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    atamaokashii12

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    atamaokashii12

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    『三百六十五歩分のしあわせを』 下

    ちゃんと終わらすことが出来ました
    上はポイピクにありますので良ければ読んでください〜
    テストがひと段落したら!pixivに色々上げたいんだ!!!うわぁぁぁぁはよ終われテストォォ

    「ーーーん……」

     泣き腫らしたあとの赤い眼が、ぐったりとした心と身体がまた活動を再開する。

     「…やべぇ、今何時だ?」
     そう口の中でぼそぼそ呟く。自分は一体いつから寝て何時間眠りこけてしまったのだろう。
     いつも、自分の体がこうやって起きるタイミングを見計らっているのはどういう仕組みなんだろう、とスバルは思考に靄がかった状態で考えた。疲れた日は何時間も寝てしまったり、逆にいつもより早くに寝てしまった時は真夜中に起きてしまったり。と思ったらあんまり疲れの取れないままいつも通りの時間に起きてしまったりすることもあるから、本当に人間の体はどこまでも不思議で出来てるなぁなどとどうでもいいことを頭の中でぼんやりと考える。

     無駄な想像に思いを巡らせ、スバルは自分が今置かれた状況に整理を付けることを先延ばしにしようとしていたが、目覚めてしまったものは仕方がない。
     泣き疲れて眠ってしまうなんて、本当にこどもみたいだなと思いながら、目をしっかと開け意識を覚醒させた。するとまず天井が視界に入った。華美すぎず格調高く優雅さを持つ装飾で、黒を基調とした幾何学模様に赤いピアノ線みたいな細長い線が映えている。西洋らしい雰囲気とスバルの世界の流行りの美術感覚が合わさったような、見ていて飽きない装飾だった。

     「いつかどこかで見たことがあるような、無い様な、そんな天井だ…」
     「スバル、起きたのか。」
     「う、わああああああああ!!!!??」
     「……そんなまるで幽霊でも見たかの様な反応をされると少し傷つくのだが…」

     そう言って形の良い顔の眉間に皺を寄せるのは、先程スバルが泣き喚き、慟哭しながら縋りついていたのを優しく介抱してくれていたユリウスだ。スバルが涙の鼻水で汚してしまった白の騎士服をユリウスは着ておらず、騎士服の下に来ていた黒い服だけになって、その袖からユリウスの白くて細い手が覗いている。手袋も今は付けていないらしい。対してスバルは、急に意識の外側に居た人物に話しかけられて思わず仰天し、布団を引き寄せつつベッドの端の方へずりっと寄った。

     「お、お前、もしかしてずっとここで俺が起きるの待ってたの…?」
     「ああ。幸い、今日は騎士としての任務も仰せつかっていなかったのでね。 それに、君が起きた時にまた君が寂しさ故に泣きわめいて私の部屋の中を荒らし回らないか心配でね…」
     「うるせぇよ!そんなことするか!5歳のガキじゃねーんだぞ俺は!」
     「だが実際、君が五歳児のように泣き喚いていたのが事実であることは、否定出来ないだろう?」
     「ぐ……いちいち人の恥ずかしい歴史を掘り返してくるな、この‘最Sの騎士’が!!」
     「さいえすのきし、というものが一体何を意味するのかはわからないが…ふ、私の介抱で君が悪態らしきものをつけれる程回復しているのだとわかったのは、嬉しいことだ」

     ついさっき打ち立てられた黒歴史をすぐに穿り返してきたユリウスにスバルがつっかかる。するとユリウスはその長い睫毛に縁取られた黄金の目を細めて、とても嬉しそうに笑った。

     「───ッ!」

     その笑顔があれば世の女性は百人は膝から崩れ落ちて失明するか心停止して、その内の三人は軽く死にかけるに違いない。どんなプライド高い令嬢であろうともその笑顔があればイチコロだったろう。

     それはスバルにとっても同じことだった。どうしてか鼓動がめちゃくちゃに早まり、身体中を巡る血が全て色めきたった様な感覚にスバルは息を呑む。どうしたって、この男はこんなにも、男である自分の心でさえ簡単に掻き乱してしまえるのだ。血が上り火照り始めた顔を見られないように、急いで首を大きく下に下に、そして大きく大きく息をついた。

     落ち着け、落ち着け、俺の心臓、そう自分に言い聞かせても、跳ね上がった心音が煩くユリウスへの恋心を主張してくる。さっき涙と共に傷を癒やし眠って、絆創膏を付けてもらったばかりのはずなのに、上へ下へと心臓が飛び跳ねるようにそれは元気に踊り回っている。


     「……スバル?どうかしたのか?」


     急に黙り込んでしまったスバルを不審に思い、ユリウスはスバルの顔を覗き込もうとした。しかし、ユリウスが首を傾かせると同時に、まるで同極の磁石のように、スバルの顔がますます下へ潜り込む。それに合わせてユリウスがもっと首を傾かせる。するとスバルはこれ以上下を向くことは出来ないと、後ろへ素早く振り向いた。これでは、完全にユリウスを避けていることが丸わかりだ。


     「スバル?また私が、なにか、君の気に触るようなことでも?」
     「…………」


     明らかに困惑しているユリウスに、スバルはどう反応すればいいかわからない。
     緊張と愛おしさで胸が抑えきれないほど膨らみ、張り裂け、スバルの体ごと弾け飛ばしてしまいそうだ。
     口を開けば、すき、と勝手に脳が打ち明けてしまいそうだった。


     「……スバル。さっきのはちょっとした冗談だ。先の件で君が少し気まずいかと思い、少しばかり茶化してしまった。私の無思慮で不愉快に思ったことがあるなら謝罪し…」
     「───っち、ちがう!そうじゃない!」


     ユリウスがありもしないスバルの苛立ちに謝ろうとするので、流石に無反応でいられないとスバルは思わず振り返った。しかしスバルが思っていたよりも予想以上に2人の距離は近かった。鼻息がもしかすると当たるか当たらないかぐらいの距離でユリウスの顔と至近距離で対峙する。顔が近い。イケメン。まつ毛が長い。肌が絹みたいに綺麗だし、どう見てもサラサラであろう薄紫の髪の毛に触りたい。ふれたい。すきだ。あぁもういっそこのまま押し倒してキスしてしまおうか。そもそも二人っきりの部屋でしかも二人ともベッドの上にいるという現実をじわじわとスバルは実感し始める。スバルの脳内思考回路はまさにショート一歩手前だった。


     「は……あ、ぅ…………………」
     「…スバル、顔が、リンガのように紅潮して……もしかすると熱があるんじゃないのか?待っていてくれ、まずベッドに──」
     「───待て、ちがう、これはちがう!熱なんかじゃなくて、お前が、───っ、好きだから、こんなに………………あっ」


     スバルの体温を確かめようと手を伸ばしてくるユリウスに、最早叫ぶような心の声が抑えきれず、ついに高々とスバルは宣言した。
     自分が今一体何と言ったのか、数秒経った後、じわじわと自分の方に跳ね返り、自覚する。ーーー今、自分はユリウスに告白したのだ、と。


     「ーーーー好き、だ」

     「────」


     じわじわと、体中から汗が吹き出してきて、急速に体温が上がったような気がした。

     「………お前のことが、好きだった。き、気持ち悪がられるかもしれねぇ。てか、実際、気持ち、悪い…よな………はは……」

     「……………」

     一度口から出てしまった言葉は二度とかき集める機会を持たない。だから、スバルはもう一度繰り返し告白した。だって、あまりにもこの恋は非現実的だったから。ほら、目の前の男は案の定、どんな感情でいればいいかわからないという顔をしているではないか。
     当たり前だ、失敗した。いつも顔を合わせれば悪態を突き、会うたび嫌味合戦を飽きもせず繰り返していた。

     自分と正反対な、理想の騎士の姿をただ追求して努力と研鑽の日々を積み重ねてきたユリウス。それがかっこよくて、かっこいいのがどうにもいけすかなくて、素直に信頼も期待も言葉に出来なかった。挙げ句の果てには過去に、スバルはお前のことが嫌いだと直接本人に言ったこともあったくらいだ。あの時も、スバルは素直になれなかった。いけすかなくても、あの時もう少し友好的に仲直りしていれば。スバルがもっと大人で、感情のコントロールも上手くできるようになっていれば。もう少しマシな関係性であれば、告白して気持ち悪がられる確率も10000分の1くらい減ったかもしれないのに。素直に友達とも呼べない二人の関係性が、何を間違えば恋人にまで昇華しうるのか。この男とスバルが結ばれることなんて、一千万分の一にも無いとわかっていたのに。失敗した。どう考えても、スバルのこの告白は同性のユリウスにとって気持ちが悪いものに違いなかった。失敗した。失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した。

     こんな風に後先考えず告白するつもり無かった。というかそもそも、この想いを告げることすらせずこのまま胸の奥底にしまっておくべきだったのに。

     なのに、どうしてこんなに「好き」という気持ちは伝えたくなるのだろう。好きな人を目の前にすると、なぜこんなにも心臓が飛び出そうなくらいどきどきするのだろう。関係性が変わることが怖いのに、なぜこの想いを相手に伝えたくなってしまうのだろう。


     なぜ、この男を好きになってしまったのだろう。なぜ、ユリウスは、スバルに────


     「─ごめん、こんな───」
     「スバル」


     様々な後悔が胸の中を灰色に渦巻いて、視界が涙で滲んできたスバル。その謝罪の声を遮ったユリウスの声が、なんだか震えている様に聞こえた。気持ち悪いよな、あぁ、そうだよな……と一人で納得しかけていたスバルは、あれ?と思った。突然の告白に気持ち悪がっている人間が、果たしてこんな切なくて感情を激しく揺さぶられたような声をだすだろうか、と。

     ふられると、気持ち悪がられるとわかっていた。だから、答えを真正面に受け止めたくなくて、告白してから目線を意識的にそらしていた。だけどこの反応はなんだろう。身近な人物から思わぬ告白を受けた人の反応じゃない気がする。

     スバルは純粋な興味で、彼の表情を見たいと思った。ユリウスは、今どんな顔をしている?
    様子を伺いながらももう一度、もう一度だけ勇気を振り絞って、恐る恐るユリウスの方を見た。

     そこには、まるでこの世界中で一番とびきり美しいものを手に入れたかの様な顔をした男が居た。
     長年、ずっとずっと探していた探し物を見つけたかの様に。スバルを真っ直ぐ見つめ、この世のものとは信じられないものを見たみたいに、本当にとても嬉しそうに。
     比喩表現ではなく本当にキラキラ輝いて見える黄金の瞳から、スバルは何故か目が離せない。

     「────」
     「────」

     二人の間に沈黙が落ちる。──まさか。スバルの心の奥底で何かの確信のようなものが生まれた様な気がした。───いや、無い。そんなハズが無い、けど。でも。

     心の何処かで、なにか答えが得られた感触があった。でも、足りない。確信はしているけれど、事実にはまだ全然足り得ない。スバルには自覚が無かったが、スバルの自己肯定感の低さが胸底の回答を受け止めることの邪魔をしていたのだ。

     だから、答えが欲しいと、そう思った。目に入るだけで胸が苦しくなる、その愛しい瞳が、その愛しい表情が、その愛しい存在そのものが、態度が、伝えてくるだけじゃ足りないから。
     ちゃんと、その声で伝えて欲しい。たった二文字だけで伝わるから。そうやって事実にして欲しい。

     そうだ、なぜ、ユリウスはスバルに───


     「………スバル」
     「……うん」
     「私も、君が好きだった」

     「…お前が、俺をこんなにも丁寧に介抱してくれたのも?」

     「君が、好きだったからだ」

     「俺の傷を見つけて、真剣に話を聞いてくれたのも?」

     「全部、君が好きだったからだ。君の傷を見て、なにかなんでもいいから君を救う方法を見つけ出そうと必死に考えたよ。……私を話す相手に選んでくれた時、少し、いやものすごく、嬉しかった」

     へにゃりと、目の前の男が申し訳なさそうに遠慮しつつ破顔一笑した。

     「君に嫌われていると思っていたが、そんな私でも君を救うための人物たり得たのだと、優越感に似たものを持ってしまった。騎士として、いや人間として、情けなくて心が狭い。君の一番や二番、三番の女性達に、勝てるはずもない人達に、負けたくないと対抗心を燃やしてしまったんだ。…小さい男だと、笑ってくれ」

     「…………」

     「スバル、私は本当に、君のさっきの告白を間に受けても良いのだろうか。まだ、実感を持てていないというか、随分と夢心地のような気分で、確信を持てていないのだが───」


     「好きだよ」


     きっぱりと、間髪入れずそう言った。形の良い眉を下げた目の前の美丈夫が、虚を突かれたような顔をする。

     「おれは…………………ユリウス・ユークリウスのことが………」

     そこから先言葉に詰まった。吐き出したくても、気管のなかに何かが詰まったような感じで上手く言葉を引き出せない。早く、早く出せと自分の脳を急かして言葉の続きを埋めようとする。

     10秒経ったか、もしかするとほんの1秒だったかもしれない。だが、答えを待たせすぎた。ようやく、好きですのすを絞り出せるかもしれないというところまで来た所で、ふいにユリウスが顔を近づけて来た。
     思わず、スバルはそのままその口付けを受け入れそうになる。が、すんでの所でユリウスを押し返した。

     「───!」

     そうしてそのまま勢いでユリウスをベッドに押し倒す。男の上に跨り、彼の両腕を自らの両手で押さえつけた。


     「────」


     自ら行動を起こしたスバルに困惑し、ユリウスは自分に跨る少年を見つめる。
     無意識のうちに息を止めてしまっているスバルだったが、ゆっくり、ゆっくりと自分から、男へと顔を近づけていく。


     「─────んっ」


     自分の唇が、相手の唇に重なると思った瞬間、スバルは目を瞑った。軽くて、唇がふに、と当たるだけの簡単なキス。
     少しして、二人の顔が離れる。スバルが目を開けてユリウスを見ると、ユリウスはらしくもなく赤面していた。スバルも赤面していた。


     「────ッ、す、ばる?」
     「………ふっ」



     少しだけの沈黙。見つめ合った二人の片方が力なく笑った。力なく、というよりか、張り詰めて緊張していた糸が切れて、脱力したような笑い方だった。

     ただ、お互いがお互いにいっぱいいっぱいだったということを知って、どうしようもなく二人は両想いだったのだということに胸が暖かくなった。

     「す、スバル……」
     「あはは、ふふっ、あはははっ!はははははっ、そっかぁ……そっかあ!」
     「!?スバル、その、腹の上で笑うのはやめてくれないか。くすぐったいのと、あと、重たいのだが…!」

     ベッドの上で二人重なって寝転んで、心を通わせることが出来て、たったそれだけのことにどうしようもなく喜んで、二人は顔を突き合わせ笑いあった。どちらともなく抱き合って、キスをして、暖を取るみたいに身を寄せ合った。


     ──しあわせは歩いてこない、だから歩いていくんだね。

     スバルの脳裏に、そんなどこかで見た古いフレーズが思い浮かんだ。

     そうだ、俺は幸せ過ぎて、また壊れるのがわかっていたから、怖かったんだ。幸せがずっと続く訳ないのに。永遠なんて無いって勝手に絶望して、死にたくなって手首を切った。馬鹿だな、と思った。簡単なことだ、幸せが壊れたなら、また探せばいい。幸せを求めて傷付いてしまったとしても、それは人生なんだから当たり前のことだ。一々気に病むことなんかない、新しい幸せで塗りつぶして仕舞えばいい。それが簡単に出来る訳ではないけれど。


     でもまあ、スバルには運がいいことに好きな人達が沢山いるのだ。エミリアもレムもベアトリスも、弱い弱い自分に、しょうがないなって言ってくれるって信じよう。スバルはまたいつか、どうしようもない困難にぶつかり、痛みに耐えて苦しみを誰とも分かち合えず一人背負わなければならない時が来るのだろう。その悲しみの海に溺れて、心のダムが決壊してしまった時にはまた、みんなに引き上げてもらおう。

     全ての傷の理由を伝えることはまだ出来ないけれど、みんなで幸せに向かって歩いていける機会が、幸せなことにスバルにはある。たとえ嘆きの海から抜け出して服がびしょ濡れだったとしても、太陽みたいに輝くスバルの好きな人が、それを乾かしてくれる。

     「ユリウス」
     「あぁ」
     「…言ってなかったけど、ありがとう。 ……あのさ、俺と」
     「いいや、スバル。その先は私から言わせてくれ」
     「………はっ、いいぜ。ユリウスがどうしてもって言うならしょうがねぇし、ここは俺が折れてやるよ」
     「…ふ。随分と自信過剰なようだね。昨晩のようなお守りはもういいのかい?」
     「普段からあんな風に泣き喚いてるとか思わないでくれます!!?」


    今日も、愛する人がいる世界で、朝を迎えることが出来る。

    ──あぁ、おれは本当に幸せ者だな、と今更なことを、スバルは心の底から思ったのだった。
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    「ーーーん……」

     泣き腫らしたあとの赤い眼が、ぐったりとした心と身体がまた活動を再開する。

     「…やべぇ、今何時だ?」
     そう口の中でぼそぼそ呟く。自分は一体いつから寝て何時間眠りこけてしまったのだろう。
     いつも、自分の体がこうやって起きるタイミングを見計らっているのはどういう仕組みなんだろう、とスバルは思考に靄がかった状態で考えた。疲れた日は何時間も寝てしまったり、逆にいつもより早くに寝てしまった時は真夜中に起きてしまったり。と思ったらあんまり疲れの取れないままいつも通りの時間に起きてしまったりすることもあるから、本当に人間の体はどこまでも不思議で出来てるなぁなどとどうでもいいことを頭の中でぼんやりと考える。

     無駄な想像に思いを巡らせ、スバルは自分が今置かれた状況に整理を付けることを先延ばしにしようとしていたが、目覚めてしまったものは仕方がない。
     泣き疲れて眠ってしまうなんて、本当にこどもみたいだなと思いながら、目をしっかと開け意識を覚醒させた。するとまず天井が視界に入った。華美すぎず格調高く優雅さを持つ装飾で、黒を基調とした幾何学模様に赤いピアノ線みたいな細長い線が映 6918