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    jellyfish_fusen

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    jellyfish_fusen

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    My Honor〜another〜
    できてないルスハン
    ルス←ハン
    4.5で🧊のうちから帰る途中と思ってください

    My Honor〜another〜ハングマンは久しぶりにハードデックを訪ねていた。
    マーヴェリックの特別訓練が終わり、元の所属基地に戻ったハングマンだったが、上官の使いでまたノースアイランドの地を踏んでいた。
    上官から預かった機密書類はサイクロン宛で、引き続きトップガンで教えているマーヴェリックにも会うことができた。
    その彼から、ルースターも休暇で訪ねてきており、今日は家(サイクロン宅)に居るから来るか?と誘いを受けたが、断ってこのハードデックのカウンターで一人ビールを呷っていた。
    ハングマンはルースターに会いたくなかった。あの任務の後からルースターに特別な想いを抱いてしまったから。この秘めた想いは誰にも知られたくなかった。

    「あれ?ハングマン?」
    静かにボトルを傾けていると、後ろからいきなり声をかけられた。
    「?!ルースター、なんでここに・・・。」
    振り向くと、そこにいたのは今一番会いたくない人物、ルースター本人だった。
    もうすぐクリスマスだと言うのに、相変わらずアロハシャツを着ている。流石にシャツの下に長袖のTシャツを着ていたが。
    「休暇でマーヴのとこ来てんだよ。お前は?」
    「俺は、上官の使い。・・・マーヴェリックのところに帰らなくて良いのか?」
    ハングマンがそう言うと、ルースターは気落ちしたように撫で肩をさらに落とし、隣に座った。
    「ハングマン・・・ちょっと聞いてくれないか?」
    「な、なんだよ。」
    ルースターの余りの落ち込みぶりにハングマンは慄きながらも彼の分のビールを注文した。

    ルースターの話は名前こそ出さなかったものの、マーヴェリックの話だとすぐにわかった。
    恋人ができたこと、すでに一緒に住んでいること、幸せになってもらいたいが初恋の人で今も想っていること。
    なかなか気持ちの整理がつかないのだろう、酔いも相まってグダグダととりとめない話が続いた。
    そして、どんどんビールを呷りあっという間に酔い潰れてしまった。

    ハングマンは自力で立つことができないルースターを支え、自分が泊まっているモーテルへと連れ帰った。
    自分より体も大きく体重も重い相手を運ぶのは流石に大変だった。
    ベッドにドサリと横たえると、ハングマンは大きく息を吐いた。
    その時、ルースターのセルフォンが鳴った。
    着信画面を見ると、そこには”マーヴェリック”と表示されていた。
    この状況を説明しないと、と思いハングマンは電話に出ることにした。
    「マーヴェリック?ジェイク・セレシンです。」
    『あれ?ハングマン?ブラッドリーに掛けたつもりだったんだけど・・・。』
    「あなたの坊やは酔い潰れて俺の部屋で寝てます。このまま泊めるので、ご心配なく。」
    『ごめん。ハングマン。頼むよ。・・・その、ブラッドリーはどんな様子だった?」
    恐る恐ると言った様子でマーヴェリックは尋ねた。ルースターからサイクロンとのことを聞かされたと思っているのだろう。ハングマンはマーヴェリックとサイクロンのことは知らないふりをして答えた。
    「あなたには幸せになってほしいって、ずっと言ってましたよ。」
    『っそう、か。』
    マーヴェリックは言葉を詰まらせながらもなんとか返事をした。
    「もう遅いですから、あなたも休んでください。」
    『うん、そうする。・・・ハングマン、ありがとう。』
    「どういたしまして。おやすみなさい。」
    『おやすみ。』
    通話を切ると、ハングマンはベッドで気持ちよさそうに眠っているルースターの顔を見つめた。
    しばらく眺めていたが、あまりの間抜け面にだんだんと苛立ちが込み上げてきた。
    (こっちの気も知らないで!)
    ルースターの高い鼻を摘むとハングマンはシャワーを浴びようとバスルームへ向かった。
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