雷哢、縫坂雷「おっじゃまするよお縫さ…おっと、ぬいちゃん、だっけぇ?」
縫「ああ、今日は縫坂でいい 」
雷「めんどうな奴ねえ…つい先日会ったときは女のべべ着て『ぬいちゃんって呼んでよねっ!』とか言ってた癖に今日は男に逆戻りってわけかい?」
蛇『おいカマ野郎!お人形遊びしてねぇで茶くらい出せや!!』
蛇『客人に対する礼儀がなっちゃいねえなあ!!』
雷「こらこら、『ぬいちゃん』はともかく、『縫坂』は怒らせると怖いのよ~?」
縫「…哢よ、悪いが今日は帰ってくれ。」
雷「!ほらぁ~縫坂怒ってる!蛇たち早く謝る!ほらほら!!」
縫「…哢、俺は今新しい仕事の構想を練っている。それを一刻も早く形にしたい、わかるか。」
雷「………なぁるほど、これはさっさと避難した方がよさそうねぇ……仕事の構想とやらをボクゥに試されちゃ堪らないもんねぇ~。」
蛇『ケッ!!気狂い人形師が!!!』
蛇『人形だけでは飽きたらず、ってか!!傲りがすぎるんじゃあねぇのか!?』
縫「…そのくされ蛇共、切り落として玩具に改良して人界に売り飛ばしてやろうか」
雷「縫坂はオシゴトのこととなると見境いがなくなるのは昔からだからねぇ、対した用でも無し、落ち着いたら出直すとしようかしら。」
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雷哢の尻尾の蛇二匹はよく喋る
二匹ともやたらめったら口が悪いしうるさい
縫坂は腕の良い唐繰人形師だけど、より美しく、より精巧な人形を作るためとうとう生ある者を人形に作り替えることに執念を燃やすようになってしまった