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    日比韜晦/hibi_toukai

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    FE風花雪月 紅花ルート ドロテア(EDの相手はぼかす)にまつわる思い出を語るモブたちの話。
    漫画にしようと思ってそのままにしてあるプロットのようなものです。

    ドロテアについての記録断片。□大まかなあらすじ
    学生時代ふとしたきっかけでドロテアにあこがれたモブ。紋章は無いが家令にはなることを期待されてはいた。
    同じく憧れたりアプローチする同級生から一歩引いく。ただ歌っているところ魔術を行使するところに惹かれる。
    ただ彼女の望みの相手でも自分はなければ~や同級生たちの奇異の目を気にして一歩踏み出せない。



    □いろんなモブの視点バージョン。


    ドロテアは自分に自信が無いし、そのため人を試したりもする。愛情をもとめ深い。歌劇が好きな気持ちが強い。

    タイトル
    「彼女についての記録断片」

    大まかな流れ
    学生時代~5年後~そして闇に蠢く者たちとの戦争~終結まで、ドロテアの行動を見て心を良くも悪くも揺らしたモブの人々の見た断片のような思い出がつながって時間経過が語られる。
    最後は闇に蠢く者達との戦いが終わったガルグ=マグ。
    部屋を整理しながら鼻歌を歌うドロテア。誰かが部屋に入ってくる。誰かはわからない。ドロテアは微笑みその人物と言葉を交わす。
    外には控えめな彼女の歌声がまた響いている。
    歩く者はなんとはなしに歩みを止め、ベンチに一時座り彼女の歌に耳を傾けた。

    後世の歴史家は当時の庶民出身で記述が多くは無いが所々で言及される人物の一人として、ドロテアの名が挙がる。
    彼女は歴史に刻まれた。皇帝と重用された「元教師」と共に。
    それが彼女の望むところだったかは誰ももう知ることは出来ない。
    記録は、人は、彼女の姿を残した。

    「皆彼女に注目していた。良くも悪くも。」と誰ともわからないモブの証言で始まる、ドロテアの学生生活のある瞬間のシーンがいくつも切り取られてスナップ写真のように語られる。
    合唱練習ではどうしても無視できない抑えた声の旋律を聞くものが「内心ではもっと聞きたい」とそばに立つ。夕暮れ時にベンチのそばでのびのびと歌う彼女を聞き、遠くで聞きほれるもの。
    誰か男性と食事をと話す姿を見た同級生たちは「昨日は騎士団の誰それと」「見境が無い」などドロテアの噂話に花を咲かせ、誰かは学級で巧みに魔術を操るドロテアに嫉妬と朝の訓練場練習を行う姿に感嘆を。
    中庭から教室に響く控えめな笑い声も良く通り、その笑顔は少し悲しげで目が離せないと呆然と見とれる女生徒もいた。
    5年後は将として戦い、回復と魔術を駆使し戦いながら士気する姿気遣う姿に率いる魔術師団は、皇帝が頼る実力を見出す。
    そうかと思えば有志を集め町の子供たちに歌劇を見せる集まりを行い、息苦しい戦中の空気を一時和ませた。
    それに反感を抱く者、尊敬の念を抱く者、感謝の意を抱く者、皆々ドロテアについて語った。
    苛烈でいくつもの戦争に乗り出す力強い皇帝ほどでは無かったが、それでも皆彼女を知っていた。
    横顔の焦燥は夜歌いふと見せるその姿に帝国騎士団は胸を締め付けられるようなしかし穏やかさを心に戻すような不思議な気分を味わう。
    学生時代を知る騎士団の者はドロテアが貴族や豪商やつてがありそうなものに声をかけるような事が少なくなっていることに気づくも、
    それでも誘うものはいたが、やんわりとかわすドロテアの話はやはりガルク=マグの人の話題によく上った。
    帝国軍内で声をかけて雑談を交わす者たちはいても、将であるため黒鷲遊撃隊の者たちのように近づく者はいなかった。
    彼女は燃えるあの王都でも毅然と指示をだし、魔道騎士団を導いた。紋章など無くても赤い服が悔しいほど良く映えたと魔導士がいうほどに。

    ドロテアは魅力的だ。皆の視界に聴覚に忘れえぬものをつい目にいれてしまう魅力を持っていた。騎士団、ガルグ=マグに出入りする商人、人々はそう口々に答える。
    皇帝や黒鷲遊撃隊以外誘わなくなった彼女にとってそれは迷惑なのではと戦争の激化で傍に下心を持って近づく者もおのずと少なくなったが、それでも人々の口に皇帝やセイロス教、そして闇に蠢く者達
    ・・・その後でも忘れることが出来ず彼女の姿歌声が各人の心に消えないままあった。
    時間は飛んで、闇に蠢く者達との戦いが終わったガルグ=マグ。
    部屋を整理しながら鼻歌を歌うドロテア。誰かが部屋に入ってくる。誰かはわからない。ドロテアは微笑みその人物と言葉を交わす。
    「ああ、もう約束の時間?荷物はもうまとめてあるの。ただもうここを出ると思うと感慨深くてつい。」
    「え?歌?続きを?ふふっ聞きたい?良いですよ、ららら~~」
    外には控えめな彼女の歌声がまた響いている。
    歩く者はなんとはなしに歩みを止め、時にはベンチに一時座り彼女の歌に耳を傾けた。

    後世の歴史家は当時の庶民出身で記述が多く無いが所々で言及される人物の一人として、ドロテアの名が挙がる。
    彼女は歴史に刻まれた。皇帝と重用された「元教師」と共に。
    それが彼女の望むところだったかは誰も知るよしも無い。
    ただ記録は、人は、彼女の姿を残した。



    半崩壊したアビス書庫に光が差し、本を照らしている



    大聖堂での合唱練習で歌うモブ。



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