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    オルト

    どうしようもないものを投下

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    728文字
    カケ卒業後の両片想いタイカケ
    けど出てくるのはタとユ〜くんのみ。

    『タイガきゅんっ!』
     カズオの声がして振り返ったけど、カズオはそこにいなかった。一人きりの食堂で、俺は首をかしげる。たしかに呼ばれた気がした。今ここにいるはずないのに。
    「タイガ、どうかしたのか?」
     この二年で驚くほど背が伸びたユウが、楽譜片手に現れた。きっと今度のショーでやる俺とユウの新曲だ。
    「いや、カズオに呼ばれた気がして」
    「またかよー! まぁ、気持ちはわかるけどさぁ、アイツ、いつもお前にベッタリだったもんな」
     クスクス笑いながら言われて、なんだか照れ臭くなった。まぁ確かに、カズオは俺にべったりだったけど?
    「卒業して半年経ってんだぞ〜? カズオ離れできてねぇんじゃねーの? もう前みたいに宿題見て貰えないんだから、しっかりしろよー」
    「わーってるって」
     そう、前みたいにいつも一緒に居られない。カズオたちは卒業して、寮を出て、今はここにいない。でも、まだ、カズオの香りや俺を呼ぶ声が量の中で響いてる気がして仕方がない。
     会って、リアルにカズオの声が聞けたらスッキリするんだろうけど、今アイツは留学兼海外出張で簡単に会える環境じゃない。とりあえず一年とは言ってたけど……。
     いつ俺の小遣いじゃ会いに行けない。
    「連絡してみたら? 寮にもWi-Fi通ったし、WEBで顔合わして会話できるだろ!」
    「……やり方よくわかんねー」
    「ったく、教えてやるよ! まったく、世話の焼ける二人だなー」
     口ではそう言ってるけど、ユウは楽しそうだ。
    「っていうか二人って?」
    「お前とカケル」
    「なんでカケルが?」
    「あー、なんでもないない。ほら、歌の練習したら教えてやるから、今はこっち集中」
     そう言ってユウは俺に楽譜を差し出した。
     カズオも世話が焼けるなんて意外だ。どういうことだ? 気になるから練習終わったら聞いてみるか。
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    オルト

    TRAININGガリカジのタイカケ。昨日のタイガ編みたいな感じです。月に一回くらい、カケルがやけに俺を甘やかしてくれる期間がある。そんな時のカケルはすごく可愛くて、なんていうか、エロい。いつも以上にいい匂いがするし。これは、ホントにカケルの匂いが濃くなるのか、俺の鼻が良くなるのかはわからない。けど、確かに月に一回カケルは凄く可愛くなる。
    「かけるぅ」
     そんなカケルを見ていると、なんだかいつも以上に素直になれる。甘えたくなる。カケルが甘やかしたくなってくれてるのに漬け込んで、俺は欲望のままに甘えちまう。
    「タイガきゅん、おいで」
    「ん、カケル、好き……」
    「んっ……」
     俺が素直に気持ちを伝えると、カケルは凄く嬉しそうにする。目をウルウルさせて、頬を真っ赤にして。すごく、可愛い。そして、エロい。こんなの、勃っちまうだろ……。俺がカケルの身体に自分を擦り付けると、カケルのソコも反応した。嬉しい。カケルも同じ気持ちになってる。
    「カケル」
     カケルの顔をじっと見つめると、カケルはどんどんエロい表情になっていく。あぁ、早くひん剥いて俺の腕の中に閉じ込めたい。
    「ベッド行こう」
     カケルの方から、俺を求めてくれてる。カケル、カケル、俺のカケル。他の奴にも、こん 815