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    araida_kabe

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    140字ssまとめ。鯉月のみ。
    診断メーカーのお題から書いてます(下記参照)
    ①「140字ssのお題」
      https://shindanmaker.com/587150
    ② 「140字で書くお題ったー」
      https://shindanmaker.com/375517

    『境界線の引き方』
    「月島は何故露西亜語がそんなにも堪能なんだ?」「はぁ…」学がまるで無いような自分が露西亜語だけ出来るのだ。不思議にも思うはずだ。それに、合わせて中尉殿の話が出ることを期待しているのか、チラチラとこちらを見てくる。その期待は間違いではない。が、「今となってはどうでも良いことですよ」


    『悪天候はむしろ、好都合』
    軍人は傘を差さない。何故ならば『被服規定にて傘の使用が認められていないから』だ。馬鹿らしいが、軍人にとって規定にあるか否かは重要な事柄なのである。「なんだ、手鏡だけでなく折り畳み傘も持っていないのか」「…降るとは思っていなかったので」今となっては気にする必要もない事柄なのである。


    『とっちゃ、やだ』
    軍曹とは、師団の母である。その言葉通り師団内の規律や風紀を乱さぬよう、兵卒達の生活に煩く口を出すのが役目のひとつだ。我が隊の月島軍曹も例に漏れず同じ役割を果たしていた、のだが…。「月島ァ!!」「……いったい今度はどうされたんです?」今は最早、手の掛かる一人息子がいるばかりである。


    『足して割って、ちょうど』
    階級、見目、故郷、家柄。改めてあげ連ね、どれを取っても正反対と言って過言でないと思う。「月島は、私の知らない多くを教えてくれるな」「まぁ…貴方とは産まれも境遇も違いますから」「では今度は私がお前の知らない事を教えてやろうじゃないか」「いえ、遠慮しておきます」「なんでじゃ月島ァ!」


    『未練たらしい』
    「お前の右胸には何が入っているんだ」「何、とは」時々右の物入れに手をやっているだろう、と鯉登少尉に指摘され、そこを確認する癖が未だ治っていない事に気付く。9年間も懐に入れていたのだ。モノが無くとも変われないらしい。「まさか鶴見中尉殿のお写真か!?」「…もう何も入ってやしませんよ」


    『素晴らしく救われないだけの、恋愛話』
    「時に杉元、初恋は実らないとは本当か」「急になんだよボンボン。まぁそんなもんじゃないの?実際俺もそうだったし」「…念のための確認だが、その…初恋の定義とはどこからだと思う」「…もしかしてさ、“月島軍曹”から数えてる?」「当たり前だ、他に誰がいる」「やだ一途ぅ…お話聞かせてぇ…?」


    『傘の下で』
    背中が痛い。何故ならば、鞄を抱え込むように背を屈める姿勢をかれこれ15分は続けているからである。だが、隣の男が持つ傘に頭が当たらないように、今の姿勢を保ち続ける。傘の中、普段よりも近い距離や、いつもは頭ひとつ分程離れている顔が近づく事を思えば、背中の痛みなど些細なことなのである。


    『未送信メール』
    「絶対に文は寄越さないでくださいね」「何故だ月島。私からの文は不要と言うか」「いえ…そういう訳では…」思い出すのはあの子からの手紙が途絶えた絶望感。「…、では電話を使うとするか」「は?やめてください幾らかかると思ってるんです」「では事ある事に電報を打つぞ!」「…もう文でいいです」


    『こっち見てよ』
    「月島軍曹」「はい、何かありましたか」「月島」「なんですか」「月島ァ」「…だからなんですか」「月島ァん」「鯉登少尉殿、何もないのであれば手を動かしてください」「月島ァ!!!」「…だからなんなのですか鯉登少尉、用事があるのならば仰ってください!」「…ようやくこちらを向いたな月島!」

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