【世界観】
現代日本に、将来裏社会で活躍する人材を育てる高校があった。そこで座学から実践まで裏社会について教えている教師と、裏社会について学んでいる高校生の日常のような非日常のような話。
【夜久彩(ヤクサ)高等学校】
東京の夜久彩市(※架空住所)にある、裏社会の人材を育成するための高校。
生徒や教師は市内だけでなく市外、県外出身者もいる。
【入学試験】
入学試験は、筆記試験・面接は共通で、科によっては実技試験もある。難易度は科によって異なる。
家族が裏社会の人間でなくても、入学試験で不利になることはない。
【特色】
教師達は元々裏社会で活躍していた人間がほとんど。5教科などの普通の教科も学ぶが、どの科でも裏社会関連の科目が多めになっている。
5教科などの普通の高校である科目は普通科目、裏社会関連の科目は専門科目と呼ばれている。
また、部活や校内設備は普通高校と同じものもあるが、裏社会に関係するものもある。
生徒は家族が裏社会の人間である者もそうでない者も、どちらも在籍している。
共学で、生徒も教師も男女比は同じくらい。
校内にはスプレーなどで落書きしてもいい場所がいくつかある。
【学科】
大きく分けて次の6つの学科がある。
学科の中でも目指す職業によって、コースが分かれている。学科やコースは1人1回まで変更できる。
①情報科
情報屋、ハッカー、諜報員を目指す学科。
パソコンを使った授業が多い。
②薬学科
闇医者を目指す学科。白衣を着て実験をする授業が多い。
学科の中では一番偏差値が高い。
③商業科
人身売買ブローカー、臓器ブローカー、薬物の売人、武器商人など裏社会での商人を目指す学科。製造から売り方、闇市の仕組みについての授業が多い。
授業の一環で、実際に作ったり仕入れた商品を街に売りに行くこともある。
④戦闘科
殺し屋、戦闘員を目指す学科。
体育のような体を動かす授業が多い。
⑤詐欺科
詐欺師を目指す学科。
2人1組や、グループになっての授業が多い。
授業の一環で先生や生徒同士でギャンブルを行っている。(学校内・外問わず)
⑥総合科
何でも屋を目指す学科、または進路が決まっていない者が所属する学科。
後者の場合は1年の時に総合科に所属し、2または3年に違う学科に編入することもある。
少数派だが逆もある。
【寮・通学】
校舎から徒歩5分のところに寮がある。寮は男女別で立てられており、全部屋個室となっている。寮は希望者のみであるため全寮制ではないが、急な坂を登った先に校舎が建っているため、寮生以外の通学は大変だとされる。
【職業体験】
2年時より将来所属したい裏社会組織での職業体験が始まる。生徒や先生を通じて、他組織の情報をやり取りすることは禁止されている。
基本的には職業体験した組織に所属するとされているが、組織によってはそうでなくてもいいところもある。
【進路】
卒業後はそのまま裏社会で就職する者が大多数だが、中には進学したり表社会にて就職する者もいる。裏社会で就職することは強制されていない。
【禁止事項】
裏社会関連者以外に学校について話すことは、校則で禁止されている。破れば退学処分になる。退学後や卒業後、転校後も学校のことを関係者以外に話すことは許されない。
校内で殺害行為や違法薬物を他者に勧める行為、また違法薬物に手を出す行為も禁止されており、停学または退学処分となる。
しかし、職業体験中は、外部の人間に対して殺害や違法薬物を勧める行為はある程度認められている。一定数以上の校内外での暴力・暴走行為も禁止されており、停学処分になることもある。
【転校】
裏社会学校から普通高校・高専への転校、また普通高校・高専から裏社会学校への転校は可能。