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    シャンウタ転生パロ 設定・解説+αキャラクター設定制作秘話(?)キャラクター設定
    ◇ウタ
    ・エレジア芸術大学音楽学部声楽科三回生。21歳。大学卒業後は大学院に行く予定だったが、シャンクスの経営するクルーズ船を中心に歌手として活動することになった。転生前の記憶はない。
    ・これ二次創作として大丈夫なのかと不安なのだが、映画本編のウタちゃんと人格とか思考回路がちょっと違う。ゴードンの元で義理とはいえ親兄弟に囲まれて育ち、健全な思春期を過ごせたことにより、肉体年齢と精神年齢が合っている。天然で、あまり人を非難したり憎んだりしない"良い子"という感じ。シャンクスにも言わせているけれど、"幼さ"が無い。
    ・そんなわけで初対面のシャンクスに敬語を使おうとしていますし、愛想笑いもできます。人並みに緊張もする。

    ◇シャンクス
    ・ロジャー海運会社のクルーズ部門(子会社)のトップ。39歳。世間的には見れば社長だが、シャンクス自身はロジャーの部下という意識が大きい。記憶あり。
    ・ウタを拾った時は、ロジャー直下で貨物船の管理をしていた。
    ・人格面はそんなに変わってないし反省もしていない。海賊じゃないシャンクス。裏社会の人間でもない。強引。自分の幸せにはウタが必要だし、ウタも(前世がそうだったから)自分を必要としていると思っている。が、ウタちゃんは前世の記憶がないので、シャンクスが思ってるほどシャンクスに執着していない。

    ◇ゴードン
    ・エレジア芸術大学音楽学部理事。ウタの養父。本編に登場させる余裕はなかったが、ウタとはやや歳が離れている息子が二人いる設定。記憶あり。

    ◇ミホーク
    ・シャンクスの旧友(飲み友達)。43歳。学生時代にバイト先で知り合った(再会した)。名家出身。職種不明。家の庭に畑がある。記憶あり。

    ◇ペローナ
    ・エレジア芸術大学美術学部服飾学科四回生。25歳。ウタの友人。モリアの養女。ミホークの婚約者(事実婚状態。結婚は卒業してからと保護者から延ばされている)。記憶なし。
    ・卒業後は、同じく家庭に入る者達と、手慰みに作った衣服やアクセサリーを販売するショップ経営を画策している。

    ◇ベックマン
    ・シャンクスの会社の副社長。だが社長が現場に出て動き回る人間のため、重要なもの以外の処理を任されており、実質社長的存在。苦労人。記憶あり。

    ◇ホンゴウら赤髪海賊団の面々。
    ・皆学生時代に再会した。シャンクスの会社に就職した者もいるが、自分の道に進んだ者もいる。ホンゴウはシャンクスやゴードン一家のかかりつけ医。
    ・皆記憶はあると言えばあるが、程度に差がある。ウタのことは覚えていて、たびたびライブに行っている。

    ◇カリーナ
    ・二話で書いたとおりです。転生後は怪盗とかしていないかと。たぶん。

    ◆ロジャー
    ・今のところ名前しか出ていない人。ロジャー海運会社社長。シャンクスの育て親。反抗期の実子が一人いる。一代で大企業に並び立ったすごい経営者。記憶なし。

    ◆レイリー
    ・ロジャー海運会社副社長。ロジャー同様シャンクスの育て親。

    ◆ルフィ
    ・当初は、幼少期のウタとたまに公園で遊ぶ仲として登場させる予定だった。シャンクスとはだいたい原作通りの関係。
    ・で、遊んでいる時にシャンクスが来て、ウタと出会う。ウタは幼少期のことをぼんやりとしか覚えてないから、シャンクスと再会したとき、なんか既視感あるけど……なんだろう、みたいになる予定だった。それが何故かすごくシリアスになった。

    ◆バギー
    ・設定上いるけど登場させられなかった人。シャンクス同様元はロジャーの子会社のトップだったのだが、分離独立した。テレビとかによく出る名物社長(傀儡社長とも言える)。
    制作秘話(?)
    ♯1 落花
    ・題名の花はウタちゃんのこと。というか、このシリーズはだいたいウタちゃん=花。シャンクスは火。
    ・シャンクスと出会った時、木からウタちゃん(花)が落ちたから「落花」
    ・歌ったのは言わずもがな「ビンクスの酒」です。転生後の舞台はスマホはまだない現代日本っぽいとこ。雑誌全盛期あたりのイメージ。大海賊時代がはるか昔にあったかもーな世界。悪魔の実の能力はない。

    ♯2 天花
    ・「天下」と同音のため。まぁつまりウタちゃんがものすごく有名になったよという話。
    ・シャンクスは普段こっそりライブ行ってました。ゴードンの手引きで。でも目立つから舞台から見える位置の席ではない。よくある個室の二階席のカーテンに隠れて見たりなんだりしていた。たぶん、ウタちゃんファンの人は存在知ってたと思う。ウタちゃん以外にはバレてたと思う。赤髪海賊団の面々は普通に行ってた。シャンクスだけが会わないことに拘っていた。
    ・わかりにくいかもだけど「歌姫、降臨」って章タイトルになってるのは、ブログの題名のつもりです。
    ・カリーナのブログに「ウシシ」って笑い方を入れられなかったのが反省点。三ページ目のカリーナの解説は天の声です。

    ♯3 月花
    ・月見てイチャイチャするので……月の下でイチャイチャするので……
    ・冬にバルコニーで酒飲むのは寒くないかって?.................................................酒飲むと体温まるからいいんじゃない?(ボソッ)
    ・シャンクスが水面に映る月の方が好きって言ってるのは、あれ書いてた時TwitterのTLでシャンクスは神様だって話題が出てたからです。人間は天上を見上げるものだけど、神は下界を見るもの、というようなイメージ。
    ・ウタちゃんがシャンクスの髪を好きなのは、炎に惹かれるのと同じ理由。12年前に助けてもらったときに、シャンクスの髪に手を伸ばしたから。要はシャンクスの髪に惹かれていたのを炎に惹かれていると勘違いしていたという話。
    ・ウタちゃんに酒で記憶飛ばせたのは、ただでさえトラウマやらなにやらで色々あるのにキスをしたとなればもっとややこしくなるかもしれないと思ったから。でも、ウタちゃんの恋愛心理描写が少なくなってしまったから、残してもよかったかもしれない。
    ・うちのシャンクスは基本ウタちゃん以外の女に興味がない。迫られたら対応するし付き合うけど、真剣交際ではない、みたいな。よく告られるし振られる。来るもの拒まず去るもの追わず。
    ・元カノ花嫁は友人→恋人→友人って関係性。
    ・シャンクスがこう言っているのだし、ウタちゃんとの結婚式も海でやることになるんじゃないですかね。
    ・ヲタクとかチャラ男とか書くのってまぁまぁ楽しいんですよね.......
    ・抱きしめて寝ただなんて、シャンクスの理性は大丈夫だったのかって?……さぁ……

    ♯4 花炎
    ・そのままの意味の題名。花が炎につつまれる。
    ・エレジア芸術大学略してエレ芸。文学部、音楽学部、美術学部の三つからなる大学。それぞれ学科が多数ある。
    ・音楽学部はウタの通う声楽学科の他にも、管楽器科、打楽器科など楽器によって変わったり、作曲や音楽教師になるための学科もある。
    ・ペローナの通う美術学部は当初造形学部という名前だった。ただ、文化祭の日程のことなどを考えると、芸術と言えば、の、文学・音楽・美術となるかなと変えた。
    ・普通、芸術大学と呼ばれるものには文芸学科はあれど文学部はないだろうけど、個人的に文学も芸術だというこだわりがあるのでいれた。
    ・ペローナが留年してるのは、たぶん、成人したとき誰かさんに連れ去られて軟禁されたからだと思う。
    ・学園祭のステージでウタ(幼)のエントリーナンバーが39番なのはシャンクスの誕生日が三月九日だからです。はい。

    ♯5 消花
    ・活動休止やら、そのまんま消火やらで。
    ・ペローナの言葉で一応不審者の件は解決しました。たぶん、後々思い返すと、自分のせいで火事が云々っていうよりシャンクスと昔会ってた……!という衝撃の方が強くなっていったのかと。

    ♯6 花祭
    ・学園祭なので。
    ・控え室に男入っていいのか?と、思ったそこの貴方!自分もそう思います!だからあの……なんかこう……着替える部屋の控え室じゃなくて、ステージに立つ直前にいる待ち部屋みたいな……
    ・四年生の学園祭なんて相当大事じゃないか?!って感じでペローナがあまり気にしていないのに違和感があるかもしれないですが、卒業発表の方がもっと大大的に行われるのでそっちの方が大事なのです。
    ・前回ウタちゃんがペローナっぽくない衣装だなって思ってますけど、あれはモデルに合わせた衣装であって、ペローナの趣味の服ではないからです。モデルを輝かせるのもデザイナーの仕事。それこそ趣味を全面に押し出したゴスロリ衣装は卒業発表のときに作るしモデルも自分でやると思います。

    ♯7 実花
    ・ウタちゃんが自立(自律)するので、花が実る。
    ・パソコンの画面、ウェブニュースのページをイメージしたのですが、伝わったでしょうか.......最初2ch風小説を参考にしようと思ったのですが、もーちょい重苦しい雰囲気にしたくて.......いやでも2chでもよかったかな.......
    ・映画のウタちゃんが歌い始め、歌い続けたのはシャンクスたちが喜んでくれたからだろうけど、少なくとも転生後はゴードンが最初から歌わせていたかなと思って。つまりそれは進むべき道を初めから親に提示されていたわけで、自分で取捨選択したとは言えないのかなと。
    ・歌が好きだったからこそ、迷いなく進めていたけれど、いざ大人になるというときに、結婚や就職のことまで決められると流石に目が覚めるだろうと。
    ・大人たち皆頭働いていないな?ウタちゃんの気持ちをわかっていないというか、考えられていないというか.......よかれと思ってやったことが全て裏目に出ている。悪気はないとはいえやってることは過干渉な毒親.......
    ・ただ、子に拒否されたら、それを頭ごなしに叱ったり強要したりせず、受け入れて尊重できる点はあるので、完全なる毒親ではないかも.......?

    ♯8 花歌
    ・由来忘れた。なんだろう、たぶんつまりウタちゃんのことなのだろうけど、シャンクス回なんだよな.......いやまぁシャンクス回だからこそウタちゃんしか表していないタイトルなのか.......?
    ・ウタちゃんの年齢本当に迷った。21歳を超え、22歳に無事なれたから迎えに行くっていうのが妥当かなーと思ってたのだけど、学園生活とかペローナとの年齢差とかを考えると21歳の方がよくて.......
    ・だから、映画のあの日がウタちゃんの21歳の誕生日説を採用しました。21歳の誕生日に何事もなかったから、シャンクスは迎えに行きました。
    ・この話.......を、書いて.......一番辛かったの、は、あ、あの、日、映画で.......映画本編.......の、ウタちゃんを、し、死んだ.......と、する、判断、する、しなければ、いけなかった、こ、と、で、す.......

    ♯9 花会
    ・つまり見合いのことですね。
    ・冒頭のモブ見合い相手はなんか、よくいる高圧的で傲慢なボンボンのイメージです。
    ・シャンクス似(?)の見合い相手の性格は、害はないが利もない奴。
    ・ミホペロの話はまた今度別途で書きますたぶん。

    ♯10 結花
    ・結婚、結果、結末……
    ・真冬にバルコニーでモーニングは寒くないかって?あれはガラス張りの温室です(こじつけ)

    ※ボツになったやつ


    「長かったな、ここまで」
    「ロジャーさん!」
     ウタが舞台に降り立ったのを眺めていると、背後から声がかかった。懐かしい声が。バッと振り返ったシャンクスの前には、育ての親でシャンクスの会社の長たるロジャーが「よっ」と手を振りかざしていた。
    「ウタも美しく成長して、幸せ者だな、キミも」
    「レイリーさん……」
     静かにロジャーの右腕たるレイヤーも現れた。
    「席で見ないのか?」
     彼らには二階のVIP席を用意してるから、何もウタを正面から見れない舞台袖に来なくともいいはずだ。
    「見るよ、ただし、お前とな」
    「いや、おれは」
    「せめて一曲くらいは特等席で見たっていいだろう」
     ロジャーとレイリーに肩を掴まれ、ずるずると階段を登らされる。すれ違うスタッフたちも上役を止めることは出来ない。
    「それにしても、もう20年近く経つのか、お前が船で荷物に紛れた赤子を見つけたのは」
     そりゃおれ達も歳をとるはずだ、と笑うロジャー。
    「懐かしいな、その子と養父のために融資してくれと頭を下げてきたのには驚いた」
    「そのときの金も巡り巡って返ってきたしな。聞いたぞ、売り上げ過去最高だって」
    「おいロジャー、こんなときに金の話をするな。ほら、もう曲が始まっている」
     二階席にいくつかある重厚な扉の一つを開けるとウタの歌声が響いてきた。
     誰よりも愛するウタの、誰よりも愛する歌。
     二十年。長かったような短かったような。ようやくシャンクスの悲願は達成された。いや、これからだ。この先全ての人生を賭けて、ウタを幸せにする。それが、前の記憶を持って生まれたおれの使命だ。
     
     この先の船旅を期待させるようなメロディに耳を澄ませる。伸び伸びと響く歌声。この場を一番楽しんでいるのが伝わってくる。
     一度、この手で拾い上げて、この手で取りこぼした最愛は、今再び、シャンクスの腕の中にいる。離しやしない、離れやしないと心密かに誓った。
     ウタと目が合う。ウタは満開に咲く花のような笑顔になった。この花を散らさないために、シャンクスは生きる。
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