Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    みーな

    主にトモゲの斯波家の腐絵(主人公右)。お兄ちゃん推し。
    Pixiv https://www.pixiv.net/users/24259830

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🍺 💗 💴 🍙
    POIPOI 159

    みーな

    ☆quiet follow

    兄弟CPのSSS。
    ちょい前に描いた相合い傘キスされた弟がしゃべり始めたので放出。一度付き合い始めちゃえば激甘でエロいと思う。文なんでワンクッションおきませんがR15。
    兄出張、弟視点。逆もやったら面白そう(私が)。

    #真友
    trueFriends

    雨の音さえ本屋を出ると、曇っていた空から雨が降ってきていた。天気予報、一日曇りだったのにな。念のため持って来ていた傘を拡げる。
    そういえば、真次、そろそろ泊まり出張から戻るんじゃねえの。
    そう思ってスマホを見ると、もうすぐ駅に着きます、と着信が入っていたので帰らず駅まで足を伸ばすことにした。

    「お帰り、お疲れ。」
    「はい、ただいまもどりました。」
    改札で会い、階段を降りると、
    「私が持ちます。」
    傘に手を差し出される。
    折畳み傘くらい持ってるんじゃねえの、とか、一週間泊の手荷物の上に傘もかよ、と思ったが口に出さなかった。どうせああだこうだ言われて傘を手渡すことになるから。
    「ほい。」
    急な雨のせいか、人通りが少ない。傘に雨があたる音がパツパツと響く。
    「友一君。」
    「ん?」
    「お迎え、ありがとうございます。」
    呼ばれて顔をあげたところで、不意打ちでキスが降って来た。
    「ちょっ……」
    こんな、ところで。顔に血が昇る。
    「傘で、見えないですよ、安心してください。」
    「そういう意味じゃなくて………」
    「どういう意味ですか?」
    言ったらどうなるか分かってる。
    俺から誘ったってことになる。絶対。
    「友一君?」
    顔を覗きこむようにされ、ふわりと香るいつものグリーンシトラスの匂い。身体の奥からぞくりとした。もうヤだ、こいつの隣り。
    「………なくなるから……」
    「え?」
    「我慢できなくなるからっ」
    細い目が、眩しそうにさらに細められた。
    大通りから住宅街に入ったところで腕を引っ張られる。
    「こっち、来て。」
    ああ、やっぱりそうなるよな。
    「ちょっと……痛い。」
    路地の塀に押し付けられ、すぐさま奪うように乱暴なキスをされた。傘で隠れるたって、何してるかバレバレだよな。
    「…ん………」
    口を開け、押し入って来ようとする熱い舌を自ら迎えにいった。触れた瞬間、背に震えが走る。思いきり絡め、疼いた身体を押し付ける。お前だって、我慢できなくなればいい。
    犯してくる濡れた粘膜に集中すれば、もう何も聞こえない___


    《雨の音さえ / 終》



    この後、ズボン越しに後ろいじられイかされちゃってマジ切れする友一に、家まで傘禁止お前も濡れろ!と言われるお兄さん。お風呂で仲直りしてね。

    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works