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    みゅうちゅー

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    美少女大好きごちうさとかも

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    みゅうちゅー

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    道満吸ったらいい香りするだろうなっていう妄想からできました。
    拘り強そうだから再臨ごとに香り違うんじゃないかなーと思っています。
    道満吸いたいですね。健康に良さそう。
    余談ですが、外国映画で見る、キスの前に前髪とか横髪とかよける男が中々好きなので、ついつい道満にやらせたくなります。
    あんまり日本の映像作品では見ない気がする…私が見てないだけかもしれない…。

    ##道ぐだ
    #道ぐだ♀
    #リンぐだ♀
    #道ぐだ
    #リンぐだ
    linenGadget
    #蘆屋道満
    ashiyaDoman
    #ぐだ子
    stupidChild
    #FGO

    道ぐだ 道満吸い ふわふわした意識がふわっとしたまま上がっていく。
     立香は気だるく目を開けた。目の前には、先日解決した特異点の報告書。
     どうやら、報告書を書きながら眠ってしまっていたらしい。
     んぅ、と大きく伸びをしながらふと横を見る。
     ベッドの上に、ふさふさの髪の毛が覆う大きな背中が横たわっていた。
     持ち主の穏やかな呼吸に合わせて僅かにその豊かな髪が揺れる。
     立香はごくり、と唾を飲む。
     道満はいつも良い香りがしている。
     詳しくはわからないが、再臨によって微妙に香りが違う拘りようだ。
     平安時代は今のような湯浴みの文化がないため、香りを纏うのが貴族のマナーだったという。
     道満は貴族ではないが、宮中に出入りもしていた以上、やはり身にまとっていたのかもしれない。
     また、香りは魔除けなどの効果もあったらしいので、そういう意味なのかもしれない。
     いずれにしろいい香りで、胸いっぱいに吸うのが大好きなのだ。
     特に今のふさふさの髪――2臨の姿は香らしい香りが薄く、なんだか温かい香りがするのだ。
     この香りが、立香の一番のお気に入りだった。
     声をかけようとして、肩にかけられた単衣に気づく。
     これをかけてくれたということは、道満は立香が寝ていると思っているのだ。
     立香はあのもふもふの髪もお気に入りだ。ぽふんと顔を埋めて、なめらかでやわらかい感触を堪能したい。
     しかし道満はよく立香の頭や髪に顔を埋めるが、自分の髪に立香が顔を埋めるのは中々許してくれない。
     ぽふんと顔を埋めると、すぐ抱き上げられ、正面から抱きしめられてしまうのだ。
     そもそも、よく立香のことを見ている道満が、戦闘以外で立香に背中を見せることはほとんどないのだ。それはそれで嬉しいのだが。
     立香が起きたことに気づいていない今は貴重なチャンスだ。
     たとえ、すぐまた抱えられてしまうとしても。
     そうっと忍び足で近づいていった。
     足音を殺して。そうっと膝を屈めて。
     ぽふん、と首に顔を埋めて抱きついた。
     すうっ、と胸いっぱいに香りを吸い込む。
     すりすりと頬擦りをしていると、くつくつと笑う声が聞こえてきた。
    「心地はいかがですかな、マスタァ?」
    「んーーすきぃーー」
    「ンン……一旦離れてくだされ、立香。さすがに首では腕が回せませぬ」
    「やぁ……ここがいいの」
    「ほう」
     道満は意外そうに後ろを見やった。
    「抱き直すと何か不満げとは思うておりましたが、そういうことでしたか」
    「え」
     今度は立香が意外そうに目を見張る。
    「抱きしめてほしいアピールだと思ってたの」
    「ええ」
    「あー……」
     頬が桃色に染まっていく。
     随分と大胆にアピールするのに不満そうにしていると思われていた、とは。
    「……道満の髪、もふもふで気持ちいいんだもん。いい香りするし」
    「ンン……この姿はあまりちゃんと香を焚いておらぬのですが」
    「そうなの?じゃあ、道満がいい香りなんだね」
     立香はくふくふと笑ってまたすん、と胸いっぱいに吸い込む。
    「ンンンンンン……」
     唸ったっきり黙ってしまった道満が珍しくて、さらに笑みがこぼれる。
    (道満も照れることあるんだなぁ)
     自己顕示欲が高くて、褒められたがる道満は、普段ならべったべたに褒めても喜ぶだけで、全然照れる気配がない。
    (ああ、でも――)
     道満はどうやら不意打ちに弱い。
     諾子さんを苦手そうにしているのも、予想外のことばかりしてくるからのようだ。
     頭が良いから大体のことを予測してしまう分、こうした不意のものに弱いのかもしれない。
    (でも道満の思考をかいくぐるなんて、そうそうできないよなぁ……)
     狙ったのでは、見透かされてニヤニヤとされてしまいそうだ。
    「立香」
     すりすりと腕を撫でられて、立香ははっと意識を思考から引き上げる。
    「そろそろ儂にも立香を抱きしめさせてくれませぬか」
    「えーーしょうがないなぁ」
     くすくすと笑いながら立香は腕を解く。
     道満は起き上がると、立香を向かい合わせに抱きしめた。
    「儂はやはりこちらの方が立香を堪能できて好きですなァ」
    「んー道満の背中のもふもふは背中じゃないと味わえないからなぁ」
     道満はおや、と少し目を見開く。
    「そんなに拙僧の髪がお気に召したので?」
     立香はこくりと頷いた。
    「うん、特に2臨の髪ふわふわもふもふしてて大好き」
    「ンン……」
     道満はぱちりと瞬きをする。
     少し髪を取り、もさっと右側から前へ持ってきた。
    「これで勘弁願えますかな?」
    「黒い方もほしいなー」
    「ンン……あちらは呪い等がつまっておるので、あまり良いものではありませぬぞ?」
    「うん、それでも道満の髪だから」
     立香はにこりと微笑んだ。
     今度は、道満の頬が少し染まった。
    「ンン……」
    「かわいい」
     立香が頭を撫でる。
    「おやめなされ、おやめなされ」
    「道満だってやるじゃん」
    「ンン、女子が男子にやることではありませぬ」
    「大丈夫、今男女らしさに縛られるのやめよって時代だから」
    「ンンンンンン」
     珍しく言葉に詰まった道満は、結局そのまましばらく無言で撫でられていた。
     そもそも普段余裕がある時は喜んで撫でられているのだ。なんだかんだこうされるのは好きなのだろう、と立香は思っている。
    「立香」
     調子を取り戻した道満が、立香の手を取る。
     横髪をさらりとよけられて、立香は目を閉じた。
     そっと唇が重なって、甘く食まれる。
     ぺろりとその唇を舐めると、その舌を絡め取られ、深く唇が重ねられる。
     ゆるく互いの舌を絡ませ合い、じゅっとそれを吸い上げられる。
     ちゅっと唇を軽く吸われると、唇は離れていった。
     目を開けると、目元を紅く染めた道満が立香を見下ろしていた。
     その瞳に映る自分もきっと同じような顔をしているのだろう、と立香は少し頬を染める。
     少し笑った道満にくしゃり、と頭を撫でられると、その胸元に抱きしめられた。
     すりっと頬を擦り寄せて、すんっと息を吸う。
     もふもふはないけれど、いい香りはたっぷりする。
    (ああ、)
     今日はこの香りに包まれたかったのだ、と納得して、立香は幸せそうに目を閉じた。
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