ケツァルカトル、ククルカ、アンティーコア「お、隊長ぉ~、ちっと次の任務について話が…あ……?って誰や横の!!!」
ク「?誰とはなんだ、俺のことか?」
ア「そおおや!!おまんみたいにデカくて目付き悪い知り合いやおれへんで!!!何モンや!?」
ク「何を今さら…いつものようにつついて目を覚まさせてやろうか」
ア「は…?つつく…??……!?!?ひょっとしておま、隊長のでっかい鳥か?!?!」
ク「理解の遅い奴だ」
ケ「…ヒトの姿をアンティーコに見せるのは初めてだろう?無理もない」
ア「ほええ~おまんただのでかい鳥やなかったんかい…
隊長、俺以外にこいつの正体知ってんのは誰がおるんです?」
ケ「総隊長と副長、それに各隊の隊長は知っているな」
ア「へええ~…しっかし鳥でもヒトでも、目付きだけは変わらず悪いのお!!しかも前にも増して隊長にべったりやし!!」
ク「煩い男だな。ケツァルは俺の愛する兄弟、俺たちは常に共にある。」
ア「げぇっなんやこいつ重…つか兄弟つうたな今!?どういうことやねん!?」
ケ「ククルカは俺の半身、大切な片割れだ。」
ア「隊長まで笑顔で何言うてるんや!?今こいつが言うた意味ちゃんと分かっとるか!?そもそも鳥とヒトは……!…はぁ…なんやツッコむんも疲れてもうたわ…」
ク「兄弟、早く部屋に帰ろう。毛繕いの時間が無くなるぞ。」
ケ「!そうだな。今日はよく飛んだ、お前の羽も念入りに見てやりたいからな…ところでアンティーコ、次の任務の話だったな?」
ア「…いや、今日はもうええですわ…。一つ言うとくで隊長、自分の尻は自分で守るんやで…。ほな…。」
ケ「?……尾羽のことを言いたかったのか?」
ク「安心しろ兄弟、尾羽も念入りに毛繕ってやるからな。」