患者を追いかける夢主をガンマ1号と2号が助ける夢小説。最悪のタイミングだった。
不穏になった患者と距離を取りつ先程の出来事を思い出す。
いつものように玄関の椅子に座りドアが開くのを待っている帰宅願望の強い認知症患者の傾聴対応をしていたのだが、今日に限り配送時間が遅れた業者が玄関のドアを開けてしまい患者が外に出てしまったのだった。
急いで追いかけ追いついたが、患者は私が嘘をついて閉じ込めたと思い込んでいるから声をかけても「うるさいついてくるな」と拒否されるだけだった。
患者の私に対する不審は膨れ上がり、しまいには大声で「あんたが金を盗んだんだろ」と。
認知症によく見られる周辺症状の1つである物盗られ妄想。
ここまで不穏が強く出てしまうと私1人だけじゃどうすることも出来ない。他の職員に応援を呼べない。
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