じろんぬ☆quiet followMOURNINGどんな文章か忘れた結果、途中から何故かバトルが始まり方向性が迷子になったのでバッサリ切って供養 #ルシサン lucisan ルシフェルはカナンの神殿で【その時】を待っていた。繭の前を右往左往し、時折立ち止まっては表面をナデナデし、明らかに落ち着きがなかった。何故なら、彼のおそらく二千年越しの悲願が叶うかもしれなかったのだ。 思い返せばだいたい二千年ほど前、新たな天司の製造をルシファーに任された時のことである。その日もルシフェルは繭の前でソワソワとその時を待っていた。「入るぞルシフェル」 ノックもなく扉を開け放ったルシファーは、返事を待つこともなくツカツカとこちらへやって来ようとする。「待ってくれ友よ……!」「待たん。俺の計算ではもう間もなく……む?」 やがて羽が解けるように開き、中から蝶が羽化するように彼が生まれた。流石は友、計算通りだ……とルシフェルが感心していたその時である。「……パパ?」 目覚めたサンダルフォンの第一声はそれであった。そしてそれは、心待ちにしていたルシフェルにではなく、目の前に立っていたルシファーへと向けられていた。「何だこれは」 不愉快を顔に貼り付け、ルシファーは裾を握って離さないサンダルフォンを見下ろす。恐れていた事態が起こっている。「鳥の雛は最初に見た相手を親だと認識するという。その習性に興味があったのだ」「想定外の運用方法を勝手に植え付けるんじゃない。さっさと元に戻せ」 元に戻すことに異論はなかったので、その時はサンダルフォンの認識を初期化したのである。 だがしかし、ルシフェルはまだほんの少し、いやとても未練があった。 サンダルフォンに、「パパ」と呼ばれてみたかったのである……! ルシフェルは空の世界の進化を見守る内に「家族」というものに憧れを抱いていた。自分を造ったルシファーを「父」と呼ぼうとしたが、嫌悪感も露わな顔をされてしまったので「友」と呼ぶことに落ち着いたこともあった。 星晶獣は製造者を親と呼ぶことはない。造り上げた際の設定が全てである。例え髪の色や外見が違っても、兄弟だと設定すれば兄弟になるのだ。 ただサンダルフォンにそう設定すれば生まれる前からルシフェルは父となることが出来ただろう。しかし、それは何か違うような気がした。その感情が何かをルシフェルは上手く形容することができなかった。 ルシファーがいない今、誰にも邪魔されずかつての願いを叶えることができる。わざわざ誰も来れない島へと移り、二人きりで彼の再誕を待っていたのである。 割愛するがカナンで大変な事態に陥りパパと呼ばれることは結局なかったが、後にサンダルフォンと色んな意味で親密になったルシフェルは、「パパという役割に限らなくて良かった」と語ったとか何とか。おしまいTap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow じろんぬREHABILIアライグマみたいに屋根から突き出た災厄ちゃんの脚が見てぇ〜!を文章にした 2351 じろんぬPROGRESS狼男×吸血鬼なハロウィンネタルシサンまとめ中 1315 じろんぬDOODLEこの前描いてたやつ じろんぬREHABILIルシサンお題「猫」。復活してない?時空 1117 じろんぬMOURNINGどんな文章か忘れた結果、途中から何故かバトルが始まり方向性が迷子になったのでバッサリ切って供養ルシフェルはカナンの神殿で【その時】を待っていた。繭の前を右往左往し、時折立ち止まっては表面をナデナデし、明らかに落ち着きがなかった。何故なら、彼のおそらく二千年越しの悲願が叶うかもしれなかったのだ。 思い返せばだいたい二千年ほど前、新たな天司の製造をルシファーに任された時のことである。その日もルシフェルは繭の前でソワソワとその時を待っていた。「入るぞルシフェル」 ノックもなく扉を開け放ったルシファーは、返事を待つこともなくツカツカとこちらへやって来ようとする。「待ってくれ友よ……!」「待たん。俺の計算ではもう間もなく……む?」 やがて羽が解けるように開き、中から蝶が羽化するように彼が生まれた。流石は友、計算通りだ……とルシフェルが感心していたその時である。「……パパ?」 目覚めたサンダルフォンの第一声はそれであった。そしてそれは、心待ちにしていたルシフェルにではなく、目の前に立っていたルシファーへと向けられていた。「何だこれは」 不愉快を顔に貼り付け、ルシファーは裾を握って離さないサンダルフォンを見下ろす。恐れていた事態が起こっている。「鳥の雛は最初に見た相手 1113 related works hakkaDOODLE初ポイ。ルシサン 裸あすなろ抱き(from twitter色々載せたい(修練 yuchihikoPROGRESS yuchihikoDONEこげ茶×山吹色の2色刷りにハンマートーンGAスノーホワイト170kgに金の箔押しでこうなる…と思う sala_la_laDONEルシサン+ルリ ワンドロ用に考えたもののCPっぽさが薄いな~と思ったのでタグはつけないでおく… きぃこDOODLEル様のたまたまをサンにゃんがぺちぺちしてたら楽しくなってきちゃったお話 2 さがらDONE剣豪の着物とミリンちゃんの着物着せたかったのです さがらDONE贈り物 さがらDONE現パロ、運命的な出会いを繰り返すルシサン #腐向け #グラブル #ルシサン ARADONEchicken wings 3 recommended works アカチャンエビDOODLE今日の分 さがらDONE贈り物 さがらDONE剣豪の着物とミリンちゃんの着物着せたかったのです さがらDONEあすなろ抱きするんか さがらDONEルシサンで七夕ネタ 4 sala_la_laDONE書き初めのルシサン(季節感はない)構図テンプレをお借りしました sala_la_laDOODLEルシサンらくがき akdew_rsMOURNINGワンドロにするには時間がかかりすぎた、お題:宝箱のルシサン。ツイートの誤字脱字程度しか直していません、ほぼ同じなので走り書きメモぐらいの感覚でどうぞ。パンドラの底には希望が残されていましたそれをサンダルフォンが見たのは、まだ稼働してからさほど経っていない時だった。「空の民が高硬度の石の加工技術を会得した結果、最近ではこの様な工芸品が流行っているようだ」 珈琲と共にガーデンテーブルに載せられたのは、ルシフェルの両手でも少し余る大きめの箱。陽光を受けてキラキラと輝く箱に、サンダルフォンは不思議そうに首を傾げる。「これは道具、なのですよね?」 思わずそう尋ねてしまうほどに、その箱は使われるための物にはみえなかった。底面以外の全てに大小の貴石が豪華に埋め込まれ、守るより存在そのものを主張するような在り方は、同じく道具として生まれたサンダルフォンにはどうにも奇異に感じてしまう。 物とは使われるために在るもの。 プリインストールされているプログラム故に、その箱の存在の仕方がうまく理解できない。珈琲を啜りながらうんうんと唸るサンダルフォンに、ルシフェルは小さく笑声をもらした。「この外見自体に意味があるのだ、サンダルフォン。この様に装飾を施されたものを空の民は宝箱と称し、特に大切なものをいれる」「大切なものを」「うん。ちなみにこれは、側面の花弁のひとつが鍵穴にな 7857 N_A_N_ODONE~ちゅうう🌸🌿💕