Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    きょゆ

    @110kym801

    日本語迷子のヒューマンです。怪異
    現在hrakに灼熱 ファ事狂乱
    ※己の煩悩・貪欲・劣情のままにポイピクに載せております。癖強設定大好きな生き物です。
    アブノーマルな描写ましましです。ご注意下さいませ。
    頭のネジは外れてます。
    アブノーマルな描写ましましです。(2回目)

    北 斗、jojo、papuwa、ワンピ、鰤、目盾21、hrak、dcst、一撃男、進撃、マギなど

    宜しくお願いします。

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 53

    related works

    recommended works

    なかた

    DONE百合さくちか前提千景♀と至♀「千景さん! 千景さん!」

     事務所の扉を開けるなり、レース素材のロングスカートを翻して駆け寄ってきた茅ヶ崎は、何もないところでつまづいて床に転がった。普段ならこちらから挨拶したところでゲームに夢中で、ぼんやりした返事しかよこさない後輩の慌ただしい様子から、緊急事態だというのは伝わってくるけど。それにしたって、

    「変わらずどんくさいな、茅ヶ崎」

     小さくため息をつきながら腰を下ろして、手を差し出す。すると、顔を上げた茅ヶ崎はそれを無視して今にもメガネのレンズに触れそうな距離までスマホを突き出してきた。

    「先輩、これ見てください」
    「近すぎて見えない」

     華やかなネイルアートで彩られた指からスマホを取り上げ、画面に視線を落とす。それとほぼ、同時に茅ヶ崎が見出しを読み上げた。

    「佐久間咲也、お泊まり愛♡ですって。そのアイドルの子、先輩の推しですよね」

     下品な煽り文句に顔をしかめ、悪意にまみれた文章を斜め読みしながら、スワイプするとスキャンダルの証拠と思わしき写真が現れた。撮影された場所自体が暗く不鮮明だが、確かに男女と思わしき体格差の二人が降りてマンションのエントランスに 1085