丁容様と隋州の飲み会「俺の嫁が一番可愛い」「汪植ー?いるー?」
「なんだ、唐泛、いきなり」
「隋州来てない?丁容に頼みたいことがあるとかで、こっちに来てるはずなんだ」
「私は会ってないぞ。別棟にいるんじゃないか?仕方ない、一緒に行ってやる」
テクテク
「あ、隋州の馬だ。やはり来てたのか。約束の時間になっても帰ってこないから心配してたんだ」
「全く貴様ら、西廠を何だと思ってる。お前らの城内休憩所ではないのだぞ?」
二人が中を覗こうとしたその時、珍しく丁容の陽気な声が聞こえてきた。
「だから!汪植様がくしゃみした時が超絶可愛いんですよ!クチュンですよ?クチュンって!子猫みたいなんですよ!」
「子猫?いや、子猫に見えてるのお前だけだから!」
「隋州だって、さっき唐泛がご飯食べるのリスみたいで癒されるって言ってたじゃないですか!」
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