Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    him

    @himunata

    ひむです。イラスト漫画小説手芸!ワールドトリガー(遊真、小南)、OCTOPATH TRAVELER(サイハン、ヒカアグ)、FF9、双影双書など雑多

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🌟 ✌ 🍻 💕
    POIPOI 147

    him

    ☆quiet follow

    ヒカアグです。推しCPの小説増えてほしいなぁと思って小説を書いてみたんですがめちゃくちゃめちゃくちゃ難しかったです。書ける人すごいね…。

    #ヒカアグ

    「……!さすがだね、ヒカリくん!」
    襲いかかる魔物へとどめを刺したヒカリに対して、アグネアは飛びつく…ように見えたが、飛びつく直前で止まりぎこちなく声をかけた。
    (まただ。)
    ヒカリは数日前からそのぎこちなさに気がついていた。人懐っこくて他人との距離が近いアグネアは、こういう時はいつも喜んで腕を組んできたり後ろから背中に飛びついてきたりしていたのだが、ここ数日はヒカリに対してそれをためらっているように見える。
    (……避けられて、いるのだろうか。)
    何か気に障ることをしてしまったのかもしれないが、ヒカリには全く思い当たるふしがない。しかしいつまでもモヤモヤした気持ちを抱えているのも良くないだろう。
    「アグネア」
    先に進もうとしていた彼女の細い手首を掴んで呼び止める。
    「へっ!?」
    呼び止めたはいいが、ヒカリは何を聞けばいいのかわからなくなっていた。別に会話や態度が変わったわけではない、むしろ異性との距離感としては通常と言える状態になっただけだ。
    (俺はアグネアに、どうしていてほしいのだ……?)
    「ヒ、ヒカリくん……?」
    手を取られたまま動けなくなってしまったアグネアの顔は、林檎のように真っ赤になっていった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ☺💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works