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    さかもとらん

    @rsms073

    基本🧡💜。ブロマンスも家族愛も恋愛も。
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    さかもとらん

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    ENハリポタパロ。にじそうさく07にて発行予定のパロディ本サンプルです。
    A5/40P/¥500-
    ママが同じ組を焦点に宛てた短編集。
    Vox&Fulgur
    Shu&Mysta
    Alban&Luca
    Elira&Selen
    計4編。
    なんでもアリな捏造沢山です。組分けは🌤🌹のティアリストを基にしています。

    #にじそうさく07

    ぼくらのあおきはる□憧れの証明、実現の過程
    Vox&Fulgur

    「私は教師になる」
     そう堂々と言ってのけた首席は、誰よりも前を見据えているように見えた。
    (俺は、あんな風に言えるだろうか)
     獅子寮と鷲寮の合同授業にて、今年行われる試験に対する意気込みをと指名されたヴォックスはいつも通りの毅然とした態度で微笑んでいた。まるでティーンエイジャーとは思えないその貫禄はさることながら、その自信の高さに周囲が動揺する。
     抱えた夢を宣言するのは、叶わなかった時の事を思えばどうしても臆病になる。ファルガーはこの場の誰よりも先に夢を語るヴォックスを見、頬杖をついた。


     第七学年。それはこの学校における最高学年であり、進路が確定するまでの残り僅かな庇護と自由を楽しむ学年である。
    「どうしてふーふーちゃんが首席じゃないワケ」
     授業を終えた放課後、図書室で課題を詰めていたファルガーの横に座った浮奇が苛立ちを隠しもせず唸った。突然の来訪者に驚いた様子もなく、ファルガーは小さく笑みをこぼす。
    「まあ、俺の学年で首席に相応しいのはヴォックスだろうさ」
    「でもアイツ監督生だって一度もしたことないのに」
    「監督生が首席に選ばれやすいのはその通りだけどな。校長としては監督生にするには素行が悪いと踏んだんだろう」
     影響力のすこぶる高い男ではあるが、生活態度が優等生かと言われればノーと全員が答えるだろうヴォックスを脳裏に描きつつ、ファルガーは薬草学のレポートを尚も記し続ける。
     隣でその様をしげしげと眺めている浮奇は小さく溜息をついた。
    「ふーふーちゃん、もっと欲張ってもいいと思うよ」
    「俺はいもりでどれだけ優を獲得できるかに必死なんだ。それだけで充分欲張ってるさ」

    □□

     すっかり行く事が当たり前になった医務室へ続く長い廊下を歩いていると、近づく度に騒がしさが耳につく。この騒ぎようはクィディッチの選手達だろうか。どの寮もチームメイトが大怪我をするとすぐ騒ぎ立ててやってくるのだ。
     今日はどの寮だろう。そう思いつつ入室すれば、見えたのは差し色が深紅のユニフォームだった。やっぱり選手じゃないか、自分の予想が当たり内心喜んでいたファルガーに気づいたのか、校医が彼の名を呼んだ。
    「オーヴィド君! 少し手伝ってくれるかしら!」
    「はい! 何人ですか?」
    「三人よ。一番酷い子で手一杯なの、他の子の治療をお願い」
     校医の声は一番奥のベッドから響き、どうやらそこで治療を既に行っているようだ。ファルガーは鞄を近くに放ると怪我をしているという手前で待機していた三人の元へ駆け寄った。
     それぞれ裂傷や擦り傷が多く、見るからに複数人での事故である事は見て取れる。しかも、全員顔見知りときたものだ。ファルガーはケロリとまるで気にした様子のない三人を見てひとつ息を吐く。すると、その内の一人がファルガーに気づきハァイとにこやかに笑った。
    「ヴォックス。相変わらず派手にやらかしたな」
    「やあファルガー。私の不注意で迷惑をかける」

    □□

    「……、癒者に、なりたくて」
     自身の義肢を撫でるファルガーの顔に迷いはない。この前の合同授業では将来の夢がまだ決まっていないと述べていたファルガーの今述べた夢は、まるでずっと昔からの希望のように聞こえた。
    「どうして癒者に?」
     あの合同授業の際、ヴォックスは試験への意気込みではなく夢を語った。そのせいで以降発言する者全員が将来の夢を話す事になったのだが、ファルガーは当たり障りない回答をした事を覚えていたのである。隠す必要もないくらい立派な夢なのに、言外にそう言いたいのであろうヴォックスの意図を読み、ファルガーは苦笑を返した。


    □ギフト
    Shu&Mysta

     車窓から流れていく光景は既に見知らぬ土地のものになっている。揺れる列車の内、たった一人のコンパートメント。ミスタはトランクをぎゅうっと抱え込み、これから向かう先への恐怖で押しつぶされそうだった。
     ミスタの人生に転機が訪れたのはたった数ヶ月前。自身を魔法使いだと名乗る初老の女性が母と二人で住む家に訪ねて来たあの日。
     校長だと話す彼女の一言で、彼の生活すべてが変わってしまった。
    「あなたは伝統ある魔法学校にて魔法を学ぶ権利があります」
     手渡された入学許可証と共に、訝しげな視線を向ける自分たちの為に見せられた魔法。
     お世辞にも一般家庭とは言えないような貧しい家庭で育っていたミスタにはとてもではないが考えられないような誘いだったし、母親もこんな機会はきっと二度と訪れないだろうと一人息子を快く送り出してくれた。
     その日暮らしの中でもコツコツと貯めていたなけなしの金を魔法界での通貨に換金し、せめてこれだけは、と新品の杖と梟を買ってもらった。教科書や制服は中古になってしまったが、それでも向こう一ヶ月はろくなご飯を食べられなくなることが分かっていても、母は全て用意してくれた。
     そんな母からの愛を詰め込んだトランクを抱え込み、ミスタはずっと窓の外を眺めていたのだ。
    (帰りたい)
     もとから人見知りだというのに、ここでは種族すらも違う。魔法が使えない人間の事はマグルと呼ぶらしく、そうやって区別する名称があるというのなら、きっといじめや下に見られることもあるのだろうな、なんてうっすら思っていた。

    □□

     つまり、二人が同寮になり、同室になったのもシュウがそんな感じでいいやとなんとなく望んだ結果なのである。ミスタも魔法界に疎く、極度の人見知りだった為、少しでも喋った事のある人間と同寮になれた事は心強かった。
     マグルと聞いても侮蔑する視線を向けてこなかったシュウと仲良くなるのにそう時間はかからず、二人は互いに互いのこれまで生きてきた世界を語らい親交を深めていった。
     そんな二人は今や兄弟と周囲に評されるほどの仲の良さを誇っている。
     監督生だというのに悪戯好きな一面のあるシュウと、マグルでありながらクィディッチでビーターを務めるミスタ。二人は今日も一緒に居るはずだった。はずだったのだが、なぜか違った。
    「アイクー、シュウ知らん?」
     一つ上の先輩であり、鷲寮の監督生であるアイクをミスタが見かけたのはクィディッチの練習後。アイアと食堂の端で立ち話を決め込んでいた彼に話しかけたのは、此処に他の監督生が居なかったからだ。

    □□


    「ミスタ。まだ起きてたんだ」
     寮扉をくぐり抜けてきたシュウの顔はやはり隈が酷い。この所ろくに夕食を食べていないのは知っている。ミスタは無言で自分の前に座るよう指で示すと、シュウは疑問符を浮かべながらもミスタの前の一人掛けソファに腰を降ろした。
    「どうしたの」
    「とにかく飲んで」
    「え、何? ミスタの新作? バター何グラム入れたの。マグルの料理ってホントに全部あんな感じなの?」
    「今日のは入ってないから。フツーのホットチョコレート」
    「ああそう。……ありがとう?」
    「いいえ」
     暖炉の近くにいたのでそこまで冷めていないはずだ。シュウが大人しくホットチョコレートを飲み始めたのを見て、ミスタは眠い目を擦りながらも問いかけた。
    「最近なにしてんの」


    □白日の笑み
    Alban&Luca

     苦手だった。その屈託の無さが。
     苦手だった。その子供じみた所が。
     苦手だった。感覚と瞬発で動く直感が。
     苦手だった。どんな状況でも笑えることが。
     苦手で、羨ましかった。全部、ぜんぶ。

    「アルバーン!」
     耳横を通り過ぎたブラッジャーを咄嗟に棍棒で殴打し、向かいで待っていたサニーへ送り返す。振りが甘かったのか、ブラッジャーは意図していた方向とはズレて飛んでいき、カバーするようにサニーが箒を飛ばすと敵対チームである霊夢が先に打ち返しては獅子寮のチェイサーを邪魔した。
     カバーするためにブラッジャーを追いかけた先、実況も歓声も風に紛れて消える。あと2メートル、1メートル……騒ぐブラッジャーを地面目掛けて打ち落としたと同時、試合終了を告げるホイッスルと実況が金切り声のように耳をつんざいて聞こえてきた。
    「ゴールデンスニッチを手にしたのはこの男! 全寮最速、ルカ・カネシロだー!!」
     両腕で箒の柄を引き失速させると、降ってきた魔法の紙吹雪の中でぐるぐると回る人影が視界に入る。太陽を一心に浴び、陽を反射したプラチナブロンドがちらちらと光って見えた。
     どうやら無事に勝てたらしい。眼前で中指を立てながら舌を出してきたのは蛇寮シーカー、アスターだ。彼にはご丁寧に中指を返し、アルバーンは近寄ってきた相棒のサニーとハイタッチを交わした。

    □□

     同じような生き方を強いられてきたはずなのに、どうしてルカは悩みなど何もないように居られるのか。
     いつだってアルバーンは本当に自分がこの寮で良いのか悩んでいたし、組み分け帽子がとても悩んでいた事だって覚えている。どの寮に入るべきか、どの寮を望むのか。アルバーンは家族を愛していて、マグルの世界では怪盗と呼ばれる家業を継ぐ事も、ノクターン横丁で生きる事にも不満はない。けれど、その見てくれだけで判断されたくないとは思っていたし、自分が誰かを見下して生きたくないと願っていた。
     そんなアルバーンの意思を反映して組み分け帽子はアルバーンを獅子寮に導いた。つまり、組み分け帽子の意図ではなく、アルバーンの意思が反映された結果が今なのだ。
    (組み分け帽子はなんで僕を此処にしたんだろう)
     穴熊でも鷲でもなく、彼は獅子を選んだ。正直、自分では穴熊になるのではないかと思っていたのに、蓋を開けてみれば正義と勇敢を司る深紅を身に纏っている。
     ルカは黄金の獅子が似合う。彼だって裏社会の人間だというのに、誰よりも正直で溌溂としていて、いつだって皆の中心に居ておかしくない人物だ。次期ボスという一族内の立場がここでも活かされているというより、彼生来の気質なのだろう。組み分けの時ですら帽子は触れるや否や選んでいたくらいにはまさしく獅子の中の獅子である。
     羨ましかった。自分の生き様に素直で、正直であれる事も、悩むより前に動ける事も、子供らしくとも許される事も、とにかく全てが羨ましくて、苦手だ。

    □□

    ルカとアルバーン宛にクローバーの便箋が届いたのは、そろそろ春休みに近づく頃合いだった。ホグズミードに行った日の夜、珍しい時間にフクロウがやってきたのだ。ルカが受け取り、同じ列で夕食を取っていたアルバーンに突撃してくる。
    「アルバーン! よちゅはからメール来た!」
    「ヨツハから? 珍しい」
     本土を離れ、日本で暮らしている親戚から届いた手紙を早速開くと、懸命に英語で書いてくれたのであろう文が並んでいた。日本語で書いてもアルバーンが翻訳するというのに、彼等の妹分的な存在である彼女はいつも魔法に頼らずアナログな方法で訳しては書いてくれている。
     四葉が日本の魔法学校であるマホウトコロに入学してからはあまりやり取りが無くなっていたのだが、どうやらようやく学校に慣れたようだ。私も魔法の勉強頑張ってる! そんな文が並んでおり、ルカとアルバーンは妹らしさに顔を綻ばせた。
     そんな彼女の本題は、「クィディッチプロチームの親善試合を一緒に観戦しないか」というお誘いだった。
     どうやら英国で日本のプロチームであるトヨハシ・テングと北アイルランドの名門バリキャッスル・バッツの親善試合が開催されるらしい。ちょうどそちらはイースター休暇だと聞いたから三人でどうか、という旨が書かれている。


    □待ち合わせは16時
    Elira&Selen

    才色兼備と言う言葉は、まさしく彼女に相応しい。
     第七学年、監督生であり首席。鷲寮の誇るヘッドガール、エリーラ・ペンドラ。彼女を知る人々はこぞって彼女を褒めそやした。
     容姿端麗、頭脳も申し分ない彼女はいつだって気取った様子がない。むしろ公明正大であり、皆に慕われている。人を導く気概もありながら、独善的な素振りは塵ほども存在しない。
     ただひとつ、欠点を挙げるのならば。
    「ドラゴンテイマーの家系だからって人遣いが荒くない?」
    「とはいっても私達みたいなのは希少だからね。仕方ないでしょ」
    「アタシはクィディッチがしたいんだけど?!」
     エリーラは蛇寮のクィディッチリーダー、セレンと共に禁じられた森にほど近い小屋へと向かっていた。魔法生物関連の授業でのみ使われる小屋に過去は森の番人が住んでいた事は周知だが、現在この小屋を根城とする万人は居らず、教師でさえも住み着く事はない。
     そんな小屋の横の簡易的な柵の中、その魔法生物は静かに佇んでいた。
     実際にお目にかかるのは二人共初めてだ。小屋に番人が居た頃、少しだけこの魔法学校にも居たと伝え聞いてはいたものの、自分が学生のうちに学校で出会えるとは思いもしなかった。
     翼を広げ、悠々と起き上がる姿はとても美しい。ドラゴンとはまた違った威圧感のあるその生物を無言で眺め続けていると、背後から肩を叩いてきた新任の先生のせいで素っ頓狂な声を上げた。
    「ごめん! そんな驚くとは」
    「だっ、っアハハハハ! センセー、今のは殺されても文句言えないわ」
    「殺しはしないけどピザは奢って貰わなきゃ割に合わないよ。ねえ、セレン」
    「あー、アリ」
     セレンの悪ノリにエリーラが乗るとは思わなかったのか、魔法生物学の教師として赴任されてきた先生は頭を掻いた。

    □□

     ドラゴンの中でもヘブリデス諸島の土着種は諸島に長らく住む一族で管理しているが、それを除くとドラゴン研究に一族で打ち込む事はとても少ない。その数少ない一族がペンドラ家と龍月家だった。
     ペンドラ家はショート-スナウト種を研究対象としており、主に未開の地の捜索が仕事となっている。幼少期、エリーラはそんな旅多き両親に連れ立っていた。自身が直接ドラゴンと相対した事はほぼないけれど、両親から聞くドラゴンの話にずっと魅入られている彼女は魔法省のドラゴンの研究及び制御室に所属し、両親と共にショート-スナウトを見つける事を目標としている。
     ドラゴン研究をするには、学業で優秀な成績を修め、魔法の扱いも一級でなくてはならない。彼女は並々ならぬ情熱でその全てをクリアし、監督生を経て首席として存在している。
     好んで殺される危険のある職業に就く人間は少ない。そんな訳で、彼女の余りあるドラゴン愛は完全無欠のヘッドガールのちょっとした『傷』みたいなものだった。
     対するセレン龍月はといえば、ルーマニアの研究区で両親が住み込みで働く中生まれた子供である。情熱というよりもドラゴンに関する話題は最早日常会話であり、研究区内で出会う人間も皆ドラゴンバカだった。それが当たり前の世界で育った故、両親にはセレンも同じ研究をするものだと思われている。
    「セレンが研究者になった時、もしホーンテイルが産まれたら、それはセレンが育てながら研究するんだぞ!」
     それが父の口癖である。
     好戦的なホーンテイルの事を怖いとは思わないし、飛竜相手には箒のテクニックも一級でなくてはならず、そういう意味ではセレンにとっても天職なのだが、セレン個人としてはクィディッチのプロチームに所属してから研究者になりたい、というのがO.W.L試験を終えてからの意見だった。そう、ひとつ必修科目をギリギリで通過したせいである。
     本人の言動のせいかクィディッチで好戦的な部分ばかり目立つものの、セレンもとても聡明な生徒だ。タイプの違う二人だが、実際の相性はとても良い。
     そんなこんなで二人はドラゴンという大きな接点があり、互いに話してみたいとは思いつつも、実はこれまであまり話せた事が無かった。

    □□

     そんなある日、これまで一度も無断で休まなかったセレンが小屋までやってこなかった。
    (今日試合だったっけ……?)
     先生が居ない日とクィディッチの練習や試合が被る日は事前に連絡をくれていたのだが、今日はその連絡すらもない。試合なら競技場からドンチャン騒ぎが聞こえてくるはずだが、そんな音は響いてこなかった。
    「セレンが来ないですねえ」
     雪が降り積もり、ローブの上にコートとマフラー、そして手袋とイヤーマフまでしているというのに鼻を赤くしながら、エリーラは一人でヒッポグリフのブラッシングを続ける。冬は小屋の中に入れてやるのかと思っていたが、この子はどうやら雪が好きなようで、夜になるまではこうして外で遊ばせてやっていた。
     凍えないように翼を何度かはためかせる姿を目で追い、実際のドラゴンもこんなに美しく飛ぶのだろうかとエリーラは考えた。ショート-スナウトの表皮はとても綺麗で、魔法界でも有名なドラゴンから採取できる物品のひとつだ。雪の中なら反射して更に綺麗に思えるかもしれない。魔法生物を見ながら他の魔法生物に現を抜かしていると、エリーラを呼ぶ声が小屋の外から聞こえた。
    「え、えり、エリーラー!」
     パタパタと懸命に走っているのにどこか危なっかしく見える姿はセレンではなく、セレンと同寮であり、エリーラと同学年かつ監督生であるフィナーナだ。そんな彼女が雪に足を取られて転びそうに見え、居ても立っても居られずエリーラは自分も走ってフィナーナの下まで行ってやる。箒の扱いは上手いのに、陸上だとてんで機動力が落ちる同級生なのだ。
    「フィナーナ! どうしたの? 今日はぽむのレプラコーン達と遊ぶって言ってなかったっけ」
    「ぽむは今仲裁に入ってて……! あの、セレンが、喧嘩してて!」
    「ハァ?! なんで?」
    「それが……、その、……鷲寮の子と……」

    つづく。
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