Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    sky0echo

    @sky0echo

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 19

    sky0echo

    ☆quiet follow

    何番煎じ
    孤児で借金抱えている江澄を書こう藍曦臣が見たい
    というので、書き始めた冒頭

    現パロ 卒業式に両親がいないのは寂しかったが、それは魏無羨も同じだったので、明るく三人を見送ったのが朝の出来事だった。
     卒業式の練習を午前中に行い、午後は学校もなく同級生と別れて、帰宅した江澄はテレビのニュースをつけてそのままリモコンを落とした。

     テレビで繰り返し流れていたのは、両親と姉が乗っている飛行機が墜落した、というニュースだった。


     それから、数時間後、自宅には祖母が入院している先の病院から祖母が亡くなった旨の電話が入った。
     四人の葬儀は同時に行われ、喪主は十五歳の江澄が務めた。


     悪いこと、というのは重なるもので、両親と姉、そして祖母、家族を一気に亡くした江澄に残されたのは、多額の借金だった。父は借金の連帯保証人になっていたらしく、金を借りていた本人が夜逃げしたことによってその負債が一気に江澄の圧し掛かってきたのだ。
     父と母が経営していた会社が、経営は順調だったのだが、二人が亡くなり、江澄が子供だったことをいいことに買収されてしまい、江澄には二人の会社を受け継ぐこともできないまま、借金だけが残されたのだ。

     本来であれば、相続を放棄すれば江澄は借金など背負う必要はなかったのだが、当時、江澄はまだ子供でおまけに借金取りは、マフィアのような連中。子供だった江澄は、うまいこと騙されて江澄は巨額の借金を背負わされることになったのだった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😭😭😭😭😭😭😭😭😭
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    sky0echo

    PROGRESSpixivにあげている曦澄
    空蝉の続き
    多分pixivにあげられるのはまだまだ先
    推敲中なので、直すとこかいっぱいあると思うけど
    とりあえずモチベをあげたいので、応援してほしい()
    泥濘に微睡む② かつて訪ねた不浄世は、良く言えば質実剛健、明け透けに言ってしまえば飾り気がなく質素、無骨な印象を持った屋敷だった。しかし、今はどうだろう。美しく繊細な色合いの花瓶がそこかしこに飾られて、季節折々の花が生けられている。調度品も茶器も決して華美ではないが、一目見て品の良さが分かる逸品揃いだ。
     雅事に造形の深い聶懐桑が宗主となってから、不浄世は少しずつその姿を変えているように思えた。かと思えば、時折以前のような無骨な姿を現す一面もあるからにして、きっと彼は兄の面影を残しつつ、この地を美しく彩っているのだろう。兄が愛した土地を、弟もまた愛しているに違いない。
     清河の地で開催された清談会。姑蘇藍氏宗主として、此度の清談会に藍曦臣は参加した。ここ数年、閉関していた藍曦臣は清談会を叔父の藍啓仁に任せることが多かったのだが、閉関を解いた今、いつまでも叔父に甘えるわけにはいかないだろうと、今回は自身が参加することにした。供をつけようか、と案じる叔父の言葉を断ったことに深い意味があるわけではなかったが、だが、供がいてはあまり自由に彼を訪ねられないかもしれない、という私情があったことは否定できない。
    13255

    recommended works

    msk11170808

    DONEワードパレット「ネコヤナギ」をお借りして書いた話のやっくん視点。
    ふと見てしまった黒尾くんの表情に驚いててれるやっくんの話。
    ゆえに、その後黒尾くんへの対応が甘くなったんだと思われる。そんな顔見せられたら、仕事頑張ってる恋人にアイスコーヒーくらい奢ってあげたくなるし、キスもハグもしたくなるってもんだよね〜。
    『愛おしい』ってやつだろ?からんとまあるいグラスの中で氷が音を立てる。冷たい飲み物の中で、緩やかに溶けていった氷がグラスの中でくるりと滑っているらしい。
    涼し気な音とは裏腹に日本の夏ってやつは日が落ちたこんな時間になってもじとりと暑いままだ。
    効きすぎた空調の中で身体を冷やしたくはなくて、夜だから平気だろうとテラス席を陣取ったけれど、日本の暑さを舐めていたかもとちょっと後悔し始めていた。
    てか、あいつが遅いのが悪くね? なんて思えてきて、出てくるまで待っていようと思っていたのに早々にスマホに手を伸ばした。
    『仕事何時に終わる?』
    すいすいと画面上に指を滑らせ、メッセージを送る。すぐ既読のついた割に、返答までは少しの間があった。
    まだ仕事中かぁと少しぬるくなったアイスティーをずずっと啜る。その音がやたら不満げで自分の気持ちの代弁みたいだと少し笑ってしまった。
    3274