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    pineappleynmr

    @pineappleynmr

    斎綱メイン
    恥ずかしくて何も言わずに上げてる場合ある
    【個別パスについて】
    XかブルスカのDMで[ポイピクのパス求む]のみで構いませんので聞いてください(個人的に人を選ぶ内容になってます)

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    POIPOI 46

    pineappleynmr

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    描けない(かもしれない)プロットさらけ出しシリーズ
    極彩色のストロボウェーブと同軸→これ( https://poipiku.com/5694187/10418167.html

    相変わらずセリフのカッコはない
    情景の指示や、ツッコミなどが入っている

    #斎綱
    saisai
    ##極彩色シリーズ

    暁闇に落ちるスぺクタルネオンあかつきやみにおちるスぺクタルネオン

    大学生2年20歳(177cm)になったはじめに一度別れを提案する3年の綱(180cm)
    だが安心の別れない設計

    遊びに来たはじめの家での話
    一度、別れてみないか?
    ⋯言ってる意味が分からないんですけど?
    付き合いを解消してみないか、と言えば伝わるか?
    なんで、え?

    唐突な綱の申し出に思わず触っていたスマホを落とすはじめ
    落ちたスマホに目線を落とす綱

    ⋯酒も飲めるようになり、これから羽目を外せるだろう時期に、お前を俺の元で縛り付けておくのはあまりにも不憫に思った
    程々に遊んでみたらまた戻ってきてもいいし、そのまま羽根伸ばしてても構わん

    落ちたはじめのスマホを拾い上げて手渡す

    じゃぁ、その間綱さんは何してんの?
    スマホを握った手ごと綱を引き寄せて腕の中に閉じ込める

    俺は⋯特に何も、お前がいない日々を過ごしているだけだ
    綱さん自身のその扱い何、自分のことぞんざいにしすぎてない?
    そうか?

    よく分からないといった綱の様子に滲み出る苛立ちを隠せないはじめ
    ガシガシと頭を掻きいつもよりは乱暴な言葉で反発する

    いやほんとなんでそんなこと考えたの?
    急になんで?誰かになんか言われた?
    違う、ずっと思ってた、俺が近くにいるから、おまえはいつまでも俺しか見えなくて囚われているのではないかと
    っそんなわけないじゃん!俺が好きだって言って、あんたが俺の事受け入れてくれて、始まった関係だろ!?
    そうだな、だけど⋯
    それでもお前の貴重な青春?に当たる時代を全て俺で浪費するのは如何なものかと思って
    あんたと過ごす時間を浪費とか言わないでくれる?てかひとつしか歳変わらないんだから、あんただってほとんど同じようなもんだろ⋯
    その1年が、どれ程大きなものだったか、悔やむ事が出来るのはいつだって後しかないんだ
    だから、二十歳になったら俺から離れて他のことも見てほしいと付き合い始めてからずっと心の隅で思っていた
    だから俺のことなら考えてくれるな
    決意したように揺らぐことのない黒瑪瑙の瞳に射抜かれる

    はじめはぐっと目をしかめるようにして隠すように琥珀色の瞳を閉じて1つ提案をした
    長年の付き合いで綱が自分の中で決めたことはどうやったってこちらが意見を言おうと聞かないということ、それは決定事項であるということ、なら気が済むまで付き合うか、その意に反しない代替案を出すしか方法はなかった、今回とてもでは無いが前者を選ぶことなんて出来ず採用されるのは後者だ
    じゃぁ、お試しで1ヶ月⋯冷却期間として距離を置いてみましょう
    その間は会わないし連絡も取らないし、起きたことも互いに干渉しないでおきましょう
    まずはそれでいいですか?
    それでいい

    閉じ込められていた腕がより強くなり掻き抱くように抱きしめられた
    同じように抱きしめられたことは幾度となくあったが、今はそれらどれとも全く別物に思えた
    はじめは何も言わずに苦しいほどにぎゅうぎゅうと抱きつくだけ
    いつも通りの甘い休日を諸共台無しにしたのは自分だが、ずっと思っていたことを言えてスッキリした気持ちもあると綱は思っている

    3日後からスタートということでその日はお互いのことを考えて泊まらず帰宅した(はじめ曰く心の準備とか諸々あるらしい(伏線))

    そして綱ははじめのいない生活で、どれ程その存在が浸透していたか思い知ることになる
    スマホのメッセージ確認する癖(朝、昼、帰宅後、寝る前、講義間の時間)、面白いものがあったら共有したくなる時、星座占いのはじめの星座の所、好きなモチーフのグッツ、好きな食べ物が店であった時にメモしたときなど
    思えば高校生になり部活ではじめが入部してからなんだかんだずっと一緒にいて自分が高校2年の秋頃にはもう付き合い始めていたから、あまりこうやって意図的に離れることもなかったなと、過去を思い返す
    忙しいはじめの受験期にも少くても2週間に一度、勉強を教えるなんて口実で会っていたからな⋯と(ちゃんと勉強は教えてた)
    綱はじわじわと自分の中のはじめの存在の大きさを自覚していく
    (あいつのいない生活は⋯思っていたよりも堪えるな⋯、はじめは何をしているのか、そればかり考えてしまう)
    といつもなら会って同じ布団で寝てる時間に1人でいるこの寂しさをなんと言い訳すればいいのか、はじめのためと言って離れたのにふと手に握ったスマホは連絡アプリではじめの画面を開いている始末
    自分から言い始めた手前自らは絶対に連絡は取らないと心に決めて画面を落とし、いつも以上に寒く冷たいと感じる布団で眠った

    過ごしていく中でそろそろ冷却期間も終わりを迎える頃に綱が参加しているサークル(の内の1つ)で飲み会があって
    1年間の締めと先輩の追い出しコンいうこともありみな羽目が外れ気味になっているところ、綱は努めて周りをまとめている
    綱はそれが終わったら帰ろうと思っていたところ、先輩たちからお疲れさまぁと少々ウザ絡みでボディタッチされながらベタベタされる
    内心こいつら⋯と思いながらもかわしていたが一人の体格のいい男(綱より体格のいい男?)が綱の腰を引いて、二次会いこーよ綱ーと寄せてきた
    瞬時に立つ鳥肌と嫌悪感で腕に力が入ったところで
    目深くフードとキャップを被った子が、渡辺さんこっちでお店の人に呼ばれてますよ!と綱の手を引き男からの拘束を解いた
    先輩に失礼しますと一応声をかけてから(届いてるかは分からないが)
    手を引かれた綱は店の方に歩こうとしたが手を引いた青年は、こっちと声をかけて店とは別の方向に向かった
    そこでははたと気づく
    サークルにこんなやつはいたか?
    それに、この手の感触⋯、かけられた声は⋯
    全ての感覚を呼び覚ましているところで手を引いていた青年は足を止めた
    サークルの人溜まりからある程度離れたことを確認して青年は後ろを振り返ってフードを下ろしたキャップを取る
    1ヶ月会わないと僕の事忘れちゃった?
    ⋯まさか、忘れるはずもないだろう
    久しぶりに見るはじめは暗がりのせいか少し痩せているようにも見えた(ほんとにちょっと痩せてるし、あと目にハイライト入ってない)
    そのまま綱を自分の家に連れて帰るはじめ

    この部屋に来るのもあれ以来1ヶ月ぶりだなと、感慨深く思う間もなく、寝室まで連れていかされ、なし崩しのままベッドに倒れ込み押し倒される形になった
    リビングの明かりが部屋に差し込むだけで暗い室内では綱の表情は確認出来るがはじめの表情までは読み取ることは出来ない
    2人分の体重を預けたシングルベッドが悲鳴をあげる
    おい、外着のまま、
    僕がさ⋯割って入ってなかったら、そのままお持ち帰りされてたかもしれないんだよ?
    ねぇ、わかってる?(穏やかに問われているけど綱は知っている、これはかなり怒っている時だと)
    この期間にあったことは不問だったのではないのか?
    分からなければね、まぁ、綱さんのことで僕が知りえないことなんて⋯ないと思ってたいんですけど⋯
    表情はあまり見えないが、見た事のない不穏なはじめの様子に少々狼狽える綱
    綱の前髪掻き分けておでこ、目元と順番にキスしていき、唇は少し考える素振りを見せてしなかった
    ここ、触られたよね⋯
    っ、
    引かれた腰の部分を優しく撫でるように触れただけなのに、ぞわりと腰の辺りを駆け上がるものがあった(さっき男に触られた時のことと対比してる)
    はぁ⋯
    次いで頭上にあった影が落ちてくるとそのままそれは首元を巡った
    あっ、ぁぁ⋯っ、ふっ、
    他の人にもさ、こうされたらそんなえっちな声聞かせんの?
    そんな訳⋯っん!
    痛みと気持ちよさが綯い交ぜ(ないまぜ)になる刺激に(これは数日跡が消えないな⋯)と冷静に思考する領域もまだ残っていた
    何度も何度も跡を付けられる刺激が明確に快感として走る中で今まで記憶の隅に寄せられていた記憶が引っ張り出されてくる
    あーもされた、こうもされたと、走馬灯のように思い出す(団地のこととか、はじめの睾丸痛い問題とか)
    (こうやって触られるのも久しぶりだな、1ヶ月⋯1ヶ月か、)
    綱さん何考えてるの
    器用に外されていたシャツのボタンは腹の上部まで開いており、首元はおろか胸元で見えるところにも散々なほど真っ赤に跡が残されていた
    ほぼ日焼けしないそこは首元よりもいっそう濃い赤が点々としている

    ⋯はじめのこと

    腕を伸ばしてはじめのこと抱き寄せる綱
    はじめは少し戸惑うが、綱はお構い無しに今日まで思っていた胸の内を話す
    高校から長く付き合っていて、こんなにも、1ヶ月以上も会わずに連絡も取らないことは無かったから、お前の存在について改めて考えていた
    俺が近くにいるから、お前が囚われているのではないかと思っていたが
    案外俺の方がはじめの近くにいたから安易に別れてもやっていけると思い上がっていたようだ
    はじめ。に頬ずりする

    あのように別れた方がいいのではと言った手前ではあるが⋯、うん、俺の方が無理なようだ⋯すまない年上であるのに、
    ちょっと離れて目を合わせて
    綱から押し付けるように口を合わせる
    この1ヶ月、離れてからはじめのことばかり考えていた、寂しかった(ここまで素直にちゃんと言うのははじめの教育の賜物あっての事)
    と少し寂しそうな顔して言う

    ⋯もう何それホント⋯(完全に毒牙抜かれる、目にハイライト戻る)
    ずるいずるい綱さん⋯
    ずるいとは何事か
    ムッとする綱だがはじめの雰囲気がいつもの調子に戻っているのを感じると何となく安心する

    僕のこと好きだって再確認してくれた?
    ⋯そうだな、はじめがいて俺の周りはより彩(いろ)が着いていたのだと、改めて感じた
    僕だって同じですよ、ガキだった高校生の自分ですら、もう綱さんといる毎日は楽しいし満たされるし、温かい気持ちになるし、受験だって辛かったけど同じ所行きたくて本当に頑張ったし、もう綱さんがいるからなんでも辛いこと頑張れるんです
    まぁ周り見えてたかって言われたら⋯それは断言できないですけど、それでも今更綱さんいない生活なんか考えられないですよ
    そうか⋯、しかしそうなるとあの提案ははじめのためになったのかいよいよ不明だな⋯
    もうホント⋯僕のこと考えてくれてるのは嬉しいんですけど!僕を思って別れるとか距離置こうとかは今後絶対言わないでください
    悪かった
    綱さんのこと好きな僕ごと大事にしてくださいね
    知らなかったかもしれないですけど、僕の愛はすごく重たいですよ
    それは知らなかった、潰されないよう気を付けないとな
    穏やかに笑いあって今度ははじめから綱にキスしようとしたところでやんわり静止が入る

    ⋯一旦シャワー浴びて来てもいいか?
    へ?
    ⋯1ヶ月近くも会わなかった恋人からこれ程熱烈なものを(キスマークのこと)付けられて⋯流石の俺でも、先が、ほしくなる
    明らかに綱の纏う雰囲気が変わる
    こぼれる吐息は身に余る熱を処理しているように熱くあふれ、はじめを見る目つきはその先を期待し揺らめいているのが見て取れた
    付き合い初めて4年、これ程露骨に性的な雰囲気を自分から出してきたのは初めてだった
    はじめ努めて押さえつけてきた激情が噴出するのを既のところで今一度蓋すると、ひとつ息を吐いて落ち着かせる
    そういうこと、直接言われるの初めてな気がするんですけど⋯、まじか⋯
    確かになかったかもな
    もしかして話し合ってるときずっと⋯
    抑えてた、だから⋯一度解放してくれ
    素直に綱の上から退くと、綱はそのままゆっくり起き上がって、開けっ放しだった扉をくぐろうとしたところで一度振り返って言葉を投げかける
    少し食べておいてくれ、多分⋯今日は俺が止まれなくなると思うから
    ちょ!つなさ
    そのまま扉は閉じられて空に伸ばした手と呼びかけた名だけ部屋に残った

    (もー最初から最後まであの人に振り回されてばっかりじゃん)
    自分一人になった部屋でベッドに仰向けになり手で顔を抑えるが、先程の言葉を思い出してキッチンに向かう
    (あんまり食べてなかったのバレてるなこれは⋯)

    コンビニで買って手をつけていなかったささみサラダの蓋を開けて、綱がシャワー浴びる音をBGMにしながらこれから後のことを考えることにした
    おわり

    (えっちは⋯書かなくてもいいか
    するなら生でするところが最大の盛り上がりになりそう)

    余談
    ピロートークみたいなやつ
    ところで⋯なぜあのタイミングで現れた?(飲み会の時のこと)
    ⋯同じ学部の子がそこにいるから、話し聞いてて
    そうか、あまりにタイミングがよくて驚いた

    (実は綱さんのスマホにGPSアプリと連絡アプリの内容転送できるアプリと家と学校で使ってるパソコンに遠隔でアクセス出来るソフト入れてたって言うのは内緒にしておこう)
    ←3日後スタートと言ったのはこれを準備していたせい
    1ヶ月ほとんど監視してたしほとんど何してたか知ってる(元に戻ったあとはちゃんと消した)
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    pineappleynmr

    CAN’T MAKE描けないプロットシリーズ
    極彩色のストロボウェーブと同軸→これ( https://poipiku.com/5694187/10418167.html)
    はじめの一目惚れと自覚の話

    ※剣道部の練習描写については経験のないものが調べながらも雰囲気で書いてます、おかしな所があればどうぞご教授ください
    ※モブ部長がやたらしゃべります
    春を抜けた青空のはじまりではじめ高一(158cm)
    綱高二(170cm)


    死に物狂いで掴み取った合格の証を経て、はじめは綱と同じ大学に通うこととなった
    先日行われたフレッシュマンのセミナーやカリキュラムの説明、先輩との交流を目まぐるしくも終えて気がつけば時節も4月の中旬を迎えていた
    これから4年、苦楽を共にする学友たちと別れて校内のカフェテラスで綱と待ち合わせをしていると、座った窓辺の席から雲一つもない眩しいほどの青空が広がっていた
    (⋯3年前の今ぐらいか、初めて部活で先輩と試合稽古したの)


    ********(場面転換3年前)
    高校に入学し希望の剣道部への入部希望が受理されて初めての部活動を迎えたはじめ
    新入生たちは準備運動や基礎体力を付けるための筋トレメニューなど基本的な部分を部長からレクチャーされ、その後経験者と未経験者分けて初回の練習は開始された
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