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    アダルトショップの続き~!!
    読んだ方には誤字脱字報告義務が課せられますゆえ...!!!

    #ドフ鰐
    DofuWani

    右手にはめられ指輪と左手にはめられた指輪が、指を絡めることでカチカチと音を立てその存在を主張した。歩きずらさを感じるほどに近い距離は周囲の目を引き、クロコダイルはドフラミンゴの左手を力強く握り無言の抗議をしている。
     「そんな強く握らなくても俺はどこにもいかねぇよ?」
     腹の立つ笑みを浮かべ顔を覗き込んでくるドフラミンゴに対し額に青筋を立て睨みつけるクロコダイルだったが、右手は変わらずドフラミンゴの手を握ったままだった。
    「まぁまぁ、そんな顔すんなよ。離したかったら離してもいいんだぜ。俺はそれでも楽しいけどな」
    「俺はなにも楽しくねぇよ」

    数週間前。
    恋人となり、その次の週にはドフラミンゴの家で同棲を始めていた。お互い仕事があるため、夜に触れ合う程度しかできていなかったが、それでも目覚めのキスや自分以外の匂いを日常的に感じられることに幸福感を覚えていた。初めて二人の休日が合い、たまにはで外出でもしようかというドフラミンゴの提案に「付き合ってやるよ」とそっけない返事を返したクロコダイルだったが、内心はどんな服を着ていこうか、ドレスコードは必要か、当日は天気がいいといいな…などデートへの期待と喜びが混ざり合っていた。無意識に緩む口元を悟られまいと、眉間にしわを寄せると「あっ、そんなに嫌だった?む、無理にとは言わねぇから…」と恋人の震えた声が聞こえた。
    当日の朝。ドフラミンゴは、寝ぼけ眼で身支度を整えるクロコダイルにキスをし、覗き込むように視線をあわせる。驚いた表情のクロコダイルに再度キスをすると、短く肉厚の舌がドフラミンゴの唇をなぞる様に這った。
    「朝から可愛いな」
    「惚れ直したろ?」
    「んなの、毎日惚れ直してるに決まってんだろ」
    さも当たり前のように返すドフラミンゴに、照れ隠しの舌打ちをし寝ぐせのついた髪を整える。邪魔ではないものの身支度で手が塞がっているのをいいことに、尻や胸を揉んでくる男の脳天目掛け肘鉄をくらわすとしぼんだようにその場にしゃがみこみ、肩を震わせながら涙目で抗議し始めた。
    「いてぇ!」
    「邪魔すんじゃねぇよ」

    頭にコブを作ったにも関わらず、未だ尻を揉む指は割れ目に入り込み昨晩の余韻を引きずっている後孔を掠めるように刺激した。

    「っおい!今はヤらねぇぞ」
     「分かってるって、ちょっと遊ぶだけだよ」
     細長い指が押し入れられ、迎え入れるように収縮する内壁はドフラミンゴが動かさなくても自身でイイ所を刺激する。緩い刺激に腰を揺らすと中を撫でていた指が引き抜かれた。代わりに、きゅっと絞まる菊門にプラスチックの玉のようなものがあてがわれ、ゆっくりと侵入してくる。飲み込まれ体内に留まったそれは、多少の違和感はあるものの意識しなければ気にならないほどの緩い刺激を与えた。
     ズボンの中から手が抜かれ、乱れたシャツを綺麗に入れ直す。
    「何しやがった」
    「ローター入れた」
    「は?」
    「遠隔操作できるタイプ。これがリモコン」
     趣味の悪いピンクに捻るようなボタンがついており、電源ボタンを押すと同時に内壁に留まっていたローターが振動を始める。捻りをゆっくりと回すとそれに応じて振動が強くなり振動は前立腺に微弱な刺激を与え始めた。
    「ぁくっ…と、っ止めろ」
     しゃがみはしないものの、内股になり膝を擦り合わせ前かがみになっているクロコダイルに満足したドフラミンゴは手元のリモコンを操作しローターの電源を切った。
     「今日のデートはこれ付けてよ」
     「゛ぁ?」
     「大丈夫だって。俺はリモコンを左ポケットに入れとくから、クロコダイルが手を繋いでくれりゃリモコンを触れねぇ」
     手を繋ぐという簡単な行為だが人前となると話は大きく変わってくる。しかし目の前にいる男は人前など関係なしにスキンシップを取ってくる野郎で、ローターの振動に気持ちよくなってしまっているのをばれないように隠す俺を見て楽しそうに口角を釣り上げる顔が鮮明に浮かんだ。
     「手を握ってれば絶対リモコンを触らないんだな?」
     「あぁ、手を握ってればな」
     何かを企んでいるような言い方が気になったが、その約束さえ守ればなんてことない、とクロコダイルはほっと息をついた。
     
     そして冒頭に戻る。
     デートプランは全てドフラミンゴに決めさせたためどこに行くかは見当もついていなかった。知らない街の知らない駅に着き、目的地に向かい迷うことなく足を進めるドフラミンゴにただついていくことしかできなかった。
     周りにはビルや商業施設が多く立ち並び、仕事中のサラリーマンや遊びに来たであろうカップルで賑わっている。そんな中を、頭一つ分とびぬけた大男二人が手を繋いで歩くだけで注目の的になってしまう。絶対に話しかけてくるなと何度も念じたがその願いは届かず、すれ違うたびに「俳優さんですか?」「今暇ですか?」「モデルやってくれませんか?」というような内容で話しかけられた。そのたびに、つないでいる手を見せつけ、
     「ごめんな、ダーリンがへそ曲げちまうから」
     と、顔から火が出るようなセリフを吐き周囲にクロコダイルの存在を主張する。そんなドフラミンゴに心の中で舌打ちをしつつ、 体の内部に感じる小さな違和感と約束したと言えどいつスイッチを押すか分からない不安感にため息をついた。すると、「楽しんでるか?」と自信なさげに下がった眉と独特な形のサングラスの向こうに透ける困ったような瞳に、不覚にも胸が締め付けられ「あぁ」と返すほかなかった。

    握っている手が汗ばんできたころには目的地であろう映画館の前についた。
    「この前テレビでやってたホラー映画覚えてる?なんか気になってたみたいだから来たんだけど、どう?」
     何となくつけたテレビの映画が予想以上に面白く、続編があることを知り一人で見に行く予定を立てていたクロコダイルは、自身の恋人の観察眼に感心する。
     つれない返事をしながらも目線は完全に映画のポスターに向けられているクロコダイルを見て、ドフラミンゴは心の中でガッツポーズをきめていた。
     映画館に入ると休日の為かチケット購入や飲食物の購入のための列で人があふれかえっていた。そんな中を縫うように進み、事前に購入していたチケットを店員に見せる。人混みが苦手なクロコダイルのために密かに事前購入しておくあたり、改めてスペックの高さを感じさせられた。
     チケットに書いてある番号のシアターへ進むと、公開から日にちが立っているためか空席が目立っている。「これなら真ん中の列取っとけばよかったな」とつぶやくドフラミンゴを連れ階段を上り切った最後列の真ん中に腰かけた。目の前の大きなスクリーンが少し低く感じるが、こんな大男の後に座ったやつの事を考えると、この席は妥当かと納得してしまう。映画に対してこだわりもなかったため、大きなスクリーンで見られればそれでいいと、すでに告知が流れ始めている画面に目を向けた。ホラー映画のためか、そういう類の告知ばかりが流れる。突然スクリーンいっぱいに映し出された恐怖映像にどこからか「きゃ」という可愛らしい声が聞こえ、それをネタにひっそりといちゃつき始めたカップルを視界の端に映しているとシアターの照明が落ち、長い告知は終わりを迎えた。 
     本編が始まり、緊張感を高めるようなサウンドや画面いっぱいに映しだされる恐怖映像はクロコダイルの心拍数を高め、興味のないふりなど忘れ食い入るようにスクリーンを眺めはじめた。薄暗いスクリーンに照らされる顔は純粋に映画を楽しんでいる表情で、「妬いちまうぜ」と零れた声はスピーカーから流れる大音量の悲鳴でかき消された。
     血と悲鳴が飛び交う。ストーリーは段々と終盤に向かって盛り上がり、集中しているのか眉間のしわはいつもより深く刻まれている。この様子だといつの間にか離れている手には気づいていないだろう。
     ようやくエンドロールが流れ始めシアターの照明が少し明るくなり、それを合図にちらほらと席を立つ客が視界に入った。そして何かに気が付いたのか隣に座っているクロコダイルはビクリと肩を震わせ何もつながれていない右手に目を向ける。続いて右隣に座っているドフラミンゴを見ると、スクリーンの光で照らされた顔は背筋の凍るような楽しそうな笑顔でクロコダイルを見つめていた。
    カチリ
    聞こえるか聞こえないかの音でスイッチが入れられ、朝から入れっぱなしになっていたローターが小さく振動を始めた。反射的に力の入った後孔は中を締め付けイイ所への刺激を強めてしまい、漏れ出しそうになる嬌声を唇を嚙み締める事で耐えたのだった。しかし、段々と振動が強まり大きくなっていく音にクロコダイルの思考は空回りをはじめる。ドフラミンゴの手を握ればいいという簡単な条件を忘れ、自身の手を強く握りしめることで何とか刺激をやり過ごそうと肩を震わせていた。
    「…ッ、ふ…う、ん…」
    「フッフッフッ、声聞こえんぞ?」
    「んッ、ク…んっ、ぁッ」
     エンドロールに混ざり、微かに溢れ出してしまう嬌声にお互いの熱は段々と上がり薄明かりに照らされた視線が溶けるように絡み合う。 
     後孔に刺激を受け、欲に濡れた瞳はドフラミンゴの性欲を駆り立てる。気づいたときには舌の絡み合う濃厚なキスをしていた。零れる唾液と嬌声ごと飲み込み、甘くとろける舌に自身の舌を重ねると、弱く吸い付かれ甘噛みをされる。気分の良くなったクロコダイルはドフラミンゴの緋色の瞳を見つめようと閉じていた瞼を開いた。熱で溶けた瞳が絡みお互いを離さない。柔らかく揺れる金髪に視線を向けると、その奥からこちらを見つめ固まっている視線に気が付いた。完全に目が合った人物は、視線を逸らすこともなくクロコダイルの欲情した姿に興奮するように息を荒くした。
    「っや、まて…」
    「どーして?」
    「み、られ…てる」
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    右手にはめられ指輪と左手にはめられた指輪が、指を絡めることでカチカチと音を立てその存在を主張した。歩きずらさを感じるほどに近い距離は周囲の目を引き、クロコダイルはドフラミンゴの左手を力強く握り無言の抗議をしている。
     「そんな強く握らなくても俺はどこにもいかねぇよ?」
     腹の立つ笑みを浮かべ顔を覗き込んでくるドフラミンゴに対し額に青筋を立て睨みつけるクロコダイルだったが、右手は変わらずドフラミンゴの手を握ったままだった。
    「まぁまぁ、そんな顔すんなよ。離したかったら離してもいいんだぜ。俺はそれでも楽しいけどな」
    「俺はなにも楽しくねぇよ」

    数週間前。
    恋人となり、その次の週にはドフラミンゴの家で同棲を始めていた。お互い仕事があるため、夜に触れ合う程度しかできていなかったが、それでも目覚めのキスや自分以外の匂いを日常的に感じられることに幸福感を覚えていた。初めて二人の休日が合い、たまにはで外出でもしようかというドフラミンゴの提案に「付き合ってやるよ」とそっけない返事を返したクロコダイルだったが、内心はどんな服を着ていこうか、ドレスコードは必要か、当日は天気がいいといいな…などデートへの 4029

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