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    しん風書く(描く)人
    固ツイに♥️で18↑表記あればリスイン
    完結し次第支部に出します
    @trick_snkz904 (h'|ッЛ)

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    ⚠️アテンション
    しん風未来パロ(大学生←多分)
    すでに付き合ってる。
    地雷?ナニソレオイシイノ
    ルールいっぱい。←めんどくさい

    それでも良ければ3.2.1.どぞ(꜆ ˙-˙ )꜆

    #しん風
    newStyle
    #904腐

    しん風版〇〇しないと出られない部屋(エンドレス)
    一日目
    『ほっぺをつねらないと出られない部屋』

    《ルール説明》
    ※この部屋には特定の時間に1日1回呼び出され、お題を出される。
    ※お題を達成できない場合、特にお咎めはないが、部屋からは出られない。
    ※部屋から出られなくなる場合、周りの人間(友人や家族など)の記憶から部屋にいる人物についての記憶が徐々に消える。
    ※部屋から出たあとは、呼び出された時間、場所にそのまま戻される。
    ※部屋でどんな状態になろうとも、部屋から出ればその状態は無効となる。(部屋の中で死んだ場合は出れなかった場合と同じになる)
    ※生活環境は整っているため、部屋ではどんなに長い間でも過ごすことが出来る。(希望があれば強く思い浮かべる)
    ※バグにより戻れなくなった場合、出られるまで次の部屋に行き、お題を達成する。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    目が覚めると
    そこは知らない天井。

    いや、まてまてまて、どこのエ〇"ァだよ。
    さっきまで普通にスマホいじってて、最近出たもえPのソシャゲのログボ貰ってたはずなんだが?!

    状況整理だ。まずここはどこだ?
    うん、ベッドに寝てる。体は...動くな、つねって痛みあり。夢じゃない。そして、視線あり。
    ・・・視線あり??

    僕は視線の方向に目を向けると、大きな瞳が2つ。じっと僕を捉えている。

    「なんだよ...」
    「いや、耳の穴、ちゃんと空いてるかなぁって」
    「・・・それで...空いてたか...?」
    「うん。空いてたゾ」
    「・・・そりゃよかった...」

    なぜこいつがいる...

    確か寝る時はいなかった...ってか、今日はしんのすけの家になんて行ってない。
    1人で自分家の部屋のベッドで寝てたはず。

    「お前なんでここにいるんだ...?」
    「・・・なんででしょう...?」

    僕は大きくため息を着く。
    話にならん。

    僕は初めて起き上がると、周りを見渡した。生活感のあるワンルーム。キッチン、冷蔵庫、電子レンジ、テーブル、2人分の椅子、テレビ、ソファ、そしてこの今寝てるクイーンサイズのベッドに加え、壁際にドアが2つ付いてる。完全に1人から2人暮し用のワンルーム。

    「お前、ここどこかわかるか?」
    「う〜ん。オラ起きたらここにいたからわかんないゾ」
    「ふ〜ん。そっか。」

    机の上に紙が置いてある。

    机の近くまで歩いて、紙を持って開くと中にはこの部屋のルールがびっちりと書いてあった。一通り読んで、しんのすけに渡す。
    しんのすけは、なにそれ?と、紙を受け取ると、顔を顰めながらそれを読んでいた。

    うん、この部屋はあれだな、よく青い鳥のアプリとか、薄い本でみる『〇〇しないと出られない部屋』だな。僕も薄い本で何番煎じかのものを読んだことがある。簡単に言うと、『セッ久部屋』だ。
    しんのすけとは幼なじみの延長線上で、付き合って恋人という関係ではあるが、そういう恋人らしいことはひとつもしたことが無い。
    まぁ、当の本人もこの部屋がそんな部屋だなんて思っても...

    あ、あぁ〜......
    なんて顔してんだお前...
    まさかしんのすけが...?え?どこで知った??そんな顔真っ赤にして...
    チラチラとこっちを見るな!恥ずかしい...
    僕も恥ずかしくなってくるだろうが...

    「と、トオルちゃん...?これって...あの部屋?」
    「・・・たぶん...」

    たぶん...じゃないだろ僕!確定だよ!か・く・て・い!いや、でもルールには『お題』としか書いてない、そ、そんな今更しんのすけと恋人らしいことなんて気恥しすぎて出来るわけが...うん、ないな、無理だ。すまん、しんのすけ、僕達この部屋から出れないし、尚且つ周りからも忘れられる運命らしい。

    「トオルちゃん!みて!ドアの上に文字が!」

    2つあるドアのうちの1つ。ドア上のプレートに文字が出てくる。

    えっと...
    『ほっぺをつねらないと出られない部屋』...?

    「は?」

    思わず間の抜けた声が漏れる。

    「『ほっぺをつねらないと出られない部屋』...って、ん?どっちの?」
    「え、あ、確かに、まぁ、開かなかったらどっちもつねればいいんじゃないか?」
    「オラがトオルちゃんのつねればいいの?」
    「あ、そゆこと?お互いのつねるってことなのか?とりあえず自分のつねってみようか?」
    「お、おぅ...」

    なんだろう、お互い多分もっとやばい『課題』を想像していただけあって、拍子抜けもいいところだ、いや、全く残念とは思ってない。決して!!

    僕らは自分の頬をつねって伸ばしてみるが、ドアにはなんの変化もない。

    「やっぱオラがトオルちゃんのほっぺつねらないとダメじゃん」
    「・・・なんでお前が僕のをつねる前提なんだよ...別にいいけど...痛くするなよ?」
    「ブ・ラジャー...」

    しんのすけが僕の両方の頬をつねる。
    しんのすけの手は暖かい。この手で普通に顔を包んで欲しいな...なんて...いやいやいや、僕はなにを考えてるんだ...

    ドアにはなんの変化もない。

    「ほふほふへははひほはへはほ(僕もつねらないとダメかも)」
    「いや〜ん オラのほっぺ、ゲリゲートだから、や・さ・し・くね?」
    「ほへほひふははへひへーほはほ、ひははひは...(それを言うならデリケートだろ、汚いな...)」

    僕がしんのすけのほっぺをつねると...いや、これはかなり顔が近い...てか、こいつほっぺた柔らかすぎだろ、何だこのほっぺ、ずっと揉んでいたい...

    「ひは〜ん、ほほふはんはへひひ〜(いや〜ん、トオルちゃん激しい〜)」
    「ふ、ふふはい(う、うるさい)」

    カチッ

    「「ん?」」

    僕らは同時に手をパッと離すと、顔を見合わせてドアに手をかけた。

    カチャッ

    ドアノブが回って、ドアが開く。その向こうは真っ白で異空間感が半端ない空間が広がっていた。

    ゴクリと唾を飲み込む。
    こ、これって外に出て大丈夫なのか...
    てか、そもそも空いてるか確認してなかったから最初から空いていたかもしれないのに...

    「い、いこう...」
    「え、いく?」

    しんのすけが先に行こうとする。
    僕もしんのすけのシャツの裾を掴んで後ろに着いて行った。

    ――――

    ハッと気づくと、そこは見慣れた天井。

    聞き慣れたもえPのソシャゲのオープニング曲が耳を通り抜ける。

    も、もどった?!
    部屋を見回すと、確かに自分の部屋のベッドに寝転がっていて、時間を確認すると、ちょうど時間が変わって0:01。急いでしんのすけの連絡先に電話する。
    すると、しんのすけはワンコールで出た。

    『トオルちゃん無事??』
    「いや、無事だけど...てか、あの部屋夢じゃない?」
    『みたいですな...』
    「毎日決まった時間に呼び出されるって、また明日0:00にあそこに行くのか?」
    『そうだと思う...ほっぺ痛くない?』

    そういえば...と、頬を撫でるが、つねられた感覚はあれど、全く痛くも、赤くもなってない。

    「全然大丈夫そう。お前は?」
    『オラも...でも触られた感覚はあるゾ。』
    「あ、僕も!」
    『一緒か〜、ん〜考えてもよくわかんないし、明日一限あるから切るね〜じゃっ!』
    「うん!じゃあね!また明日!」
    『おやすみ〜んみんアブラゼミ〜』
    「おやすみ!」

    ポロンっと電話が切れる。

    また明日...か、付き合ってから...いや、付き合う前からか、毎日会えるわけじゃなかったから、『また明日』という言葉に少し喜んでる自分がいる...ってことに驚いた。少し頬が熱くなる。

    僕も明日は一限からだし寝るか...

    そうして僕は眠りについた。
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    PAST風間トオルがデレないと出れない部屋

    ⚠️アテンション
    ・未来パロ(17歳、高2)
    ・しん風
    ・中学から付き合ってるしん風
    ・以前高1の頃○○しないと出れない部屋にて初体験は終えている。(いつか書くし描く)
    ・部屋は意志を持ってます
    ・部屋目線メイン
    ・ほぼ会話文

    ・過去にTwitterにて投稿済のもの+α
    『風間トオルがデレないと出れない部屋』

    kz「...」
    sn「...oh......寒っ...」
    kz「...お前、ダジャレって思ったろ...」
    sn「ヤレヤレ...ほんとセンスの塊もないですなぁ」
    kz「それを言うなら、センスの欠片もない、だろ!」
    sn「そーともゆーハウアーユ〜」
    kz「はぁ...前の部屋は最悪な課題だったけど、今回のは簡単だな、さっさと出よう...」

    sn「.........え???;」

    kz「なんだよその目は(睨✧︎)」

    sn「風間くんがデレるなんて、ベンチがひっくり返ってもありえないゾ...」
    kz「それを言うなら、天地がひっくり返ってもありえない!...って、そんなわけないだろ!!ボクだってな!やればできるんだよ!」

    sn「えぇ...;」

    kz「(ボクがどれだけアニメで知識を得てると思ってんだ...(ボソッ))」
    kz「...セリフ考える。そこにベッドがあるし座って待ってろよ...、ん?ベッド?」
    sn「ホウホウ、やることはひとつですな」
    kz「やらない」
    sn「オラ何とまでは言ってないゾ?」
    kz「やらない」
    sn「そう言わず〜」
    kz「やら 2442

    h‘|ッЛ

    DONE #しん風版深夜の60分一本勝負
    お題「放課後」

    遅刻!ワンライ+20分!

    何度書いてもくっつく話は良いよねぇ...
    しん風しか勝たん...マジで...

    ※誤字に気づいて途中修正入るかもかもです。

    ⚠️アテンション
    高校生未来パロ。
    同じ学校通ってる。
    最初付き合ってない。

    3 2 1 どぞ
    しん風ワンライ『放課後の告白』

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    西陽の射す窓。教室から溢れ出る紅に染る廊下。笑い声や掛け声が重なり心地よく耳を掠めていく。
    一般生徒の最終下校のチャイムまであとわずか。

    委員会の集まりが長引き、担当教員に頼まれて資料室に資料を置きに行った。ついでに整理まで行った所までは予定通りだった。そこから更に社会科教師に捕まり、今日提出だった課題を社会科教室前の箱から持ってくることを頼まれ、更にそれを名簿に纏めあげた。あろうことか最後に教頭に捕まって長話に付き合わされてしまった。

    今日もしんのすけと帰る予定だった。社会科教師に捕まった時点でしんのすけには先に帰っていいと連絡した。本当はしんのすけと帰れたのに。きっとしんのすけはモテるから、そこらのJKに絡まれて流されて一緒に帰ってしまったんだろう。

    アイツの隣は僕のものなのに――

    鞄は教室に置いてきた。しんのすけとは教室で待ち合わせていた。明日アイツに彼女が出来てたら、僕はどんな顔をするだろう。泣くか怒るかそれとも笑うか。こんな思いをするなら先に帰っていいなんて言わなきゃ良かったんだ。僕の心はなんて狭く 2725

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