阿由多、露班阿「…厠に行きたいのう」
露「いってらっしゃ~い」
阿「露の坊、厠まで連れてってくれんかの、足が固まって動けんわい」
露「えェ~!?なんで俺なのォ!?篠じぃはどこさ!?」
阿「篠さんは買い出しに行くやら言うておったのう…」
露「陽は昼寝してるし篠じぃはいないし…もー、阿由じぃったら俺しかいないときにわざわざ厠なんかいかなきゃいーじゃん!!」
阿「ふむ…今じゃなくともよいが…もし儂がここで漏らしたら片付けは露の坊、よろしく頼むぞい」
露「もおおお!!!!わかったってばァ!!肩貸せばいいんでしょォ!!!」
・
・
露「阿由じぃ~…そんな腰曲げたままもたれられたら肩抜けそうなんだけどォ…」
阿「そうは言ってもなぁ坊、儂ゃ立つのは久々なんじゃ、そう直ぐ様本調子にゃなれんわい……どれ、そろそろ腰を伸ばしても大丈夫かの」
露「うわ、よく考えると俺阿由じぃが立ってるとこ初めて見たかも…
『アレッ?意外と阿由じぃ背高…ってかデカい!背筋伸ばしたら篠じぃより断然デカいじゃん!!!』」
阿「んん、やはり立つと一気に疲れるのう…年をとったもんじゃわい……ん?露の坊や、お主こんなに小さかったのか?こう見るとえらく幼く見えるのう」
露「!!阿由じぃが大きすぎるだけェ!!俺は(多分)まだ成長期迎えてないのっ!!!」
阿「ほほ…よいよい、お主はまだまだ若い、これから先様々な経験をしてゆっくり歳をとり大きくなるとええ」
露「うっ…うん…」『あっあれェ…?なんか…阿由じぃがかっこよく見え……???』
------------------------------------------
まさかの阿由多にときめいちゃって自分でも予想外すぎて困惑してる露班
阿「…それはともかく、早ぅ厠に行かんと手遅れになりそうじゃな…」
露「……!?!?まっ、待って待って今連れてくからァ!!!!」