室まで送るのがドライゼの日課になっていた。 名残惜しそうに振り返る姿を見るのが毎日の楽しみでもある。 「また明日」 こう言い合えるのはあと何回来るのか。 俺はいつまでこうしてこの姿でいられるのだろうか。 貴女を愛おしいと一瞬たりとも離したくないと。 欲を言えば貴女を永遠にこの腕の中で堕としたいと。 そう思ってしまう心がいつか来る最期を暗いものにしてしまう。 俺は革命戦争のドライゼのように悔い無くその役目を終わらせることができるのだろうか。 「ドライゼ…?」 「…!すまない考え事をしていた」 扉の前で微動だにしない俺を見て不思議そうにマスターがこちらを見ている。 957