同じ阿呆なら踊らにゃ損損「ちょっとそこのあなた、あなたやってみない!?」
町内会の掲示板に貼られていた『フラ教室』のチラシを見るともなく眺めていたらウェーブロングヘアの派手めのお姐さんに声をかけられた。
「実はね、生徒さんが減っちゃって、困ってたの」
「はあ」
「あなたみたいなイケメンが入ってくれたら、きっと若いお嬢さんも増えると思うのよ!!」
この押しの強さ、なんだか「あの」オカルトブロガーを思い出すな、なんてぼんやり考えてたら、すぐそこがスタジオなのよ、と引き摺り込まれてしまった。
新手の怪異かなんかかも、と身構えたけど、どうやらごく普通の教室らしかった。
そしてなんやかんやあって、KKに「フラダンス」の教室に通うハメになった、と伝える暁人。
てっきり、
「はあ!?フラダンスぅ!?あの腰蓑着けて踊るやつか!?」
とか茶化されるかと思いきや、
「フラダンスじゃなくて、フラだろ」
と言われ驚く暁人。
KKに「昔、嫁さんも習っててな。そんときに、すげぇ剣幕で言い直させられたんだよなぁ」とか言われて、暁人は自分でも釈然としないまま、妙な対抗心を燃やすことに。
そして、若い女性(ちょっと年上)に囲まれてまんざらでもなさそうな暁人を見て、なんだかモヤっとするKK。
最終的にはお互いのモヤモヤが実は恋心だったと気付く。
みたいなのを思いついたけど、コメディセンス無さすぎて書けまてん。