甲柴*刑期が終わって出社した紫音
しばらくの間はクラブとか行きまくって女の子たちとキャッキャうふふしてたけど、やっぱり外に出ると周りからの視線がすごくて居心地悪く感じる。
「みて〜!あの人カッコいい!」
「え〜どの人?って…ひっ!ナニあれ!」
「病気?やだぁ、きもちわるー。声かけなくて良かったね!」
みたいなのが出社してから日数が経つとどうしても多くなっちゃって
(獄中にいた時、獄luckの3人は見た目に関して何にも言ってこなかったのになー。はぁ、気分最悪)
ってだんだん外に出るのが嫌になってくる。
(てゆーか犬飼は置いといて他の2人ってどーしてるんだろ。凌牙がどこに住んでるのかなんて知らないし。あ、シバケンはずっと獄中にいるんだっけ?)
◇◇◇◇◇◇
「はああ…まじでつまんねー。なんか面白いことねえのかよ。凌牙ちゃん居なくなったからほかのゴミ共のクソみたいなラップ聞かされるしまじありえねーんだけど」
なんかねえかなーって部屋でだらだらしてる御子柴。
「おい、〇〇番!!お前に面会だ!」
「あ?面会だぁ?なんかの間違いじゃねーの、俺に会いに来るやつなんていねーし」
「ゴタゴタ言ってないで着いてこい!!」
うっせぇな!!とかいろいろ言いながら結局看守についていったら見覚えある人がいては?ってなってたら
「やっほ〜、シバケン♡」
「っんでてめーがここにいんだよ、紫音!!」
「ん〜シバケンに会いにきた」
は?まじで意味わかんねーんだけど!なんで俺に会いに来るんだよ!とか思ってたけど実際紫音も凌牙も居なくなって寂しかったから会いにきてくれたのが嬉しくて、なんやかんやいっぱい聞かれてもないこと話しちゃって気がついたら面会の時間が終わる
「ぁ…?もう終わりかよ…チッ」
てぼそっと言うから、思わずニヤッとしながら紫音が御子柴のこと揶揄っちゃう
「なぁに、シバケン。俺と話せたの嬉しかったの?また来てあげようか?」
「はあ!?別に嬉しくねーよ!はい、自惚れ乙〜www」
そっか、じゃあもう来ないね。みたいな事言ったら御子柴が目に見えてしょんぼりするから(絶対またこよー)って、その後何回か面会に来てくれる。
その度にしっぽブンブン状態で迎え入れてくれる御子柴。
(シバケンめっちゃかわいいじゃん。まじで犬みたいwでもわざわざ会いに来るの面倒くさいしなー)
って思った結果
「よろしくね、シバケン♡」
「…は…?いや…は?」
獄中に戻ってきた紫音に空いた口が塞がらない状態の御子柴の頭にちゅってキスして自分の部屋に戻る紫音。
その後ろ姿見ながらやっと理解した御子柴。
「もしかしてまたなんかやらかしたのかよwwwせっかく刑期終わったのにご愁傷様〜wwwww」
って煽るけど内心喜んでるの紫音にバレバレ。
(かわいい子とはまた夜中に抜け出してたのし〜ことすれば良いしね。それにここにはかわいい犬がいるし、何より外にいるより視線感じなくて居心地良いし)
てな感じで2人の獄中ライフが始まる。
その後無意識にお互いのこと大事にするようになってイチャイチャしだしたらもう言うことないね。笑
まだ未成年なのに一生刑務所から出られないとか可哀想すぎない?獄ラのメンバー2人が出所しちゃったら1人ってことでしょ?御子柴暴力振るわれたら抵抗できなくない??
お願いだから定期的に刑務所に戻ってきて御子柴可愛がってあげて😭😭
紫音と御子柴絶対相性いいよ、声もそうだしお互いトラウマ乗り越えて好きになったらもう離れられないでしょ、はやくくっついて!
幸せになってくれ!私の推し!!