Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    shigure_0855

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 4

    shigure_0855

    ☆quiet follow

    R-18、やはり難しい…
    もう少し書けるように練習したい。

    Case.05 Kissing陶器のように白く綺麗な顔が、高い鼻梁が長い睫毛が、触れるくらいまで近づいてきて。見つめるのに耐えかねて、瞼を伏せれば、意外と柔らかな唇が触れてくる。
    最初は触れるだけの軽い口付け。触れては離し、離しては触れてを繰り返す。ただそれだけのことなのに、くらりと酔ってしまうほど気持ちいい。
    離れたタイミングで目を開けてみれば、此方を見つめる翡翠の瞳と目が合う。

    「どうかしたかい、【君】?」
    「なんでもないよ、零夜くん」

    もう何度もしたことだというのに、未だになれない。恥ずかしく感じて、彼から視線を逸らせば不思議そうに問いかけられた。

    「なんでもないというなら、【僕】のほう見れるはずだろう?」

    そう告げつつ、優しく頬へと手を添えられる。

    「…もちろん、見れるよ」

    視線を戻せば、再び彼のエメラルドグリーンと目が合う。綺麗、なんて思っていたら、いつの間にかまた唇が重なる。軽く響くリップ音、矢張これだけのことなのに酔ってしまいそうである。暫くしては、形のよい薄い唇を舐められる。ピクりと少し反応してしまいつつも、その深い口付けへの合図に応えるべく、小さく口を開ければ、彼の舌が差し込まれた。

    「ん…っ」

    自分の口内を探られるような感覚。くちゅり、と濡れた音をたてながら、深い口付けが繰り返される。

    「…んん」

    なんだか、わけがわからなくなってきたところに、急にバチっと電撃が走ったような感覚がして思わず、離れれば口許を余った袖で覆った。
    口の中が、まだ少しバチバチする。どういうことか説明を求めるように彼へと視線を向ければ、無意識に起こしてしまったことらしく、おろおろと狼狽えているのが目に入った。

    「大丈夫かい、…マルコス?」
    「ん、なんか変な感じ…少し口の中がしびれてるみたい」

    彼がプラズマを纏う姿を知っているため、考えてみれば不思議なことではないが、突然だと吃驚してしまう。心配そうに問いかけられては、自分の舌をまるで猫のようにちろりと出し、彼にみせた。それを確認すると、安心したように口許に弧が描かれる。


    暫くして、舌の感覚戻れば、もっと、と強請だるよう、自分から甘く口付けた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💗
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works