「………！」
　目が覚めて驚愕した。ルカは、大声を出しそうだったのをギリギリのところで引っ込めた。
　部屋に誰か入ってきて気づかないなんてことはないと思う。けれど、彼を部屋に迎え入れた記憶はない。ならばどうやってシュウはルカの腕の中に潜り込めたのか。
　考えてみても、シュウだったから、という理由しかルカには思いつかなかった。マフィアのボスなんて仰々しい肩書きを背負ってはいるが、恋人相手には形無しだったようだ。
　しかしルカに落ち込む様子はない。すっかり気を抜いて寝こけているシュウを見つめて、むしろにんまりと笑みを深めた。
「ぽぐ、ぽーぐ…」
　極力小声で、ルカはシュウの頭上で話しかける。まだ寝ているかの確認だ。シュウは身じろぎすらせず、ルカの胸元にぴったりとくっついた体制のままだった。

香緹衍生（？　　世界上什麼是最值錢的？黃金、鑽石、軍火、藥物甚至人命？不，這些都可以用一個東西換到，情報。Shu Yamino作為來自古老咒術家庭的棄子，如今卻控制亞洲區乃至於全球最大的情報網，目前正悠閒的翹著腳、喝著喜歡的氣泡水，看著這次的交易對象 ─ 來自澳洲的黑手黨手領 Luca Kaneshiro。

　　「沒想到，酒吧老闆竟然是個只喝水的小朋友。」Luca微微挑起眉，目光由對方裸露的腳踝慢慢往上看向對方的臉，明明掛著笑，眼裡卻充滿了冷意。

　　「妮恩，給我們的…小黑手黨老大一杯現榨柳橙汁。」Shu瞇了一下眼，轉頭看像今天的酒保，擅自幫Luca點了一杯飲料後。站起身走向對方，必用修長並且帶著潔白毫無污漬手套的手摸向對方胸前的刺青。「相信你應該可以負擔的起，一杯50美元的柳橙汁吧，嗯？」