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    sakuranko55

    @sakuranko55

    サークル「さくらんこ」
    創作BL「あなたのタマシイいただきます!」公開中です!
    小説 いるかとう
    イラスト ろめの

    pixiv https://www.pixiv.net/users/74511444
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    sakuranko55

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    左千夫誕生日★リョナ★暴力シーンはファンボへ→ http://sakurauko55.fanbox.cc/

    ##くきさち
    #左千夫誕生日ファンボ
    leftChioBirthdayFanbois
    #男ふたなり
    manAndWomanWalkingTogether
    #リョナ
    Ryona
    #暴力
    violence
    #鬼畜
    ghostAnimals
    #創作BL
    creationOfBl
    #BL小説
    blNovel

    【ファンボサンプル】左千夫誕生日③僕の誕生日パーティが終わってから昼間の二人の情報を掻き集めた。
    一人目はムーニス、龍鬼頭〈ロングゥイトウ〉の総統である九鬼の父、漆鬼〈チーグゥイ〉の側近である。
    褐色な肌の色とチャコールグレーの色の髪が特徴の派手な見た目の人物だが、僕の誕生日パーティでは全く異なる姿だったので気付くことができなかった。
    もう一人の人物は端木宇皓〈もとき たかあき〉。
    来賓リストにはスーツが代表的な外資系ブランドの役員の息子と記されていたが調べてみると九鬼の腹違いの弟で端木 皓宇〈ドゥァンムゥー ハオユー〉が本名のようだ。
    この人物に関して僕は情報を持ち合わせていない。
    九鬼のお世話役である、井上竜司〈いのうえ りゅうじ〉 から情報を得ようかとも考えたが九鬼に対して行われようとしている計画も気になった。
    九鬼はマフィアの後継なので命を狙われることは多い。
    ただ、それは身内では無く、敵対している組織からが殆どである。
    それは、龍鬼頭〈ロングゥイトウ〉の総統継承権が九鬼にしかないからだ。
    身内が九鬼を殺しても今生存している龍鬼頭〈ロングゥイトウ〉のメンバーから後継は選ばれない。
    総統が後継の為に新しく子供をつくるか、全く無関係の場所から誰かを連れてくるかになる。
    一子相伝と言う極めてレアな形式を採用しているので無意味な後継争いが行われることは無い筈なのだが。

    しかし、今回は身内の計画だと言っていた。
    そうなると井上竜司〈いのうえ りゅうじ〉 から情報を得ようとするのは得策では無い。
    どこまで敵が紛れ込んでいるか分からないからだ。

    「行くしか無い……か」

    独り言が小さく溢れる。
    そもそも全てがブラフかもしれない、だとしても見逃す事は出来ない。
    スマートウォッチのスケジュール表に視線を向けると喫茶【シロフクロウ】のスケジュールにデカデカと激しく自己主張した九鬼が帰ってくる日が目に入った。
    因みに今日は僕のパーティが催されただけで誕生日ではない。
    それが少し救いかと思いながら幻術効果を上げるための支度をしてから本邸を後にした。



    ▲✃▲✃▲✃▲✃▲✃▲✃▲✃▲✃▲

    続き→
    ◆【限定公開R18】左千夫の誕生日③【九鬼弟との契約】|サークル:さくらんこ|pixivFANBOX https://sakurauko55.fanbox.cc/posts/3882319utm_campaign=post_page&utm_medium=share&utm_source=twitter






    ----------------------------------

    ▲▲ sachio side ▲▲

    不意に意識が戻る。
    どうやら、喫茶【シロフクロウ】のカウンターで眠っていたようだ。
    今日は僕の誕生日当日だったのでお客様から色々なプレゼントを頂いた。
    財界での欲にまみれた貢物〈プレゼント〉とは違い、純粋に僕に向けて渡される好意は擽ったい。
    治りが速いので声はなんとか普通に出たし、血も止まったが、全身が傷だらけで正直立っているのも辛かった。
    しかし、何というか喫茶【シロフクロウ】で働く時間は僕にとって幸せだったりする。
    怪我をしていた事は巽くんや剣成くんにはバレていたと思うが、二人とも追求はして来ないので助かった。
    晴生くんが共同スペースに上がる前に「誕生日会は九鬼が戻ってきてからやっからな、決して千星さんがテメェの誕生日を忘れてる訳じゃねぇからな!」と、言っていたのがいつも通りで少し笑ってしまった。
    後、数十分もすれば僕の誕生日は終わってしまう。
    九鬼の義理の弟である端木 皓宇〈ドゥァンムゥー ハオユー〉は、今日用事があるようで日付が回ってから来いと言われたので幸か不幸か平和な誕生日を過ごせた事に時計の針を見ながら静かに微笑んだ。

    そろそろ支度をして皓宇〈ハオユー〉の元へ向かおうと立ち上がると馴染みのある気配を感じた。
    そして、次の瞬間閉店後の喫茶【シロフクロウ】の扉が開く。

    「ただいま〜、珍しいね、─────左千夫くん?どうしたの?」

    九鬼だ。
    おかしい、いくらなんでも帰ってくるのが早過ぎる。
    いつも一日、二日早くなる事はあったがこんなにも早くなる事はあり得ない。
    しかも気配をギリギリまで消していたのだろう気付けなかった。
    瞬時に逃げ腰になるが、彼は逃してなんてくれない。
    幻術も効かない。
    体は面倒なので穴開きではなく普通のハイネックにしていて、包帯も巻いたので傷が見えたりはしないが、彼は臭いでわかってしまう。
    手の中で何か転がしながらご機嫌に帰ってきた九鬼の表情が一変する。
    直ぐ近くまで一気に詰め寄られると顎をすくい上げられそうになったのでその手を反射的にパチンッ…!と、叩いた。

    「………………ッ!触るな…」

    傷を治されるのは困る。
    契約の内容の助けを求めることに抵触してしまう。
    嗚呼、でも彼はきっと僕の誕生日に間に合うように帰ってきてくれたんだ。
    僕にそんな価値なんて無いのに。
    いつも、本当に彼には驚かされる。
    好きだ、愛してる………でも、今は、───邪魔だ。

    「左千夫…くん?」
    「予定より、お早いお帰りで」
    「あ、……うん、ギリギリ間に合いそうだったカラ」
    「そうですね、わざわざありがとうございます」
    「左千夫くん、どうしたの?言いたくないなら言わなくてもいいカラ、手当くらい──」
    「結構です」

    ピシャリ、と短い言葉で否定する。
    すると再び伸ばそうとした手を九鬼は留めた。
    後はもう適当な嘘を吐くしかない。
    どうにもならなかったら全力で戦って彼を地下にでも閉じ込めるしかない。

    「新しい《霊ヤラレ》 解消パートナーが血を好む方なので傷を消されると困ります」
    「……え、左千夫くんは…《霊ヤラレ》 には……」
    「僕も、なりますよ。貴方と同じ人間なんですから」
    「そっか、……そうだよネ〜。ボクが居ない間に楽しんでソイツにハマっちゃったトカ?」
    「……そうですね、そんな感じです」

    かなり苦しい言い訳だが幸いにも九鬼はそれ以上踏み込んで来なかった。
    少し考えるように僕から視線を外し、僕の胸元を見つめていた。そして、再度真っ直ぐに僕の瞳を見詰められる。
    透き通ったシルバーの瞳に心の奥底まで見抜かれそうで怖かったが、僕が彼の心理を読めないように、彼も僕の心理は読めない。

    「…………左千夫くん、もしかして本当に好きな人……できた?」

    その言葉に僕は一度大きく目を見開いた。
    僕の本当に好きな人は今目の前に居る。
    全く何を考えているかわからなくて、何をしたいのかもわからないし、僕の言うことを全く聞かないし、挙げ句の果てにこんな質問を僕にしてくる奴だ。
    愛なんて要らないと何度も言っているのに僕を愛してくれる白翼〈バイイー〉 を僕は愛している。

    「─────そうですね」

    目の前に居る本当に好きな人を見詰めながら僕は困ったように微笑んだ。
    その表情を九鬼はどう受け取ったのか分からなかったが少し驚いたように固まってしまったので、逃げるなら今しかない。

    「すいません、今日も約束をしているので行きますね。……これは」

    彼の横をすり抜けるように歩くと不意に床に転がっている指輪を見付けた。
    さっき彼が手の中で転がしていたものが落ちたのだろう。
    指輪は指輪でも揺れるチャームが付いたリングだった。

    「ソレは、安物ダヨ……露店でたまたま見つけ──」
    「なら、捨てておきますね」
    「──!?左千夫…く、ん……」
    「九鬼……、僕の誕生日に帰ってきてくれてありがとうございました。貴方のピンキーリングは後日お返しします。あ、あと部屋の荷物は捨てていただいて構いませんので…………さようなら」

    僕に愛想を尽かした彼を見るのが今は少し辛かったので、振り返る事なく言葉を並べると、僕は喫茶【シロフクロウ】を後にした。
    この指輪はきっと僕の為に買ってくれたのだろうと思い込むことで自分を奮い立たせる。
    彼の傍を離れても彼から貰ったものを一つくらいなら身につけても罰は当たらないだろうか。
    いつもの癖で大切なものとなった指輪を口の中に入れると頬肉に空いている窪みへと舌で押し込んだ。


    ▲✃▲✃▲✃▲✃▲✃▲✃▲✃▲✃▲




    ▲▽✁にエロや物語がはいります。
    続き、後日談、エロ部分はファンボックスの支援者向けになります。
    エロはリョナ傾向強いです。


    https://sakurauko55.fanbox.cc/tags/%E9%99%90%E5%AE%9A%E5%85%AC%E9%96%8B%E5%B7%A6%E5%8D%83%E5%A4%AB%E5%8F%97%E3%81%91



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    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ⑤

    残りはアルファポリスで上げることにします!
    11月中はBL小説大賞に集中しますのでよろしくお願いします。
    九鬼が変態じゃないバトルはないです。笑
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ⑤「ねぇー、イロハちゃん。どれだけ姿を消してもニオイを消さないと〜。怖い怖い〜♡ってあまーいニオイがクッサイんだよネ〜」
    「ヒィッ!やめっ……!」
    「この髪って黒く出来るの?あーでも、水色のままでもいっか〜、顔だけ見てたら一緒だし、色違いもアリだね!」
    「い、いだあぁぁあっ、髪っ、引っ張るでなぁっ!」
    「はぁ……♡声が違うのがちょっとアレだけど、やっぱりイイヨ、イロハちゃん、その顔が歪むの最ッッッッ高!今までは黒い髪の赤い瞳の子をたくさーぁん殺してきたけど、顔が似てて色が違うっていうのもまたイイナァ……」
    「ひっ………ぅっ!?」

    逃げる間もなく伸びてきたてがイロハの首を掴んで地面へと抑え向けた。そのまま喉を押しつぶし、九鬼の指に力が入るとともに首が閉まっていく。イロハは色々な能力を有しているのに目の前の男に与えられる恐怖に屈服し、それ以上は能力が切り替わらなかった。喉を押し潰している手を必死に引っ掻いて、引っ張って足をばたつかせるがびくともせず視界が霞んでいく。
    1762

    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ③
    神功VS薬師河の続き!
    アルファポリスでも

    ■巽×那由多
    【俺のこと愛してる幼馴染が彼女持ちだった件聞く?】
    ■九鬼×左千夫
    【美麗な彼氏の男の潮吹き講座(R18+)】更新中!
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ③「…………交渉決裂ですね、仕方がありません。
    それでは僕の用事が終わるまで眠っていてください」
    「左千夫こそ、ゆっくりしていってよ。悪い様にはしないからさ」

    静かだが殺気を含んだ言の葉が交わされた後二人の姿が消える。目にも止まらぬ速さで動いた二人の衝突音が所々で轟き、空間を震わせた。
    神功はリーチの長さを活かして槍を何度も突き出す。油断すれば蜂の巣にされそうなほど的確な急所狙いを薬師河は掌と膝から下を使って器用に受け止めた。神功は一際大きく後ろに肘を引くと小細工なく真っ直ぐに槍を突き出した。すると薬師河は槍の柄の部分を掌で滑らせて減速させ、足裏を前に突き出すようにして矛先を真っ向から受け止めた。
    〝ガギンッッ〟と鈍い金属音が響きわたって神功が眉を顰める。そのまま、ぐぐぐぐぐッと押し込もうとするが脚力と腕力の違いから押し切る事は出来ず。また、靭やかな優男の割には薬師河のウエイトは重く、ちょっとやそっとでは動く事は無かった。神功が薬師河の瞳から貫通した靴底の更に奥を見つめる。衝突で靴底は無惨にも穴が空いてしまったがその奥の足の指の付け根の辺りに硬い鉱石がプロテクターのようにはめられていた。
    1939

    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ②
    神功VS薬師河です。
    ろめと、やっくんやっくんと言ってるのはこの人の事!むかしの名前は〝サチオ〟です。
    九鬼とは三角関係?になるんですが、さっちんがやっくんのことサチオって言い出したらややこしくなるやつだなーと思いつつもうどうもできない!!笑
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ②「7193……いや、左千夫とこうやって手合わせするのはいつぶりかな」
    「……………ッ!?……それはッ」
    「あ、そういう意味で言ったんじゃないよ。
    僕を殺したことなんて、もう忘れてくれていいからね」
    「────────ッ!!」

    神功の脳裏に記憶が蘇る。
    神功は幾度と無く繰り返された実験により記憶が断片的に欠けているが。九鬼との幼少期の出会いを思い出した時に同じく薬師河悠都やくしがわ ゆうとのことも思い出していた。
    更に脳が刺激を受けた事により、当時は“サチオ”と名乗る少年とのでき事が今また鮮明に蘇っていく。神功は“サチオ”、今は薬師河悠都やくしがわ ゆうとと名乗る男を確かに殺した。自分が実験体であった頃、研究員のお遊び紛いの同士討ちの相手が彼であった。神功は自分の殺し合いの相手が薬師河と最後まで気づく事なく、突き出したナイフが彼の首を切り裂き、彼と気づいたときには既に亡骸であったのだ。
    1440

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