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    atamaokashii12

    @atamaokashii12

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    POIPOI 9

    atamaokashii12

    DONE『三百六十五歩分のしあわせを』 下

    ちゃんと終わらすことが出来ました
    上はポイピクにありますので良ければ読んでください〜
    テストがひと段落したら!pixivに色々上げたいんだ!!!うわぁぁぁぁはよ終われテストォォ
    「ーーーん……」

     泣き腫らしたあとの赤い眼が、ぐったりとした心と身体がまた活動を再開する。

     「…やべぇ、今何時だ?」
     そう口の中でぼそぼそ呟く。自分は一体いつから寝て何時間眠りこけてしまったのだろう。
     いつも、自分の体がこうやって起きるタイミングを見計らっているのはどういう仕組みなんだろう、とスバルは思考に靄がかった状態で考えた。疲れた日は何時間も寝てしまったり、逆にいつもより早くに寝てしまった時は真夜中に起きてしまったり。と思ったらあんまり疲れの取れないままいつも通りの時間に起きてしまったりすることもあるから、本当に人間の体はどこまでも不思議で出来てるなぁなどとどうでもいいことを頭の中でぼんやりと考える。

     無駄な想像に思いを巡らせ、スバルは自分が今置かれた状況に整理を付けることを先延ばしにしようとしていたが、目覚めてしまったものは仕方がない。
     泣き疲れて眠ってしまうなんて、本当にこどもみたいだなと思いながら、目をしっかと開け意識を覚醒させた。するとまず天井が視界に入った。華美すぎず格調高く優雅さを持つ装飾で、黒を基調とした幾何学模様に赤いピアノ線みたいな細長い線が映 6918